DFM Valorant部門の新ロースターが2024年10月15日に発表。昨シーズンから大きなメンバー変更を決意したDetonatioN FocusMe。中には初めてValorantの競技シーンに参加するプレイヤーも。お披露目のRed Bull Home Ground APAC Qualifierではそれぞれのプレイヤーが活躍を見せていましたね。
そこで今回はDFM Valorant部門の新ロースターについて紹介していきます。IGLも変更し、大きな変化を見せるDFM Valorant部門にどんなメンバーが集まったのかぜひチェックしてみてください。
DetonatioN FocusMe Valorant部門新ロースター

さっそくDetonatioN FocusMe Valorant部門の新ロースターを見ていきましょう。
前ロースター | 新ロースター |
---|---|
neth(→OUT) | Meiy |
Meiy | Art(→IN) |
SSeeS | gyen(→IN) |
Anthem(→OUT) | Akame(→IN) |
Medusa(→OUT) | Jinboong(→IN) |
Astell(ヘッドコーチ)(→OUT) | SSeeS(サブ) |
Melofovia | Melofovia |
NorthernLights | NorthernLights |
DetonatioN FocusMe Valorantメンバー紹介
ここからは2024-25シーズンを新たに戦うDFM Valorant部門のメンバーを紹介していきます。
Meiy

昨シーズンからメインプレイヤーとして唯一残ったのがMeiy。チームのエースとして昨シーズンから大きく開花。一気に世界中から注目される選手になりましたね。爆発力あり、安定感ありで常に高いスタッツを出し、チームに勝利をもたらすエースとして、新体制でも重要な役割を果たすことは間違いないでしょう。
ただ、新体制のDetonatioN FocusMeはMeiyだけでなく、すべての選手が支えるチームとなっています。Red Bull Home Ground APAC Qualifierでは初戦のRex Rqgum Qeon戦ではMeiy自身のパフォーマンスが上がらなかったとのインタビューも。しかし、チーム全体で盛り上げ、負けてはしまったものの、接戦を演じました。
また、その後、次戦では自分がキャリーできるようにパフォーマンスを戻すと力強い言葉を残し、その通り、素晴らしいパフォーマンスに修正してきたというのも今後のDetonatioN FocusMeの未来を明るく照らす材料となったことでしょう。
Art

次に紹介するのはArt。茨城忍者(イバニン)の愛称で知られる、屈指のオーディン使いです。今回のDetonatioN FocusMeではIGLを担っていますね。2023年シーズンではJadeiteのIGLとして活動。VCJ Split2で2位の成績を残し、スクリムを行っていた当時のT1からチームとして一目置かれるなど素晴らしいチーム作りに貢献してきました。
しかし、その後はトライアウトに全て落ちてしまう、本人とチームの意向などもあり、プレイヤーとして競技シーンに出場できない期間も。2024年のVCJ Split2ではSengoku Gamingのコーチとしてチームを3位に導いています。実力はありながらも、プレイヤーとして出場できない苦しい期間、コーチとして活躍した期間を経たArtがどんなIGLを見せてくれるのか非常に楽しみですね。
Red Bull Home Ground APAC Qualifierでは特にリテイク時などに素晴らしい作戦を決行している姿も見られたので、より完成度が高まれば、パシフィック屈指の戦略を見せるチームへと成長するのではないでしょうか。チームのモチベーターとしても活躍する姿に要注目。
gyen
DFM2025メンバーイントロ!!!by gyen #shortshttps://t.co/zDfGh4lvkr#DFMWIN #DFM_VALO #VALORANT#VCT #VCTPacific pic.twitter.com/mw5rnH0IAd
— DFM VALORANT (@DFM_VALORANT) October 21, 2024
そしてサプライズ加入となったのはgyen。もともとはFortniteのプロとして活躍していたプレイヤーです。Meiyとランクでマッチングしたことがあり、Meiyが強すぎるあまり、チートなどの疑惑を感じるプレイを見せていたそうです。
その後もgyenに注目していたMeiyがトライアウトの参加を提案。そしてDetonatioN FocusMe Valorant部門にgyenが加入することになりました。Red Bull Home Ground APAC Qualifierでは初めてValorantの競技シーンでオフライン試合を体験。
初戦こそスコアは伸びなかったものの、徐々に緊張がほぐれてきたのか素晴らしいプレイの数々を見せてくれました。特にTalon Esports戦の最終ラウンドでは勝利を確定づけるようなプレイを見せてくれました。
Akame

