ALGS札幌での熱狂からおよそ2か月。早くもALGS Year5 Split1プロリーグAPAC NORTHが開幕します。今回のALGS Year5 Split1プロリーグAPAC NORTHは、例年のALGSプロリーグとは一味違います。レジェンドBANシステムが新設されたり、マップローテーションの変更がありました。
今回はALGS Year5 Split1プロリーグAPAC NORTHの出場チームやスケジュールに関する情報をまとめつつ、ALGS Year4との主な変更点を詳しく解説していこうと思います。特にレジェンドバンは通常のAPEXにはないルールですので、わかりやすくご紹介しようと思います。

ALGS Year5 Split1プロリーグAPAC NORTHのスケジュール

今回のALGS Year5 Split1プロリーグAPAC NORTHは、5月上旬に世界大会であるALGS OPENが開催される影響で約2か月と長期にわたって行われます。スケジュールと組み合わせはご覧の通りです。
スケジュール | 日付 | 内容 |
---|---|---|
WEEK1 | 4月13日 | AvB |
WEEK2 | 4月20日 | AvC BvC |
WEEK3 | 5月25日 | AvB AvC |
WEEK4 | 6月1日 | BvC AvB |
WEEK5 | 6月8日 | AvC BvC |
リージョナルファイナル | 6月15日 | マッチポイントゲーム |
ALGS Year5 Split1プロリーグAPAC NORTHの出場チーム
ここからは、ALGS Year5 Split1プロリーグ APAC NORTHに出場する全30チームをご紹介します。
Group A | Group B | Group C |
---|---|---|
ENTER FORCE.36 | FNATIC | ARNEB |
KINOTROPE GAMING | GHS BOOOM | CRAZYRACCOON |
NEWB | GIVER EUPHORIA | HANGYO 3 |
O2ESPORTS | LFT_ARMY | ICIGEKI |
ORB GARDEN | Meteor | REJECT |
RIDDLE ORDER | NOEZ FOXX | SBI E-SPORTS |
RRX | REALIZE NOVA | SOTEN |
SOLEIL GAMING | REDRAMS | STRIDERZ |
VG | REIGNITE | TIE |
VVV | TEQWING | ZERO ONE |
新ルール レジェンドBANピック

ALGS Year5 Split1プロリーグからレジェンドBANルールが新設されました。まずは要点をまとめます。
- 1試合目はすべてのレジェンドが使用可能
- 1試合目の結果を受けて、最もピック率の高いレジェンドが2試合目から使用不可(BAN)になる
- ピック率が同率だった場合には、そのレジェンドを使って最もポイントを稼いだチーム同士を比較して、獲得ポイントが高いチームが使用していたレジェンドがBANされる
- 2試合目以降も直前の試合の結果に応じて、レジェンドがBANされ続ける(6試合行われる場合は合計5体のレジェンドがBANとなる)
- すべてのクラスのレジェンドがBANされた場合には、そのクラスで最初にBANされたレジェンドがBAN解除となり、使用可能
例えば、1試合目にコースティックの使用率が高かった場合は、コースティックが2試合目以降使用できなくなります。次に2試合目でワットソンの使用率が最も高かった場合は、ワットソンがBANされます。つまり3試合目以降は、コースティックとワットソンは使用不可となります。これを4試合目以降も継続していきます。
また、4試合目にランパート、5試合目にカタリストがBANされてしまうとコントローラークラスのレジェンドがすべてBANされてしまうので、最初にBANされたコースティックのBANが解除され再び使用可能になります。
レジェンドBANルールは最も使用率の高かったレジェンドをBANするというルールですが、ビック率が同率になってしまう場合があります。例えば、ブラッドハウンドを10チーム、バンガロールを10チームが使用していた場合、ピック率は同率です。このような場合、それぞれのレジェンドを構成に入れたチーム同士の最高成績でBANするレジェンドを選びます。
例えば、ブラッドハウンドを構成に入れたチームの中で、最も成績の良かったチームが20ポイントを獲得したとします。そしてバンガロールを構成に入れて最も成績の良かったチームの成績が15ポイント獲得となると、ブラッドハウンドを構成に入れたチームのほうが、獲得ポイントが高いつまり成績が良いので、ブラッドハウンドがレジェンドBANになるという仕組みです。
リージョナルファイナルでは、試合数が多くなるほどBANされていくレジェンドが増えていき、より試合は複雑化していくと思います。このレジェンドBANルールがALGS Year5 Split1プロリーグでどのような影響を与えるのか非常に興味深いですね。
また多様なレジェンドが競技シーンに登場することや、各チームがどのような戦略を取るのかなども鑑みると、見ている側としてもワクワクします。
ALGS Year5 Split1プロリーグAPAC NORTHの使用マップ
ALGS Year5 Split1プロリーグから競技シーンのマップローテーションにブロークンムーンが初登場します。代わりに長年人気マップであったワールズエッジが今回のALGS Year5 Split1プロリーグでは一旦姿を消す形となりました。使用マップとスケジュールはご覧のとおりです。対戦カードごとに前半3試合と後半3試合で使用マップが異なります。
日程 | 組み合わせ | 前半使用マップ | 後半使用マップ |
---|---|---|---|
4月13日 | AvB | ストームポイント | E-ディストリクト |
4月20日 | AvC | ブロークンムーン | ストームポイント |
4月20日 | BvC | E-ディストリクト | ブロークンムーン |
5月25日 | AvB | ブロークンムーン | ストームポイント |
5月25日 | AvC | E-ディストリクト | ブロークンムーン |
6月1日 | BvC | ストームポイント | E-ディストリクト |
6月1日 | AvB | E-ディストリクト | ブロークンムーン |
6月8日 | AvC | ストームポイント | E-ディストリクト |
6月8日 | BvC | ブロークンムーン | ストームポイント |
6月15日に行われるリージョナルファイナルはマッチポイントシステムのため、試合数が不明です。そのためマップローテーションは、ストームポイント→ブロークンムーン→E-ディストリクト→E-ディストリクト→ブロークンムーン→ストームポイントの順番で優勝チームが決まるまでローテーションしていきます。
まとめ
今回は4月13日から開幕するALGS Year5 Split1プロリーグAPAC NORTHのスケジュールや出場チームに関するニュースをまとめてご紹介しました。また新たに採用されたレジェンドBANピックに関しても解説しました。ALGSも5年目となり、競技シーンはどんどんルールが複雑化しているように感じます。
しかし、一度ルールを知ってしまえば、より競技シーンの面白さや熱狂を感じることができると思います。この記事が、ALGS Year5 Split1プロリーグAPAC NORTH観戦に少しでも役立ててもらえれば嬉しいです!