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VCT 2025に向けて一部制度の変更が行われることが発表。もともとVCTでは各インターナショナルリーグで最大14チームとなる予定でしたが今回の変更で最大12チームになることが決まりました。特にアセンション上がりのチームに関して大きな変更が行われるようですね。

そこで今回はVCT 2025に向けた制度の変更について紹介していきます。2年で自動降格するシステムが撤廃されるとのことなので、アセンション上がりのチームも今まで以上に気合が入りますね。特にVCT Masters ShanghaiではG2 Esportsの活躍もあったのでぜひ今後VCTがどのようになるのかチェックしてみてください。

VCTインターナショナルリーグの最大チーム数が12に

VCT 2025 新制度
©VALORANT Champions Tour@ValorantEsports

VCTインターナショナルリーグ発足時は各インターナショナルリーグで10のパートナーシップチームに加えてアセンションから勝ち上がってきたチームを毎年1チームずつ加える。そして最大14チームまで参加できる方針でした。

しかし今回の変更によりVCTインターナショナルリーグの最大チーム数が14チームから12チームへと減少しています。

アセンションチームの降格制度の変更

VCT アセンション 降格ルール
©VALORANT Champions Tour@ValorantEsports

今回の変更の目玉といってもいいのがアセンションチームの降格制度の変更でしょう。基本的なリーグ残留期間は2年から1年となり、その後の進退はチームの成績によって決まることが発表されました。

Extend(延長)

まずはアセンションチームが最もいい成績を残した場合について紹介していきます。こちらはアセンションから勝ち上がってきたチームがChampionsへの出場権を獲得すると、インターナショナルリーグ残留期間が1年延長されるシステムです。

もしアセンションチームが2チームともChampionsに進出した場合は最も優れた成績を残したチームが残留し、もう一方のチームは再びインターナショナルリーグに参加するためにアセンショントーナメントで戦うこととなります。

Fight(争奪)

次にアセンションチームがChampionsに出場できなくてもインターナショナルリーグでトップ8に入った場合。こちらでは再びインターナショナルリーグに参加できるチャンスが与えられます。

新たにインターナショナルリーグ参入を目指して地域リーグで優勝してきたチームとアセンショントーナメントで直接対決。もちろんこちらで優勝することができれば再びインターナショナルリーグへ参加。もし負けると再びチャレンジャーズリーグからのスタートとなります。

Relegate(降格)

インターナショナルリーグの下位4チームとなり、ステージ2のプレイオフに進出ができなかった場合はチャレンジャーズリーグへと自動降格。アセンショントーナメントで出場権を守る機会もありません。

もし仮にアセンション上がりの2チームともがインターナショナルリーグ下位4チームとなった場合は、アセンショントーナメントから上位2チームが来季のインターナショナルリーグへと参加することとなります。

Tier-2シーンの重要性

VCT インターナショナルリーグ発足後、間違いなくTier-2シーンの重要性が示されているでしょう。Wo0t、MiniBoo、JohnQT、N4RRATEといった2024年シーズンすでに国際大会でも上位の成績を残したプレイヤーはTier-2シーンから参戦したプレイヤーです。

その他にもsomething、Jemkin、Meteor、Munchikin、Lakia、Foxy9、iZuは日本のChallengersリーグで活躍していたプレイヤーでもありますよね。今後もどんどんChallengersリーグからインターナショナルリーグへと挑戦するプレイヤーが現れてくると思うのでぜひTier-2シーンにも注目してみてください。

Premierに新ディビジョン追加

Valorant Premier 新ディビジョン
©VALORANT Champions Tour@ValorantEsports

Valorantではゲーム内の競技システムであるPremierがプロの大会、Challengersリーグへと挑戦するための方法として定着しつつあります。そこでEpisode 9 Act 1の開始時にプロへの道筋の最終目標となる「インバイト」という新ディビジョンが追加されます。

インバイトの優勝チームはChallengersチームとリーグの出場権をかけて戦う機会を手に入れることができます。現在Challengersリーグは2スプリット制で開催。一方でValorantは1Episodeを3つのActで開催。公式が発表した画像からは以下のことが推察されます。

  1. ChallengersリーグSplit2開催
  2. Split2開催中にAct1のインバイト優勝チーム決定
  3. アセンショントーナメント開催
  4. アセンショントーナメント開催中にAct2のインバイト優勝チーム決定
  5. Act1・2のインバイト優勝チームがChallengersチームとChallengers出場権をかけて対戦
  6. ChallengersリーグSplit1開催
  7. Split1開催中にAct3インバイト優勝チーム決定

Act3のインバイト優勝チームがいつChallengersリーグ参入に挑戦できるかはいまいちわかりませんでしたね。Split2からの参入をかけた戦いよりは次のSplit1開催に際して次のEpisodeのAct1・2優勝チームとともにSplit1のChallengers参入をかけて戦うことが予想されます。

Challengers新トーナメント開催決定

VCT Challengers 新トーナメント
©VALORANT Champions Tour@ValorantEsports

昨年はアセンショントーナメント終了から次のChallengersリーグ開催まで長い間オフシーズンとなっており、Tier-2シーンのプレイヤーにとっては難しい時間となっていました。しかし、今後はその空白の期間で各地域のChallengersリーグで独自のトーナメントを開催することが発表。

こちらには上位のChallengersチームとPremierチームが出場する予定となっています。詳細については今後Valorantの公式から発表される予定となっているのでXのフォローなどをしておくことをおすすめします。

まとめ

今回は新たに発表されたVCTの制度の変更を中心に紹介してきました。Masters Shanghaiで上位成績をのこしたG2 Esportsのようなチームはやはりインターナショナルリーグで見ていたいのでいい変更となったのではないでしょうか。

また、Tier-2シーンの重要性も証明され、変更が加えられることが発表されました。これにより今まで以上に若い才能などの発掘が行われるのではないでしょうか。Gen.G EsportsのKaronのようにランクで暴れた選手が国際大会で活躍するのを見ることができるかもしれません。