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2017年頃から日本でも名前を聞くようになってきた「eスポーツ」。市場的にも大幅に急成長を続けており、世界のeスポーツ人口も増加しています。高額な賞金が用意されている大規模な大会が世界中で多々開催されており、日本もその国のひとつです。

ここでは、そんな「eスポーツとは」について初心者の方にも分かりやすく紹介をしていきます。eスポーツに興味を持って一緒に楽しみましょう。

eスポーツ ゲーム

eスポーツとは 簡単に分かりやすく解説

eスポーツとは 簡単に説明をすると「Electronic Sports(エレクトロニック・スポーツ)」の略称で、モバイルゲームやビデオゲームを使った対戦をスポーツとして競技性のニュアンスを加えたものです。知略や戦略、プレイヤースキルなど競技性を含むため、”スポーツ”として捉えられています。

eスポーツとはいつ頃から広まったのか

eスポーツという言葉は2000年頃から徐々に使われ始めます。世界各所でeスポーツの大会が開催され始めますが、日本では認知度の浸透が遅かったため、よく耳にするようになったのはここ数年です。

2018年に一般社団法人日本eスポーツ連合(JeSU)が設立され、以降は日本国内の企業もeスポーツチームとスポンサー契約の締結や、大会の開催などさまざまな業界がeスポーツへと参入を進めてきました。その甲斐もあり、日本でも徐々にeスポーツを耳にする機会が増え、今では大規模な会場でオフライン大会を行うほど広まっています。

海外では賞金総額が20億円を超える大会も!

ほとんどの大会には優勝賞金が設けられており、参加するプロゲーマーは賞金獲得を目指します。2021年に海外で開催された人気ゲーム”Dota 2”をタイトルにした「The International 10」では優勝賞金はなんと1,800万ドル(約24億円以上)とすごい規模感であることが分かります。

また、日本でも人気タイトル”PUBG MOBILE”で優勝賞金1億円となる大会を開催した過去もあり、市場的にも徐々に成長中。まだ海外の規模感には及びませんが、それでも盛り上がりをとても感じられます。

eスポーツのゲームと種目を紹介

eスポーツとは、簡単に言うとオンラインゲームやビデオゲームでの対戦をスポーツの競技としてとらえたもの。eスポーツの対象となるゲームにはいろんなジャンルがあり、種類もたくさんあります。もしかするとみなさんがプレイしたことのあるゲームがeスポーツの競技の一つかもしれません。

コンシューマー機のPlayStationやPCなど、いわゆる据え置き型のゲーム機で遊べるゲームが対象となることが多かったのですが、最近ではスマートフォンなどモバイル機で遊べるアプリゲームも対象になっています。

ではここからは、eスポーツの対象となっている種目やeスポーツ ゲームを紹介していきましょう。

FPS

FPSは「First Person Shooter」の略称で、一人称視点でキャラクターを操作するシューティングゲームを指します。一人称視点となるため見える範囲も限られ、現実世界と同じような視覚で戦うゲームになります。基本的な試合のルールは、敵チームをすべて殲滅するいわゆる”バトルロイヤル”タイプや、陣取り式で指定されたエリアを守り切る勝負などが多いです。個人戦もありますが、3人〜6人ほどのチームとなり戦います。

FPSの代表的なタイトル

  • Counter-Strike: Global Offensive
  • Apex Legends
  • Valorant
  • Overwatch
  • Tom Clancy’s Rainbow Six Siege
  • Call of Duty
  • PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS
TPS

TPSは「Third Person Shooter」の略称で、FPSとは違い三人称視点でキャラクターを操作するシューティングゲームです。操作するキャラクターを背中側から観測しながら操作できるため、より広い視野でマップを見られます。

基本的には敵チームをすべて殲滅する”バトルロイヤル”タイプのゲームが多いですが、スプラトゥーン2のような陣取り式のゲームもあります。
TPSの代表的なタイトル

  •   Fortnite
  •   荒野行動
  •   プラトゥーン2
格闘ゲーム

格闘ゲームはその名の通り、格闘で相手を倒すゲームのことを指します。基本的に1対1で勝負し、相手が繰り出す技の防御や攻撃するタイミングなどが重要となり反射神経や、コンボを繋げる技術力が問われるゲームです。

