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8月29日からドイツにて開催されるALGS Year4 Split2 Playoffs。私たちが所属する日韓地域からは、およそ1か月にわたり行われたALGS Year4 Split2 プロリーグAPAC NORTHを勝ち抜いた9チームが出場します。

今回は、その9チームを徹底解説していきたいと思います。またALGS Year4 Split2プロリーグから採用されているランドマークドラフト、通称POIドラフトもすでに実施されました。出場チームだけでなく、各チームのグループステージのランドマークもあわせてご紹介していこうと思います。

ALGS YEAR4 SPLIT2 プレイオフ
© 2024 Electronic Arts Inc.

グループA

グループAには、FNATIC、HAO、ENTER FORCE.36が登場します。このグループはAPAC NORTHから最多3チームが登場します。

FNATIC

ランドマークワールズエッジ ストームポイント
対B 中継地点 ザ・パイロン
対C ランドスライド ザ・パイロン
対D モニュメント ザ・パイロン
ALGS YEAR4 SPLIT2 プレイオフ Fnatic
Image Credit: FNATIC JAPAN
@FNATIC_JP

メンバーはLykq選手、YukaF選手、satuki選手とMUSCLEコーチの4名です。FNATICは、今回世界大会優勝に向けてかなり良い条件が揃っています。まず1つ目が、ALGS Year4 Split1 PlayoffsでREJECT WINNITY(現CRAZY RACCOON)が世界王者に輝いたことと、FNATICがAPAC NORTHプロリーグ総合首位通過だったこともあり、グループステージでのランドマークドラフト優先順位1位を獲得しました。元々日韓チームは世界大会で活躍できない理由の1つが強いランドマークを取ることができないという点にありました。

しかし、Split2 プロリーグからPOIドラフト形式へとルール変更があったことから、強いランドマークを取りに行くことが出来るようになりました。2つ目がチームメンバーを変えていない点です。先ほど述べた世界王者であるREJECT WINNITY(現CRAZY RACCOON)がALGS Year4 Split2 プロリーグAPAC NORTHを突破できなかったことや、ALGS Year4 Split1 Playoffsで2位となったDarkZero(現Team Falcons)もメンバーチェンジをしたこともあり、前回大会と同一メンバーで世界大会に臨むチームの中では、最高順位となります。世界スクリムでも1位を獲得していることから、かなり好調なのではないでしょうか。ぜひとも優勝トロフィーを日本に持ち帰ってきてほしいですね!

ENTER FORCE.36

ランドマークワールズエッジ ストームポイント
対B 発射場 ダウンビースト
対C ザ・ツリー コマンドセンター
対D ビッグモード エコーHQ
ALGS YEAR4 SPLIT2 プレイオフ ENTER FORCE.36
Image Credit: ENTER FORCE.36
@ENTERFORCE_36

メンバーはAimbot選手、ILY選手、Cinap選手となります。今回APAC NORTHからは9チームが世界大会に出場となりますが、その中でこのチームが唯一韓国人選手によるチーム出場チームです。ALGS Year4 Split2プロリーグからCinap選手が加入し、プロリーグ中盤から終盤にかけて徐々に成績を向上させ、見事世界大会進出となりました。ALKCという韓国で行われた大会でも1位を獲得した経験があることから、世界大会でもぜひ頑張ってほしいですね!

HAO

ランドマークワールズエッジ ストームポイント
対B ザ・ツリー コマンドセンター
対Cハーベスター リフト
対D調査キャンプ コマンドセンター
ALGS YEAR4 SPLIT2 プレイオフ HAO
Image Credit: HAO
@GIG_HAO

メンバーは、wqtagashi選手、Right選手、5CG選手の3名とFzrコーチとなっています。ALGS Year3 LCQから徐々に調子を上げ、ALGS Year4では2大会連続の世界大会進出となり、もはや世界組と言っていいチームの1つです。前回のALGS Year4 Split1 Playoffsでは40位と悔しい思いをしましたが、この雪辱をぜひとも果たしてほしいと私たちは思っています。

グループB

グループBには、GHS ProfessionalとSTRIDERZが登場します。EWCを制したAllianceや、史上最強ドリームチームと話題のTeam Falconsが同じグループにいることから、どの試合も熾烈な争いが繰り広げられること間違いなしです。

GHS Professional

ランドマークワールズエッジ ストームポイント
対A エピセンター ストームキャッチャー
対C ランドスライド カスケードフォール
対D 調査キャンプ 発射台
ALGS YEAR4 SPLIT2 プレイオフ GHS Professional
Image Credit: GHSpro_official
@GHSpro_official

GHS Professionalは、1tappy選手、4rufa選手、機械学習(わぶ)コーチの3名です。現在3人目の選手が見つからないことから、今回の世界大会は機械学習(わぶ)コーチが選手として出場します。先日行われたEWCでは、機械学習コーチが代打出場となったものの決勝戦まで進出し、APAC NORTHチームの中ではFNATICに次ぐ19位を獲得しました。コーチが代打出場しているにも関わらずこの成績はやはり圧巻の成績と言えるでしょう!また1tappy選手はキーマウプレイヤーの中でも火力、フィジカルの強さが特徴的な選手でしたが、ALGS Year4 Split2 プロリーグからIGLを担当しています。IGLとして初めての世界大会での活躍に期待がかかります。

STRIDERZ

ランドマークワールズエッジ ストームポイント
対A フラグメント ザ・ウォール
対C エピセンター チェックポイント北
対D フラグメント ザ・ウォール
ALGS YEAR4 SPLIT2 プレイオフ STRIDERZ
Image Credit: STRIDERZ Ι ストライダーズ
@striderznagano

メンバーは、Noxi選手、SyanaMu選手、Re1qz選手です。このチームは史上最多タイ13試合を戦ったALGS Year4 Split2 APAC NORTH リージョナルファイナルで優勝し、世界大会出場を勝ち取ったチームです。今回全員が世界大会に初出場となることから、その実力は未知数です。まさにダークホース中のダークホースと言えるでしょう!皆様もぜひ注目してみてください!

