Valorantのパッチ10.00が2025年1月9日に適用。新エージェントであるテホの登場やマップローテーションの変更など重要なアップデートが盛りだくさん。これまでのValorantを構成していたEpisodeシステムも廃止に。これからのシーズン情報もコンペティティブ等をやるなら押さえておきたいですよね。
そこで今回はValorantのパッチ10.00の情報について紹介していきます。今回は大きな変更も含まれているので必見です。また、競技シーンファンもVCT KICKOFFで既にテホが使用できるとの発表もあったのでぜひチェックしてみてください。
Valorantパッチ10.00全体アプデ

まずはゲーム全体のアップデート情報から見ていきましょう。Valorantはパッチ10.00以降はこれまでの「Episode制」を廃止。2025年はシーズン2025として1年間のカレンダースケジュールを導入します。
具体的には1年間を継続して、6つのActで構成されます。ランクについてはシーズン2025の開始で1度リセット。そしてシーズンの中間で再度リセットされるようになります。このほかにもレイズ、ゲッコー、ソーヴァなどの爆発系アビリティの挙動が修正されています。
新エージェント・テホ登場
テホのアビリティーを30秒で見てみよう pic.twitter.com/OdDUArAkDJ
— VALORANT // JAPAN (@VALORANTjp) January 6, 2025
次に新エージェントのテホについて見ていきましょう。
エージェント名 | テホ |
---|---|
ロール | イニシエーター |
出身 | コロンビア |
スペシャルデリバリー(Q)
スペシャルデリバリーはスタン系アビリティです。スティッキーグレネードを構え、発射で射出。最初に触れた面に貼りつき、その後爆発。爆風に巻き込んだ敵をスタンさせます。さらに、オルト射撃を使用した場合は1回バウンドしてからその次に貼りつきます。
そして値段は300クレジットでストック上限は1個となります。ストックが1個ということもあり、使用する場面は慎重に選ぶ必要があるでしょう。
ステルスドローン(C)
ステルスドローンはソーヴァとKAY/Oのアビリティを掛け合わせたようなアビリティ。ステルスドローンを構え、発射をするとドローンを前方に射出します。その動きは直接操作することができ、もう1度発射を押すとパルスを発生。パルスが命中した敵のアビリティを抑制し、位置を特定することができます。
そして値段は300クレジットでストック上限は1個。ドローンを操作することができる時間は6秒で、パルスを命中させた敵のアビリティ抑制時間は8秒になります。ドローンについてはクラシック2発程度で破壊できる耐久力になっています。
誘導サルヴォ(E)
ついにValorantに誘導ミサイルが導入されました。誘導サルヴォは発射でマップ上に最大2つの地点を指定し、オルト射撃でミサイルを発射することができます。ミサイルは指定地点まで自動誘導。着弾すると3回爆発し、爆破ダメージを与えることができます。ダメージについては中心にいくほど高くなる仕様。
そして値段は無料のアビリティ。ストック上限は1個ですが、40秒のクールタイムで再度使用可能。ダメージは60~70ダメージになっています。サイファーのワイヤーなどのトラップアビリティを破壊できることはもちろんのこと、キルジョイのロックダウンも1発で破壊することができます。
アルマゲドン(X)
最後はアルティメットのアルマゲドン。こちらは範囲攻撃系のアルティメットになっています。アルティメットを使用すると、攻撃範囲を選択するマップを開きます。発射で攻撃の開始点を指定し、再度発射をすると範囲の終了地点を選択し、指定した範囲上に波上の爆発を起こします。
そして必要なアルティメットポイントは8。爆発ついては1発で60ダメージを与えることができます。このほかにもエージェントについてはブリムストーンのスティムビーコン使用後に武器を構える時間が速くなっています。
マップローテーションアップデート
Valorantパッチ10.00ではEpisodeが廃止。それに伴い、マップローテーションもActごとに変更されるようになりました。Actごとにローテーションするマップが発表され、次のActのマッププールは現時点のAct開始後まもなくで発表される予定になっています。
そんなValorantパッチ10.00のマップローテーションは以下の通り。
- フラクチャー
- スプリット
- バインド
- ヘイブン
- パール
- ロータス
- アビス
アセントとサンセットが除外され、フラクチャーとロータスが復活となりました。フラクチャーはかなり久しぶりの復活ですね。そしてアセントはValorantがリリースされてから初めてマッププールから除外されます。もしかするとこの間にマップのアップデートもあるかもしれませんね。
ゲームシステムアップデート
今回のValorantパッチ10.00で大きく2つのゲームアップデートが行われました。
無効試合の自動投票
これまでチーム内のプレイヤーが1人放置状態(AFK)になると、無効試合の自動投票が開始されるものの、残ったすべてのプレイヤーが賛成しなければ、無効試合になりませんでした。しかし、今回のアップデートから、残ったプレイヤーの過半数の賛成があれば、無効試合が成立するようになりました。
つまり、1人がAFKになった際には、無効試合の自動投票が開始され、4人中3人の賛成があれば成立するということです。
ピンシステム
Valorantパッチ9.11で大きくピンシステムの変更が行われました。それはマップ上にしか表示されないマップピンとフィールド上に表示されるフィールドピンの2つの採用です。これにより、スモークの中などのピンを指すためにはマップからピンを指す必要があり、さらにそのピンはマップ上でしか確認できないようになっていました。
今回のValorantパッチ10.00では、カスタムゲームで、このマップピンをフィールド上に表示できるようなチートが導入されました。このチートを有効にすると、マップピンの挙動がパッチ9.11以前の状態になり、定点の練習などが行いやすくなります。有効にするためには「ワールド内にマップピンを表示」をチェックしてください。
ESPORTSハブ
PC版のValorantのみですが、VCT2025に向けてESPORTSハブが帰ってきます。今年1年にわたるVCT 2025のイベントを一目で確認することができ、さらに、ロースター変更後の各チームの状況や、4つの新たなゲストチームの情報もチェックすることができます。
もちろんVCT 2025 KICKOFFのトーナメントも確認可能。もしかすると昨年のVCT 2024 Championsで行うことができたPICK’EMもまたどこかでできる機会があるかもしれませんね。ぜひ皆さんもトーナメントを見ながら勝利チーム予想を楽しんでみてください。
まとめ
今回は新エージェントやEpisodeシステムの廃止など重要なアップデートがあったValorantパッチ10.00について紹介してきました。新イニシエーターでスタン、アビリティ抑制、攻撃アビリティとさまざまな能力を備えているのでぜひチェックしてみてください。
そんなテホはVCT 2025 KICKOFFから使用可能。Esports情報についてもESPORTSハブが復活しているので、ぜひそちらでもチェックしてみてください。競技シーン、カジュアルゲームシーン共に、2025年がいったいどんなシーズンになるのか非常に楽しみですね。