シェアする
最新ガイド

VCJ(Valorant Challengers Japan)2023 Split2が2023年6月4日に終了。約2か月間、Split1も含めると4か月以上にわたる長い戦いを制したのはSCARZでした。どの試合も接戦ばかりで日本のValorantシーンで各チームの実力が高まり、拮抗していることがわかりましたね。

そこで今回はVCJ2023 Split2 Playoffの結果について紹介していきます。優勝したSCARZが出場するアセンショントーナメントとはどんな大会なのかについても紹介していくのでぜひチェックしてみてください。

VCJ 2023 Split2 SZ
©SCARZ #SZWIN@SCARZ5

VCJ2023 Split2 Playoff結果

早速VCJ2023 Split2 Playoffの結果について見ていきましょう。Playoffはメインステージの順位から作られる変則トーナメント方式で行われています。

FENNEL vs Crest Gaming Zst

FENNEL獲得ラウンドマップCrast Gaming Zst獲得ラウンド
15アセント13
7ロータス13
8フラクチャー13
13パール8
13スプリット10

Crazy Raccoon vs Norteption

Crazy Raccoon獲得ラウンドマップNortheption獲得ラウンド
13ヘイブン8
8フラクチャー13
13アセント7
2パール13
13バインド7

FENNEL vs Crazy Raccoon

FENNEL獲得ラウンドマップCrazy Raccoon獲得ラウンド
13ヘイブン8
8パール13
13アセント1
8フラクチャー13
13スプリット9

SCARZ vs Jadeite(アッパーファイナル)

SCARZ獲得ラウンドマップJadeite獲得ラウンド
9アセント13
13ヘイブン4
9スプリット13
4パール13
-フラクチャー-

SCARZ vs FENNEL(ローワーファイナル)

SCARZ獲得ラウンドマップFENNEL獲得ラウンド
5ヘイブン13
13バインド10
17アセント15
13スプリット11
-パール-

Jadeite vs SCARZ(グランドファイナル)

Jadeite獲得ラウンドマップSCARZ獲得ラウンド
7パール13
9フラクチャー13
13ヘイブン6
14アセント12
9スプリット13

VCJ2023 Split2最終結果

1位SCARZ
2位Jadeite
3位FENNEL
4位Crazy Raccoon
5-6位Crest Gaming Zst
5-6位Northeption
7位IGZIST
8位Sengoku Gaming

Split1グランドファイナルの再戦

ローワーブラケット準決勝ではなんとSplit1グランドファイナルの対戦カードであったFENNEL vs Crazy Raccoonが実現。

FENNELの中でもXdll選手とSyouTa選手の2人が残った時の勝率の高さは圧倒的なものがあります。この試合でも2人が見せてくれました。注目のラウンドはファーストマップ・ヘイブンの第12ラウンド。

Crazy RaccoonのMeiy選手がラウンド序盤でブレードストームでFENNELの3人を高速キル。あっという間に2-5の状況になってしまいます。しかし、残ったのはXdll選手とSyouTa選手。位置も確定され詰めてくるCrazy Raccoonの5人に対して、うまく1人からしか射線が通らないような位置で撃ち合います。最後はMedusa選手がロックダウンまで使ってキルしに行くものの、HP5で耐えたSyouTa選手がキルを獲得し、ラウンド取得に成功します。

Split1ローワーファイナルの再戦

ローワーファイナルはSplit1のローワーファイナルと同じFENNEL vs SCARZのマッチアップとなりました。しかも、ローワー側から勝ち上がってきたFENNELとアッパーファイナルで敗れてローワーファイナルに挑むSCARZという流れまで完璧に同じものに。

この試合でもXdll選手とSyouTa選手が2vs4クラッチを決めるなど大活躍。しかし、SCARZのAllen選手やTORANECO選手も重要な場面でクラッチを決めるなどの活躍があり、マップカウント3-2でSCARZが勝利。VCJ Split1の結果ではFENNELが勝利しましたが、今回はSCARZが見事Split1のリベンジを果たしました。

SCARZが優勝

約2か月間のVCJ2023 Split2を制したのはSCARZとなりました。

絶好調のJemkin

力強い攻撃を見せるSCARZでメインデュエリストを務めるJemkinがグランドファイナルでは絶好調の活躍でした。5マップ戦って平均ACSは293、ファーストブラッド獲得数は21にも及びました。マップ取得には至らなかったものの、4マップ目のアセントでは34キル18デス、ACS360の圧倒的なプレイを見せてくれました。

ファーストマップ・パールの第10ラウンドでは前ブリンクとアップドラフト、さらにはブレードストームでキルを狙いに来たiZu選手相手にオペレーターのスコープを覗かずにキルをするスーパープレイも見せてくれました。

マップ取得を分けた2ラウンド

試合には負けてしまったものの、Jadeiteも素晴らしい活躍を見せてくれました。そんなJadeiteで注目してほしいラウンドが第4マップ・アセントの第18・19ラウンド。第18ラウンド開始時点でラウンド取得数は7-10でSCARZがリードしていました。

第18ラウンド

第18ラウンドではBサイトでiZu選手が1vs4の状況を覆すクラッチプレーを見せてくれました。武器もショーティー、位置も確定されているという圧倒的不利状況の中で、うまくマーケット中の近い敵をショーティーでキルすると武器を奪い、流れるように2キル獲得。ガチ解除に向かうKr1stal選手に対して前ブリンクで距離を詰め、その手を止めさせると正確なフリックショットでクラッチ成功。

第19ラウンド

第19ラウンドでは設置完了後にロックダウンを使われ、ワインにAkame選手とBrofeld選手は下がらざるを得ない状況に。ロックダウン終了後、Akame選手はKAY/Oのフラッシュをスモークの中から使い勝負に出る選択。あっという間にフルオートで3キルを獲得し、状況不利を覆すスーパープレイでチームを救いました。

アセンショントーナメントとは?

最後にVCJ2023 Split2で優勝したSCARZが出場するパシフィックアセンショントーナメントについて紹介していきます。

開催概要

大会形式

アセンショントーナメントは6月28日~7月4日までのグループステージと7月7日~7月9日までのプレイオフに分けられます。

グループステージは5チームずつの2グループに分かれて戦う、Bo3のシングルラウンドロビン方式。各グループの上位3チームがプレイオフ進出となります。プレイオフはトーナメント形式になります。トーナメントは1度負けたら終了のシングルエリミネーション方式となります。

優勝チームは?

アセンショントーナメントで優勝するとインターナショナルリーグ2年間の出場権を獲得することができます。パシフィックアセンショントーナメントで優勝するとZETA DIVISINDetonation FocusMeが出場しているパシフィックリーグに参加できるというわけですね。

まとめ

今回はVCJ2023 Split2 Playoffの結果を紹介してきました。約2か月以上に及ぶ長い戦いを制して、VCTパシフィックリーグに向けた大会、アセンショントーナメントに挑むのはSCARZとなりました。

SCARZの活躍はもちろんのこと、アセンショントーナメントにはオセアニアなど今までValorantの競技シーンで見ることができなかった地域も参加します。地域ごとのValorantのメタもあるので、どんな戦いを見せてくれるのか今から非常に楽しみですね。アセンショントーナメントの開幕はVCT Masters Tokyo終了後の6月28日からです。お見逃しなく。