10月10日に開幕したLeague of Legends(以下LoL)の世界大会、Worlds2023。今大会のプレイインステージでは、二回負けてしまうと敗退となるダブルエリミネーションが採用されています。
日本代表のDetonatioN FocusMe(以下DFM)は初戦に負けてしまったことにより、同じく一戦目で負けてしまったBDSとの戦いとなりました。

こちらの記事もチェック: 【LoL Worlds 2023】DFM vs BDS試合結果予想!
DFM vs BDS 試合結果!
試合の結果はBDS 2-0 DFMでBDSの勝利となりました。次の項からは双方のチームともに負けることができない戦いだったDFM vs BDSの結果を、試合内容も踏まえてお伝えします。
対戦カードの注目ポイント
この試合での一番の見どころはTOPでの勝負。DFMのTOP apaMEN選手は現役を退いて2年のブランクを経たベテラン選手。メンバーの中で一番練習期間が短いこともあり、レーン戦で勝ちきるというよりも1vs1で有利を作られないよう、耐え抜き集団戦へとつなげていくスタイルを前回の試合でも見せていました。

対するBDSのTOP Adam選手は、攻撃的なピックをすることで有名です。序盤から有利を作りチームに還元していくようなチャンピオンのレネクトン、世界大会では見ることのないガレンやダリウスといったチャンピオンを好んで使う傾向にあります。こういった事から、apaMen選手からすると少し戦いづらい相手となります。
DFM vs BDS 1ゲーム目
最初にアクションが起こったのはBOTレーン。DFMのJG Steal選手がガンクを仕掛けます。BDSのJG Sheoもカバーへと向かっていましたがそれよりも早くSteal選手がBDSのADC Crownie選手をキルしファーストブラッドを獲得しました。
ヘラルド前での集団戦
その後、ほとんどのレーンは状況がほぼ五分、TOPレーンはCS差を大きくつけられる状況でBDSはTOP側でグループしヘラルド獲得を狙います。DFMもTOP側に寄れていたため集団戦を狙いますが、ポジションを変えるためにTPを使ったapaMEN選手や、MIDレーンのミニオン処理に追われていたAria選手が少し遅れて集団戦に参加する形となってしまいます。
結果としてチーム全体として火力を出し切る前にHarp選手、Yutapon選手がキルされてしまい大きく不利を広げてしまうこととなりました。
1ゲーム目試合結果
その後は大きく開いた装備差を覆すことはできず負けてしまいます。レーンでの戦いは悪くなかったものの、集団戦の形を上手く決めることができずに負けてしまうといった形になりました。2ゲーム目ではそこを改善して、チームとして火力を出せるよう改善していけるかが要となります。
DFM vs BDS 2ゲーム目
2ゲーム目は開幕1分40秒頃に、Harp選手がブリッツクランクでBDSのSUP Labrov選手をフック。ダメージを返されるものの、Yutapon選手がダメージを出し切りファーストブラッドを獲得。またしても好調な出だしを見せます。
雲行きが怪しくなるDFM
しかし好調なスタートから一転、流れはBDSに傾きます。MIDレーンへお互いのJGとSUPが集まり起きた3vs3の戦いでは1キルを取ったもののAria選手、Harp選手がデスしてしまう結果。その後もBDS側がBOTへとガンクを行いHarp選手とそのカバーにきたSteal選手をキルし大きくBDS有利へとなります。
2ゲーム目結果
その後もBDSへと傾いた流れを止めることはできずBDSが勝利。2ゲームを取られたため、DFMが試合に負け世界大会敗退となることが決定してしまいました。
TOPでの戦いapaMEN選手が耐えきりチームとしての強さを見せつけることを期待していただけに1,2ゲーム目ともにapaMEN選手がTOPでキルを取られていないにもかかわらず集団戦が上手くいかず負けてしまったのは少し残念な結果となってしまいました。
DFM vs BDS まとめ

今回の試合に負けてしまったことで世界大会敗退が確定し今年のシーズンを終了することとなったDFM。日本のサポーターとしては残念な結果となりますが、Worlds2023はまだまだ始まったばかりです。強豪と呼ばれているチームの試合が見れるスイスステージが行われるのは10月19日からとなります。まだまだ行われる世界王者を決める大会をこれからも楽しんで追っていきましょう!