格闘ゲームの代表的なタイトル

  •   ストリートファイター V
  •   鉄拳7
  •   大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
  •   GUILTY GEAR Xrd
スポーツ・レース

野球やサッカー、バスケなどの球技から、車やバイクなどのレーシングをテーマにしているゲーム。実在するチームや選手を操作するため、選手のスキルや特徴を把握しておく必要もあり、プレイヤースキルだけでなく知識も重要です。

また、レーシングゲームは実車のようにハンドルコントローラーを操作する必要があるため、高度なスキルが求められるゲームとなっています。

スポーツ・レースで代表的なタイトル

  •   Rocket League
  •   FIFAシリーズ
  •   eFootball(ウイニングイレブン)
  •   パワフルプロ野球
  •   グランツーリスモSPORT
MOBA

MOBAとは「マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ(Multiplayer Online Battle Arena)」の略称で、他のプレイヤーと3人〜5人のチームを組み相手陣地を奪うゲームのことを指します。

独自のスキルや効果をもつキャラクターを選択し、自分の陣地を守りつついかにして相手の拠点を奪えるかを競い合うため、知識と戦略がとても重要なゲームです。スマートフォンで遊べるゲームも多く、プレイヤー人口も多い特徴があります。

MOBAで代表的なタイトル

  • League of Legends
  • Dota 2
RTS

RTSとは「リアルタイムストラテジー(Real Time Strategy)」の略称で、MOBAと似たゲーム性ではありますが、基本的に1対1で戦い、よりリアルタイムでの反射神経や戦略が必要となるゲームです。
戦いとなるフィールド上は常に戦況が変動するため、その時々で的確な戦略を練る必要があり、より相手との駆け引きが楽しめます。

RTSで代表的なタイトル

  •   StarCraft II
  •   クラッシュ・ロワイヤル
DCG

DCGは「デジタルカードゲーム(Digital Card Game)」の略称で、デジタル上のカードで対戦をするゲームです。カードゲームと言えば、日本では遊戯王やマジックザギャザリングが有名ですが、それらは含まれずにデジタル上でプレイするカードゲームとなっています。

DCGで代表的なタイトル

  •   Shadowverse
  •   Hearthstone
  •   Legends of Runeterra
  •   TEPPEN
パズルゲーム

テトリスのようにランダムに落下してくるパーツを組み合わせてパズルを消して相手を妨害しつつ倒すゲーム。自分の状況だけでなく、相手の状況も加味しつつ状況判断する能力が求められ、スキルと戦略の両方が重要となってきます。

パズルゲームで代表的なタイトル

  •   ぷよぷよeスポーツ
  •   パズル&ドラゴンズ

日本で活躍中のeスポーツ選手・チーム

全世界でeスポーツ人口はすでに1億人を超えており、日本でも上昇傾向にあります。また、日本eスポーツ連合(JeSU)にてプロライセンスを取得しているプロゲーマーも300人弱と増加中。
世界中には有名なeスポーツ選手もたくさんいますが、世界でも活躍する日本でeスポーツ 有名選手・チームもたくさんあります。もしご自身が好きなゲームタイトルの選手やチームがいたらチェックしてみてください。

選手・チーム名ゲームタイトル
DetonatioN FocusMeLeague of Legends
ZETA DIVISIONValorant
Crazy RaccoonValorant、Apex Legends、Fortnite
REJECTValorant、Apex Legends
Libalent VertexCall of Duty
Rush GamingCall of Duty
RiddleFortnite
Ta1yoOverwatch
ふぇぐShadowverse
ときどストリートファイター V
ウメハラストリートファイター V

eスポーツは誰でも簡単に観戦できる

現在では日本でのeスポーツ普及の影響もあり、世界大会だけでなく国内大会も頻繁に開催されるようになりました。そのため、これまでeスポーツを見てこなかった方も、より気軽に観戦できるようになっています。

オフライン会場で観戦する

オフライン会場では豪華なセット上にモニターやPCが設置された環境で、ライトや映像・音響など派手な演出とともに生でプレイヤーのプレイを観戦できるため臨場感があります。オフラインでは生の空気を味わえることが楽しみです。

