Valorant Premierが2023年8月30日より正式リリーススタート。2023年4月~5月、7月から8月にかけては事前テストも行われていた新たなコンペティティブのモードでもありますね。そして事前テスト段階からいくつかの修正点を加えていよいよ正式にリリースされました。
今回はValorant Premierの事前テストからの修正点や日程など様々な疑問について紹介していきます。アマチュアからプロが戦うVCTにチャレンジするきっかけの1つなのでぜひプロと対戦してみたいという人はValorant Premierのシステムを理解して、挑戦してみましょう。
Valorant Premierとは

Valorant Premierとはゲームとeスポーツを繋ぐチーム単位で戦っていくコンペティティブシステムです。チームメンバーは固定でMMR(内部レート)によって所属するディビジョンや対戦相手が決定します。対戦相手も実力がほとんど同じのクラン戦をイメージするとわかりやすいかもしれませんね。
Valorant Premierの参加方法やメンバー制限に関してはベータテスト段階から変更はありません。それらの情報については以下の記事で詳しく紹介しているのでぜひチェックしてみてください。
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Valorant Premier事前テストからの変更点・新要素
ここからはValorant Premierの事前テストから正式リリースまでの間で変更された点を紹介していきます。
ウィークリーフォーマット
Valorant Premierではウィークリーマッチが行われ、そこで上位の成績を残すとプレイオフトーナメントに進出することができます。ウィークリーマッチは7週にわたって7つのマップを戦います。詳細な日程についてはValorant Premierの日程で紹介しますが、1つのチームは1つのマップで週に2回まで対戦することができます。そしてウィークリーマッチの回数のリセットは毎週火曜日になります。
プレイオフトーナメント
Valorant Premierでチームがプレイオフに進出するためには条件があります。それがPremierスコアを675ポイント獲得すること。Premierスコアはウィークリーマッチをプレイすることによって獲得することができます。ウィークリーマッチで見事勝利すると100ポイント獲得、敗北すると25ポイント獲得となります。
キャリアトラッキング
戦績がステージからステージへと引き継がれるようになりました。参加プレイヤーは各ステージの最後にディビジョンのクレストを受け取ります。
新ディビジョン
Valorant Premierのグローバルベータでは1~20の数字でディビジョンが分かれていました。正式リリース後はそのディビジョンが「オープン」、「インターミディエイト」、「アドバンスド」、「エリート」、「コンテンダー」の5つのティアに分けられます。ディビジョンはレベルの高いものから以下になります。
- コンテンダー
- エリート1~5
- アドバンスド1~5
- インターミディエイト1~5
- オープン1~5
これらのディビジョンにはチームに所属しているプレイヤーの上位5人のMMRをもとに振り分けられます。
報酬
1回でもValorant Premierで対戦に参加するとプレイヤーカードを、プレイオフで勝利を収めるとディビジョンガンバディーとタイトルを獲得することができます。これらの報酬はリリースステージ終了翌日の10月24日に配布されます。また、たとえチームを抜けたとしても最低1試合でもプレイしていれば参加報酬は受け取ることができます。
Valorant Premierの日程

Valorant Premierの日程は以下のようになっています。使用マップは現在のコンペティティブで使用されている全マップ。
- 受付期間:8月29日~9月6日
- 第1週:9月7日~11日(ヘイブン)
- 第2週:9月12日~18日(ブリーズ)
- 第3週:9月19日~25日(ロータス)
- 第4週:9月26日~10月2日(バインド)
- 第5週:10月3日~9日(アセント)
- 第6週:10月10日~16日(スプリット)
- 第7週:10月17日~21日(サンセット)
- プレイオフトーナメント:10月22日
プレイオフトーナメントには各ディビジョンで最小5チーム、最大で8チーム出場することができます。
Valorant Premierから競技シーンまでの道のり
次にValorant Premierが競技シーンまでどのような道のりを示しているのかを紹介していきます。すでに公式から発表されたValorant Premierに関する動画では以下の情報が公開されています。
- 2024年のSplit1から、Challengersのオープン予選に出場するプレイヤーは「コンテンダー」でプレイすることが必要
- 2024年のSplit2からは、コンテンダー上位チームとChallengers下位チームの入れ替え戦を導入。勝者がChallengersリーグへ参加する
- 2024年末までには、新たにChallengersへ参戦する全チームはPremierからの昇格が必須になる
- 2024年末からChallengersとPremierを通年開催に
- ChallengersとPremierを紐づけることで、各チームが地域リーグへ昇格する機会が増加
- 2023年10月30日以降インターナショナルリーグまたはChallengersにすでに出場が決まっている選手はValorant Premierの参加が禁止
Challengers下位チームとコンテンダーを勝ち上がったチームの入れ替え戦はChallengersが1度終わるごとに行われます。ただ、何チームが入れ替え戦の対象になるのかは発表されていません。また、ChallengersとPremierを通年開催にすることによって、Valorant競技シーンで問題視されていたオフシーズンの長さを解消する目的があります。
Valorant Premierの細かい情報について
最後にValorant Premierに関する細かい情報について紹介していきます。もし何か疑問がある場合はこちらをチェックしてもらえると解決するかもしれません。
- チームの順位の確認:メニュー→Premier→順位で確認可能
- チーム所属:1つのアカウントが所属できるのは1チームのみ
- チーム制限:一緒にチームを組むプレイヤーの制限は基本的にはありません。ただし、チームを登録し、チームの平均MMRが決定した後には新たに加入してもディビジョンに影響の与えない範囲のプレイヤーのみが加入可能となります
- ロースターの変更:ウィークリーマッチが開始している場合は、チームのディビジョンに影響を与えないロースターの変更のみが認められます
- チームの人数制限:1チームにつきプレイヤーの数は最小5人、最大7人となっています
- ディビジョンの確認:登録終了後、Premierハブとチームのページに表示
- 登録:Valorant Premierではステージごとにチームを登録する必要があります
- ウィークリーマッチの形式:Valorant Premierのウィークリーマッチの形式はBo1形式です
まとめ
今回はついに正式リリースされたValorant Premierの日程や事前テストからの変更点、競技シーンまでの道のりについて紹介してきました。今後はValorant PremierがChallengersリーグとつながり、入れ替え戦まで行われることがわかりましたね。
Valorant Premierでは最上位ディビジョンの「コンテンダー」でプレイし、競技シーン参入を目指すプレイヤーもいると思いますが、チーム単位で自分たちの実力を確かめる場にもなっています。コンペティティブよりもチームで競技シーンにより近い形でValorantを楽しむことができるのでぜひ挑戦してみてください。