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5月10日より開幕したAPEXのシーズン17では、より正確なスキルマッチが行われるように内部レートを重視したマッチングとなる修正が入りました。シーズン初めはどのプレイヤーもルーキーからはじまり、振り分けマッチを10戦行うようになるなどランクシステムが大幅に変わったこともあり、今までとは異なった環境になっています。この大幅改修についてネット上での反応は賛否両論で、「今回のランクシステムは面白い」という声もあれば、「スキルマッチがおかしい、敵が強すぎる」という声もあります。

この記事では、APEXシーズン17のスキルマッチやランクシステムに触れつつ、新ランクシステムのポイントの盛り方やレジェンドの編成についてご紹介していきます。

【APEXシーズン17】スキルマッチ修正後のネットの反応

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引用:Electronic Arts Inc.

APEXシーズン17よりランクシステムが、ランク基準ではなく内部レート(プレイヤースキル)を重視したマッチングへ変更されました。シーズン17ではスプリット制は削除となり、RP(ランクポイント)が廃止。代わりにLP(ラダーポイント)が新たに導入され、シーズン切り替え時に振り分けマッチが10戦行われるといった今までとは全く異なるランクシステムになっています。

公式からのランクシステムの発表を聞いた限りでは、内部レートを参照したスキルマッチの比重の高いマッチングが行われるようになったことで、依然よりも納得感のあるマッチングになると思われました。しかし、SNS上では「敵が強すぎる」「マッチングがおかしい」といった声が多く挙がっています。どうやらブロンズ~ゴールド帯で、プレデターやマスターに一度もなったことがないプレイヤーなのにも関わらず、マスターやプレデター帯の敵が沢山いるといった状況のようで「スキルマッチとは何なのか」という疑問が浮上しているようです。

内部レートという不確かな基準でマッチングが行われており、依然よりも強い敵ばかりいて手も足も出ずに倒される…という状況に何度も陥っていると楽しくゲームができなくなってしまいます。まだ公式からは何の発表もありませんが、スキルマッチについて何か言及が欲しいところです。

APEXシーズン17では新キャラクターバリスティックも登場しています。シーズン17アップデートについて詳しく知りたい方は「【APEXシーズン17】バリスティックは強い?ランクシステム改変等」の記事もあわせてご覧ください。

【APEXシーズン17】ハイドでプレデターに到達!?新ランクシステムの穴

APEXシーズン17では順位が何よりも重視されるランクシステムに改変されています。キルやアシストを得るよりも順位上げをすることでLPが盛れるため、ひたすらリング外で回復をしながら耐久を繰り返し、ハイドでプレデターに到達できるようです。NRGのプロ選手であるsweet選手は実際に0キル50戦でプレデターに到達したとのこと。

同じように戦わなくてもポイントを上げられるかを試した他のプレイヤーからもSNS上で報告があり、キル、アシストが0でも時間さえかければプレデターに到達できるようです。今回のランクマッチが如何に順位重視のシステムなのかが伺えると同時に、戦わなくても高いランクにいける現状のランクシステムは修正の余地があるように思えます。

【APEXシーズン17】新ランクシステムのポイントの盛り方

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引用:Electronic Arts Inc.

新ランクシステムではどのランク帯も35ポイントを参加費として払うように変更されています。今まではランクが上がるごとに参加費が増えていましたが、一律となることで上位ランク帯でのエントリー費用の重みが軽減されています。また、新ランクシステムではキルやアシストによるポイントが順位によって決定されるようになり、順位が10位以上だとボーナスポイントを獲得、10位以下だとポイント損失を軽減となるように調整されます。

今まではキルポイントの上限が無かったことから沢山キルをしてポイントを盛るキルムーブを行うプレイヤーも存在していました。しかし、新しいランクシステムでは10位~20位で戦闘するリスクが上昇し、キルポイントを盛る旨味が減っていることから、大会のように順位ムーブをする必要性が生まれています。ポイントを盛るためには、「コントローラーを採用して安置を先読みし防御を固めて順位を上げる」、「安置外から敵を倒して安置内の端を狙っていく」のが効果的です。自身のスキルや戦闘スタイルに応じた戦術を考え、順位優先で立ち回りを考える必要があります。

【APEXシーズン17】漁夫に注意。レジェンドの編成にも一工夫が必要

APEXシーズン17のランクシステムで順位が重要となった影響か、リングが縮小しても多くの部隊が生き残っているという試合が依然のランクマッチよりも増えています。リングが3や4に縮小しているのにも関わらず生存部隊が15部隊以上というマッチが頻繁にあり、シーズン17のランクマッチはまるで大会のような部隊の生存率となっています。

狭いリングの中で沢山の部隊が生き残っているということは戦闘がはじまると漁夫が沢山くるということ。一度銃声を鳴らせば次から次へと部隊が現れるという事態になりやすくなっています。今期ランクマッチでは漁夫を警戒しつつもキルをするために、漁夫への対応がしやすい「バンガロール」「ジブラルタル」「ニューキャッスル」が部隊に1人でもいると部隊壊滅を避けられるように感じました。スモークやドーム、キャッスルウォールを使って漁夫から時間を稼げるキャラクターと共に、「レイス」「パスファインダー」「オクタン」「アッシュ」等といった即座に味方ごと戦線離脱しやすい移動キャラクターがいるとより安全にその場を切り抜けられます。リコンキャラクターを採用し、すぐに漁夫を検知して状況に応じて一旦引くといった対応も効果的です。

今期シーズンのランクマッチはエイム力で敵を倒すだけでなく、今まで以上に状況を理解して瞬時に正しい判断ができる力が重要になっている印象です。シーズン17のランクマッチではレジェンドの編成などもよく考えて行う必要が生まれてきています。前回のAPEX公式国際大会「ALGS」ではどのようなレジェンド編成が主流だったのか気になるという方は「【シーズン16】APEX大会でのレジェンド構成は?現状のメタなど」の記事も合わせてご覧ください。

まとめ

この記事では、APEXシーズン17のスキルマッチやランクシステムについて、新ランクシステムのポイントの盛り方やレジェンドの編成についてお届けしました。APEXはシーズン16にてクラスシステムの変更が行われ、シーズン17ではランクシステムが大幅に改変されています。次々と既存のシステムから変更がなされ、運営がより良いゲームにするために試行錯誤している様子が伺えます。

とはいえ、ハイドでプレデターに到達できたり、スキルマッチの正当性が疑問視されたり等新たな問題が生まれ、全てのプレイヤーが納得できる環境ではないというのが現状です。現在の状況を元に少しずつ修正が行われる筈なので、今後に期待したいところです。