7月13日からロンドンで世界大会が開催されるなど盛り上がりを見せているApex Legends。この世界大会スクリム実施中の6月20日に、ゲーム内において、「キラーモードコレクションイベント」がスタートしました。今回のコレクションイベントでは、ホライゾンのスパレジェが登場し話題になっていますが、なんといっても今回のアプデで大注目だったのがシアの能力調整です。シアは競技シーンでも大人気レジェンドで、直近の世界大会ではヴァルキリーに次ぐピック率2位のキャラクターでした。
この記事ではシアの能力調整の内容と、世界大会への影響を予想していきたいと思います。
シアの能力調整内容
ここからはシアの能力調整を紹介します。以下EAのキラーモードコレクションイベントのパッチノートより引用しております。
- パッシブ: 心拍センサー
– 射程を75mから50mに短縮
– 最初の心拍遅延を大幅に減少 - 戦術アビリティ: フォーカス・オブ・アテンション
– 射程を75mから60mに短縮
– 射撃速度を最大30%上昇
– 回復キャンセルを削除
– 復活キャンセルを削除
– リスポーンビーコンのアクション中断を削除
– スキャン時間を8秒から2.5秒に短縮
再スキャン時にボディ全体のハイライトを表示
– フォーカス・オブ・アテンションが命中した敵の移動速度が2.5秒間減少
– アビリティ無効時間を1.75秒から10秒に上昇
シアによってアビリティが無効になった敵は、シアとその仲間に対してアウトラインがハイライトされるようにもなります。ただし、これは視認できる場合に限ります - アルティメット: ショーケース
– 投てき距離を最大50mから最大15mに短縮
– 敵の動きに対応するダイアモンドスキャンマーカーを削除
ショーケースの効果範囲内を移動するプレイヤーの足跡のみを表示
ダイアモンドマーカーが敵の射撃時にのみ1.25秒間表示
(Apex Legends公式ページより引用 www.ea.com/ja-jp/games/apex-legends)
シアに対する評価
パッチノートが公開された後のシアに対する評価は様々でした。弱体化なのか強化なのか様々な議論が交わされていましたが、今までのシアが強いために、今回の調整は弱体化である可能性が高いという見方が強かったです。
しかし、アプデ後の評価を見てみると、FNATICのYukaF選手がTwitterにて、シアのみをSティアにおくキャラランキングを作成したり、スクリムにおいても様々なチームがシアを採用したり、また敵にいた場合かなり警戒している姿が見られました。このことからシアは強化されたのではないでしょうか。
他にも競技シーン屈指のシア使いであるRiddleの1tappy選手は、「リワークである」と話していました。確かに、パッチノートを見てみると、全体的にアビリティやウルトの距離が短くなったものの、アビリティの無効時間が大幅に上昇していることや、アビリティを受けた敵の移動速度が減少することを踏まえると、索敵レジェンドというよりかは、攻撃的レジェンドになった印象を受けます。
世界大会への影響
今回の能力調整に伴い、シアの世界大会での使用率がさらに上昇すると考えられます。そもそもアプデ前のシアも最強と言われており、ピック率も高かったのですが、今回の調整は更なる強化との見解が多いため、より採用するチームが増えると予想します。特にファイト面で活きる強化が入っており、外ムーブのチームやファイト力の高さが強みのチームの採用が増えるのではないかと予想しています。
さらに、スクリム等を見ていると、シーズン17において新たなアイテムであるエバックタワーの追加に伴い、ヴァルキリーの採用が低下しているように見受けられます。このことからもシアの使用率がヴァルキリーを抜き1位になると私は予想します。今回の世界大会では、より攻撃的になったシアが大活躍するのではないでしょうか。
まとめ
今回はシアの能力調整と世界大会への影響予想をまとめてみました。世界大会を1か月後に控えるこの時期での大幅な能力調整であったことから、私自身非常に驚きました。また、パッチノートが公開された際、強化か弱体化か分からず、世界大会スクリムも、アプデが来るまでお休みするチームが多かったのも印象的ですね。それぐらい影響が大きい能力調整だったことが伺えます。果たして、新たなシアは世界大会でどのような影響を与えるのか、我々の予想は当たるのでしょうか。皆さん7月13日~ロンドンにて開幕されるALGS YEAR3 SPLIT3 PLAYOFFにて答え合わせしましょう!