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2004年に設立された、ロンドンに拠点を置く老舗eスポーツチーム「FNATIC」。世界的に有名な当チームに所属し、APEX部門で活躍するのは日本人選手です。「FNATIC」は、2022年7月に行われたAPEXの国際大会「ALGS Year2 Championship」にて第4位、2023年2月の「ALGS Year3 Split1 Playoffs」では第8位という日本人チームの中で最も高い成績を残しています。

今回は「ALGS Year 3 Split2 Pro League」真っ最中、日本人チームの期待の星「FNATIC」にEsports.net独占インタビューに答えていただきました!

APEX FNATIC
ⓒFNATICⓒEsports.net

MELTSTERA 選手

Q:チームランクや選手の方々の配信を見ているといつもとても良い雰囲気ですが、何か心がけていることはありますか?

雰囲気を悪くしたら勝てるものも勝てないので、頑張って雰囲気を保ちます。

 

Q:FNATICは常に日本チームの中で上位成績を残し、日本人プレイヤーからの期待が特に大きいチームかと思います。そんな状況の中で、プレッシャーを感じることはありますか?

とくにはないです。自分のために頑張ってます。

 

Q:メルトステラ選手と言えばALGS Year 2 Championshipで、ライフラインをピックしたもののキルリーダーになったシーンが有名ですが、その時の心境をお聞かせください。

馬鹿みたいに冷や汗が止まりませんでした。

 

Q:現在Apexでカタリストが1つのメタになりつつあるかと思います。メルトステラ選手もランクで使用したりと、カタリストの可能性を見出されていましたが、現在の環境でのカタリストの強みは何だと思いますか?

アンチがよめてアルティメットが強力なのが強みだと思います。

 

Q:最後にALGS Year3 Split2に対する意気込みをお聞かせください。

今回こそ世界1位とります。

YukaF 選手

Q:YukaF選手は主にIGLを担当されていますが、心がけていることや理想のムーブはありますか?

常に周りの情報を取りつつ、その盤面から次に起きることを予想することです。

 

Q:日本国内だけでなく海外選手からも人気の高いYukaF選手ですが、そのことについてどう思われていますか?また、ご自身が目標としている選手や憧れの選手はいますか?

正直過大評価されている感じがしてます。

 

Q:以前に動画で大会前はスランプに陥ると話されていましたが、大会では毎回素晴らしい成績を収められています。大会前のスランプを乗り越える方法があれば、教えください。

ひたすらにApexをプレイし続けることですね。

 

Q:大会時のチーム内ボイスチャットでは、つい大会中である事を忘れてしまいそうなほどリラックスした雰囲気ですが、試合中の報告等で気を付けている事はありますか?

特にないです。

 

Q:最後にALGS Year3 Split2に対する意気込みをお聞かせください。

playoff優勝します、応援よろしくお願いします。

UmichanLoveti 選手

Q:世界的にも強豪チームの1つであるFNATICに所属することになった際の心境と、FNATICとしてALGS Year3 Split2に出場する上で何か変化がありましたら教えてください。

最高のチームメイト3人と勝つことしか考えてないです!!

 

Q:以前所属されていたチームでは、メンバー全員火力の高い点が強みだったかと思います。うみちゃんらぶち選手が火力担当で注目・ライバル視されている選手はいますか?

Genburten is God oyayubi God. I Love Genburten. 私はGenburtenになりたいです。

 

Q:コントロールも含まれる現在のミックステープモードは、エイムなどの練習でどのくらい役に立つと考えていますか?

カジュアルなどと違って打ち合うと回数が増えるので練習には最適だと思いますが、カジュアルでの地形を生かした戦い方も学ぶべきなのでどちらともやるのがよいと思います。

 

Q:チームメンバーの中で、ここは誰にも負けないという自分の強みを教えてください。

食欲です。

 

Q:最後にALGS Year3 Split2に対する意気込みをお聞かせください。

絶対勝ちます。

Kamaneko コーチ

Q:ALGS Year 3 Split 1 Playoffsでは総合8位という結果でしたが、コーチとしてその結果をどのように評価していますか?

過去の世界大会から環境がガラッと変わった中で、8位という結果だけを見ればまずまずかなと思います。ただ、ウィナーズブラケットからファイナルにストレートで進出することを第一の目標に置いていたので、各ブラケットや大会中のメタ変化への対応にはまだまだ課題があるなと感じました。

 

Q:ALGS Year 3 Split 2での目標と、その目標に到達するためにSplit 1から変更した点はありますか?もしありましたら、お話しできる範囲でお聞かせください。

チームメンバーの変更が一番大きいと思います。ロースターがMatsuTash選手からUmichanLoveti選手に変わり、チームの形を再度構築していく必要があります。毎日のスクリムではVCやファイトの組み立て方、基礎的な部分から発展的な僕たちしかやっていないような立ち回りをUmichanLoveti選手に合わせて調整をしています。これまで以上に攻撃的なチームビルドをイメージしていましたが、それが叶うかどうかはUmichanLoveti選手のエゴイズム次第かもしれません…。

 

Q:シーズン16のアップデートでは、レジェンドの能力や調査ビーコンの仕様に大幅な変更がありました。この事を受けて、競技シーンやチームにどのような影響を与えると思いますか?

調査ビーコンの変更はかなりの数のチーム構成に影響を与えたと思います。初動にヴァルキリーでほぼ全チームがゾーンを読んで移動を開始する環境ではなくなったので、コントローラー採用のチームが中に入り、ゾーン外からリコンやアサルトを採用した攻撃力重視のチームが切り込んでいく形が過去シーズンと比べてもより明確になりました。

 

Q:コーチとして、記憶に残っているメンバーへの指摘や指導はありますか?また、FNATICが勝つために大事にしていることを教えてください。

僕のチームは何故か毎大会でかならず一つ大きなミスをすることに定評があるのですが(?)、まさかプロ選手に「キャラのピックミスだけはほんまにやめろ」という日がくるとは思ってなかったです。ライフラインやミラージュをピックした試合は何故か最低限のポイントを稼いでいたり、キャラの並びが面白くて見る分にはめちゃくちゃ好きなんですが、そういったミスは大体土壇場で起こることが多かったので、今後は本当に気を付けていきたいです。

 

Q:世界大会とAPAC Northではメタが違うともいわれています。世界大会とAPAC Northとの試合で戦い方や意識は変わりますか?また、最後にALGS Year3 Split2に対する意気込みをお聞かせください。

世界大会では中盤終盤のヴァルキリーウルトの難易度が各段に上がる印象があります。周辺チームの対空性能が高すぎて撃ち落されたり、飛んだとしてもすべての場所を中入りチームがしっかり抑えていて、苦しくなることが多かったです。

Split2も1位通過でplayoffに出場できるようチーム一同全力で頑張ります!
FNATIC APEX部門への応援を引き続きよろしくお願いします。

こちらの記事もチェック: 【Apex】FNATICのメンバー紹介&徹底解説

FNATICのMELTSTERA選手、YukaF選手、UmichanLoveti選手、Kamanekoコーチ、今回大会の最中でご多忙の中ご対応いただいたマネージャー様含め、Esports.netの取材にご回答いただきありがとうございました。現在ALGS Year 3 Split 2 Pro Leagueの真っ最中ですが、今回こそ世界1位、という言葉にEsports.netライター一同大いに期待しています!

Interview conducted by aill、つなみん、柊