オンライン配信を見る

eスポーツとはオンラインゲームなので、大会の映像はTwitchやYouTubeなどの動画プラットフォームで配信されることが多いです。そのため、場所を選ばずにいつでもどこでも大会を観戦できるメリットがあります。

実況や解説者がいる大会も多く、オンライン配信では解説を聞きながら見れるため、初心者の方でも分かりやすくゲームを楽しめます。

eスポーツ大会:2022年開催・開催予定

eスポーツの大会は世界中で開催されており、大会によっては日本人チームが参加していることも多いです。特に海外で行われる世界大会では、会場の規模が大きくセットが派手なため見ていてとてもワクワクできます。

eスポーツ 大会 2022年に開催された、開催予定の注目の世界大会をピックアップして紹介します。まだ開催されていない大会もあるのでぜひご覧ください。また、先ほども紹介した通り、オンライン配信をしていることも多いので気軽に楽しめます。

大会名対象ゲーム
LCW (League of Legends World Championship)LoL
VCT ChampionsValorant
ALGS Championship Year 2Apex Legends
Gamers8 2022Fortnite
The International 2022Dota 2
PGL CS:GO Major Antwerp 2022Counter-Strike: Global Offensive

ゲームや大会によってはスポーツベットの対象

オンラインゲームと言っても、名前の通りeスポーツは競技性の高い”スポーツ”として捉えられています。そのため、ブックメーカーサイトでは「スポーツベット」の対象となっており、試合の結果に対して賭けることが可能です。

スポーツベットの対象となっているゲームタイトルは限られますが、「League of Legends」「Valorant」「Call of Duty」「Counter-Strike: Global Offensive」「FIFA」「Rocket League」などが対象となっています。

勝つと予想するチームにベットし、的中するとオッズに応じた配当がもらえるのがスポーツベットです。興味がある方はぜひ私たちのサイトをチェックしてみてください。

このような面でもeスポーツが”スポーツ”として捉えられていることが良く分かります。

eスポーツで知っておきたい用語集 

eスポーツの大会を見ていると、実況や解説がゲーム内で使われる用語やスラングを喋っているのをよく耳にします。そういった専門用語を理解しておくことで、より試合状況が分かり没入できるため、初心者の方は特に覚えておくとよいでしょう。

下記がeスポーツを見るにあたって初心者が知っておきたい用語です。

用語意味
アンチ「安全地帯」の略称で、バトルロイヤルゲームでダメージを受けない安全な場所の意味。
ウルト英語の「Ultimate(アルティメット)」の意味で発生コストのかかる強力なスキルの意味で使われることが多い。英語の綴りから「Ult(ウルト)」と呼ばれる
エイム英語の「Aim(狙う)」の意味で敵に照準を合わせる行為のこと。FPS/TPSなどシューティングゲームで重要なスキル。
オーダーチーム内の各メンバーに指示を出す司令塔の意味。メンバーに注文を出すことから、英語の「Order」が元になっている。
カット敵を倒したり、妨害する行為。
カバー危ない状況にあるチームメンバーを助けるための行為。
クリアリング周りに敵が隠れていないか確認する行為。物陰や建物などにハイドして(隠れて)いる敵を探す際に使われます。
GG英語の「Good Game」の頭文字をとったスラング。良い試合をした際に言われることが多い。
バフ・デバフ バフは自分のステータスが上がっている有利な状態の意味。デバフはその逆で下がっている状態。
ヘイト敵の注意をひきつける行為。ヘイトを集めることによって他のメンバーが動きやすくなるため重要な役割。
ヘッドショット英語の「Head Shot」の意味で敵の頭を撃つ行為。基本的に体よりも頭へのダメージが大きくなる反面、狙いが小さいためより難易度が上がる。
リコイルシューティングゲームで銃を撃った際の反動を抑える行為。リコイルができないと正しく敵を倒せないため、重要なスキル。

まとめ

今回はeスポーツについて紹介しましたが、その歴史や種目、用語などについてよくわかったのではないでしょうか。eスポーツは日本人プレイヤーも世界でどんどん活躍しており、市場も成長を続けています。この記事を読んでeスポーツの理解を深めたうえで、実際にゲームで遊んでみたり、観戦してみたり、スポーツベットを楽しんでみてはいかがでしょうか?