グループC

グループCにはAPAC NORTHが誇る屈指の中入りチームであるNewJとNORTHEPTIONが登場します。

NewJ(REJECT)

ランドマークワールズエッジ ストームポイント
対A 中継地点 ザ・ウォール
対B 中継地点 ザ・パイロン
対D 中継地点 ザ・パイロン

このALGS Year4 Split2 プロリーグで全世界に衝撃を与えたのがNewJです。メンバーは家長選手、Kernel garcia選手、Ein選手とRoiseコーチです。8月16日にはREJECT に所属し、今後は日本人チームであるREJECT WINNITY JPとして今後活動していくことを発表しました!このチームの特徴は何といってもその生存時間の長さです。IGLである家長選手がクリプトを操り、戦況を把握しながらの移動とポジション取りは圧巻です。安置外から安置内への移動はもちろんのこと、安置内の中でもネクストリング内にいる確率が非常に高いです。これを裏付けるデータとして、ALGS Year4 Split2 プロリーグの全地域の1試合あたりの平均生存時間のTOP3はNewJの選手3名でした。この3人が構成に入れているクリプト、ワットソン、ヴァルキリーのうち、シーズン22のアプデでヴァルキリー以外のキャラに大幅なアプデが入ったことから世界大会に向けて追い風が吹いていると言えるでしょう!世界40チームの中で最も注目しているチームで、どこまで活躍するのか本当に楽しみです!

NORTHEPTION

ランドマークワールズエッジ ストームポイント
対A ミラージュ・ア・トロワ ストームキャッチャー
対B ミラージュ・ア・トロワ ストームキャッチャー
対D モニュメント トライデント
ALGS YEAR4 SPLIT2 プレイオフ NORTHEPTION
Image Credit: NORTHEPTION
@NORTHEPTION

NORTHEPTIONもAPAC NORTHが誇る中入り強豪チームの1つで、メンバーはTaida選手、ReyzyGG選手、YukaPEROdator選手とアナリストのhrkさんの4人です。NORTHEPTIONの強みは成績の安定性です。今回のプロリーグ期間中、総合1位を獲得する週はなかったものの、逆に総合10位以内に入れなかった週が1回のみという抜群の安定感を誇っています。また先日行われたEWCでは惜しくも22位と決勝に進出することはできませんでした。しかしながら、世界大会での総合順位を見ると、徐々にその成績を上げていることから、初のFINALラウンド進出に期待がかかります。

グループD

グループDでは、ALGS Year4 Split2プロリーグ直前に結成されたNOEZ FOXXが世界大会に初登場。またFENNELのぴのた選手もYear4のオフライン大会は初出場となります。

NOEZ FOXX

ランドマークワールズエッジ ストームポイント
対A スタックス コースタルキャンプ
対B 火力発電所 コースタルキャンプ
対C ラバサイフォン コースタルキャンプ
ALGS YEAR4 SPLIT2 プレイオフ NOEZ FOXX
Image Credit: NOEZ FOXX @noezfoxx_jp

NOEZ FOXXはMiaK選手、Meltstera選手、HammerDrill選手の3名で、全員が世界大会出場経験のあるものの、このメンバーでの出場は初となります。この3人の結成は本当に衝撃的で、まさに日本のドリームチームの1つと言われており世界大会での活躍が大いに期待できるチームです。特にIGLを担当するMiaK選手は勢いに乗るとハイパフォーマンスを連発する選手で、あのFNATICを完封してしまうほどの強さを誇ります。EWCで優勝したAllianceや史上最強と名高いTeam Falconsのような世界の強豪相手にどのように立ち向かっていくのか注目です!

FENNEL

ランドマークワールズエッジ ストームポイント
対A カウントダウン ストームキャッチャー
対B カウントダウン ストームキャッチャー
対C 溶岩溝 ストームキャッチャー

FENNELは、ぴのた選手、mo-mon_選手、栗原選手の3人で、世界大会出場チームの中では珍しい全員がPADプレイヤーというチームです。この3人は2021年頃同じメンバー同じチームで活動していた3人で、復活した際には昔からの競技ファンが大歓喜していました。今回の世界大会出場も、同じかそれ以上の盛り上がりを見せました!元々ファイト力や連携力の高さで大外ムーブをしていたFENNEL でしたが、中入りムーブを取り入れALGS Year4 Split2 Playoffs への出場を手にしました。また、IGLを務めるぴのた選手は世界大会出場経験が豊富にある選手で、今回mo-mon_選手、栗原選手の両名をどこまで引っ張っていけるのか注目です。

まとめ

今回は、ALGS Year4 Split2 Playoffsに出場する日韓チームをまとめてご紹介しました。このようにそれぞれのランドマークを表にして見てみると、やはりドラフト順位の高いチームは一貫して同じランドマークを取り続けていることなど様々なことが見えてきますね。またどのチームもFINALS進出となるのか優勝となるのか、初出場でどこまで活躍するのかなどそれぞれ注目ポイントがあり、私たちもとても楽しみです。注目のALGS Year4 Split2 Playoffsは8月29日から開催されますので、皆様要チェックを!