次に紹介するのはAkame。Artと同じくJadeiteで活動していた経験があり、国内2位に輝いたことがあります。その後はREJECTに加入。VCJ 2024 Split2では再び国内2位に輝いていましたね。そんなAkameはデュエリスト、センチネル、イニシエーターと幅広いピックプールを持つフレックスプレイヤー。
Red Bull Home Ground APAC Qualifierでは主にフラッシュ系イニシエーターを採用。チームのキルをサポートする重要な役割を果たしながら、自身も撃ち合いで勝負できるフィジカルを兼ね備えたプレイヤー。昨シーズンは急遽決まったIGLに加えてフレックスと、負担が大きかったように感じるので、IGLから解放されたAkameがどんなプレイを見せてくれるのか非常に楽しみですね
Jinboong

5人目のプレイヤーはJinboong。2020年からValorant競技シーンに参戦している現在21歳の若手プレイヤー。2021年にはTNL Esportsに所属し、TS、exy、Meteorなどとプレイした経験を持っています。そして22023年9月にSengoku Gamingに加入し、本格的に日本競技シーンに参戦。
主にセンチネルロールを担当し、高いフィジカルで相手を破壊するようなプレイを見せてくれていました。VCJ 2024 Split1・2ともに国内3位に輝き、その結果もあってかDetonatioN FocusMeに加入し、ついにパシフィックリーグ参戦。過去のチームメイトであるMeteorとの対戦も非常に楽しみですね。
SSeeS
最後に選手で紹介するのがSSeeS。今回はサブプレイヤーとしての登録になりました。昨シーズンもサブからのスタートで、徐々に出場機会が増える形に。どんどんとパシフィックリーグの環境に適応していき、撃ち合いでは安定した強さを見せる姿を覚えている人も多いでしょう。
来シーズンの出場機会がどれだけあるのかはまだわかりませんが、サブにSSeeSがいるということは、DetonatioN FocusMeのValorant部門としては大きな安心感を与えることでしょう。
コーチ陣
今回、コーチ陣の変更はヘッドコーチのAstellが抜けるだけとなりました。昨シーズンから戦略面では高い評価を得てきたDetonatioN FocusMe。IGLの変更など大きな変更を決意したDetonatioN FocusMe Valorant部門の新メンバーがどれだけ自分たちの理想の戦略を実行できるかが勝敗を分けるカギになりそうですね。
Red Bull Home Ground APAC Qualifier結果
最後にDetonatioN FocusMe Valorant部門新ロースターお披露目となったRed Bull Home Ground APAC Qualifierの戦績を見ていきましょう。
- vs Rex Regum Qeon:10-13 LOSE(ヘイブン)
- vs Talon Esports:13-10 WIN(ロータス)
- vs ZETA DIVISION
- 13-7 WIN(アセント)
- 6-13 LOSE(サンセット)
- 13-15 LOSE(ヘイブン)
パシフィックリーグ参加チームとの激戦の末、グループステージ2位通過。プレイオフ準決勝では同じ日本チームでライバルのZETA DIVISIONと接戦の末敗れ、3-4位という結果になりました。
昨シーズンは思ったように勝ち星を挙げられず、苦しいシーズンとなったDetonatioN FocusMe。しかし、今回の新ロースターで、昨シーズンの5-6位、4位チームと接戦を繰り広げられたことは、来シーズンに向けた大きな収穫になったことでしょう。
まとめ
今回はDetonatioN FocusMe Valorant部門の新ロースターについて紹介してきました。大きくメンバー変更し、IGLを変更したものの、それぞれの選手が素晴らしいバックグランドを持ち、お披露目ではチームとしてまとまって戦う素晴らしい姿を見せてくれました。
特に注目はValorant競技シーン初参戦のgyen。とにかくエイム力が高いプレイヤーですでに徐々に頭角を現し始めています。世界でもフィジカルトップクラスの選手が集う、パシフィックリーグで、その強さを発揮できるかどうかはチームの勝敗を分けるポイントになるかもしれませんね。