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ついに6月3日からRAGE SHADOWVERSE PRO TOUR 23-24(通称RSPT)が開幕しました。この大会は来年の2月にかけて行われるシャドウバース年間最強チームを決める大会です。前進となるプロリーグ時代から数えると、6年目となるシャドウバースのプロシーン。昨年から名称がプロリーグからプロツアーへと刷新され、それに伴いルールも大幅に変更されました。さらにプロツアー2年目となる今年も、ルール変更がありました。

この記事では特にシーズンの予選・本選に注目して、シャドバ23-24シーズンのルールについて解説していきます。

シャドウバースプロツアー 23-24
©Cygames
©Rage

シャドバ23-24シーズン ルール解説

ここからは、シャドバ23-24シーズンのルールについて解説していきます。その前に、ローテーション及び2pickという2つのシャドバのルールを解説していきます。

ローテーション

ローテーションとは、直近で発売されたカードパック5つに含まれているカードでデッキを構築するルールです。1デッキの枚数は40枚です。シャドバのプロツアーでは、出場選手は大会前にデッキを事前申告する必要があります。そのため、大会2、3日前に各選手が使うデッキリストが公開されます。

2pick

2pickは提示された3リーダーから1つを選択し、その場でデッキを構築します。カードは2枚1セットで、左右1セットずつ提示されます。それを15回選択し、合計30枚のデッキを作成していきます。

シャドバ23-24シーズン大会概要

ここからは、シャドバ23-24シーズンの概要を紹介します。

出場チーム

出場チームは、全8チームです。1チームあたり3名から6名の選手で構成されます。これらの選手は、ロースターとも呼ばれています。今回のシャドバプロツアーのロースターは、各チームのTwitterやRAGE公式HPで確認することができます。

年間開催スケジュール

今大会は、5つのシーズンとPLAYOFFそしてPRO TOUR CHAMPIONSHIPで構成されており、その戦いを通じて、年間王者を決定します。

1st~5thシーズン2023年6月から12月
PLAYOFF2024年1月頃予定
PRO TOUR CHAMPIONSHIP 2024年2月頃予定

シーズン

計5回行われ、各シーズンは予選と本選に分かれています。こちらについては、後ほど詳しく解説していきます。

PLAYOFF

全5シーズンを戦った後、獲得ポイント上位2~4チームが出場できます。今回から新たに導入されたステージで、ここで優勝すると、次のPRO TOUR CHAMPIONSHIPに駒を進めます。

PRO TOUR CHAMPIONSHIP

PLAYOFF優勝チームと、シーズン獲得ポイント1位のチームが戦います。ここで優勝したチームが、年間王者となります。昨年までは福岡ソフトバンクホークスゲーミングが3連覇しており、4連覇に期待がかかっています。

シャドバ23-24シーズンごとのルール

ここから、5回にわたって行われるシーズンごとのルールを解説します。予選と本選ではルールがかなり違うため、詳しく解説します。

予選

予選ラウンドは、本選に出場する10名を決めるために行われます。試合はすべて総当たり戦で行われます。しかし、ローテーションと2pickで試合の流れが少し異なりますので、分けて解説します。

ローテーション

出場選手は、各チームより2名選出し、合計16名が2グループに分かれて戦います。1グループあたりの人数は8名です。
試合形式は、BO3です。各選手2デッキ持ち込むことができます。しかし、これらのデッキは異なるリーダーでなくてはなりません。ただし、チームメイトと同じリーダーのデッキを持ち込むことは可能となっています。
BO3とは2本先取した選手が勝者となるルールです。シャドウバースでは、一度勝ったリーダーはその試合中は使用できないというルールになっています。
分かりやすくするために、表にまとめてみました。

持ち込みデッキ
A選手 ドラゴンとロイヤル
B選手 ネメシスとネクロマンサー

マッチアップ勝敗
1戦目A選手 ドラゴン VS B選手 ネメシスA選手勝利(2戦目以降A選手ドラゴン使用不可)
2戦目A選手 ロイヤル VS B選手 ネメシス B選手勝利(3戦目以降B選手ネメシス使用不可)
3戦目A選手 ロイヤル VS B選手 ネクロマンサーA選手勝利

この例だとA選手が2回先に勝ったので、この試合はA選手の勝利となります。

これを総当たり戦として、7試合行います。
1試合勝利につき2ポイント獲得となります。
そして、各グループごとに、獲得ポイント上位3名が本選に出場となります。

2pick

各チームより1名が出場し、計8名1グループで争います。
試合形式はBO1です。つまりローテーションと異なり、1回の戦いがその試合の勝者を決定します。
試合数、そして勝利に対する獲得ポイントはローテーションと同様です。合計7試合実施した後、獲得ポイント上位4名が本選に出場します。

本選

本選は2日間に分けて開催されます。本選は特殊なトーナメントにより行われます。

ローテーションではまずROUND1として、予選グループ2位と3位の選手で戦います。ROUND1の勝者とローテ1位の選手がROUND2以降を戦い抜きます。ROUND1で負けた選手は、その場で本選敗退が決定します。ROUND2以降はダブルエリミネーション方式となり、2回負けるまでチャンスがあるトーナメントとなっています。
ローテーションの試合形式はBO5です。BO3との違いは2本先取から3本先取になったという点です。それに伴い、持ち込みデッキも2つから3つへ変更となります。

2pickの場合は、予選3、4位通過の選手がROUND1を戦います。そしてROUND1の勝者と予選2位通過の選手がROUND2を戦い、その勝者と予選1位通過者がROUND3を戦います。こちらもローテーション同様、ROUND2以降はダブルエリミネーション方式を採用しています。

獲得ポイントは以下の表になっています。

順位ローテーション2pick
1位12ポイント      
10ポイント
2位10ポイント8ポイント
3位8ポイント6ポイント
4位6ポイント3ポイント
5位タイ3ポイント

チーム獲得ポイントの集計方法

予選で選手が獲得した勝利に応じて与えられるポイントと、本選での順位ポイントの合計がチームの獲得ポイントとなります。シャドバ23-24シーズンのルール変更として、予選で獲得できる勝利ポイントが1ポイントから2ポイントとなっており、予選の勝敗がより重要となっています。

まとめ

今回はシャドバ23-24シーズンのルールについて解説しました。カードゲーム大会のルールとなると、難しく複雑なのではないかという印象を受けますが、一度理解してしまうとシンプルで簡単です。また23-24シーズンから全試合配信という新たな試みが行われています。今までは、試合が同時進行で行われていたため、すべての試合を観戦することが不可能でした。今回から全試合が配信されることにより、自分の推しの選手や気になるデッキの試合をすべて見ることが可能となります。選手たちが試合中に見せる様々な表情やプレイングには、感動すること間違いなしです!皆さんぜひ一度シャドバプロツアー見てみてはいかがでしょうか。