VALORANTのアイスボックスは、近・中・遠距離幅広く撃ち合いが発生するマップです。加えて、高低差のあるポジションが多いため、プリエイムを細かく行う必要があります。
そんなVALORANTのアイスボックスをプレイされる方のなかには、
「どうすれば勝てるのかわからない」
「どのポジションが強いんだろう」
と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。筆者もアイスボックスは苦手なマップだったものの、今では7割近い勝率があります。
そこで、この記事では、VALORANTのアイスボックスの強ポジや構成などについて解説していきます。少しでも勝率を向上させたい場合は、ぜひチェックしてみてください。
VALORANTのアイスボックスはどんなマップ?
VALORANTのアイスボックスは、幅広い距離感の撃ち合いが発生するマップです。例えば、サイト内は近・中距離、Aサイト側のラフターとベルトの交戦や、Bサイト側の雪だるまとイエローの交戦は遠距離となります。
また、高低差のあるポジションが多いのも特徴です。細かいプリエイムが必要だったり、上下のポジションでのカバーを取りやすかったりします。平面だけでなく、立体的なイメージで交戦することが大切です。
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VALORANTのアイスボックスの強ポジ
VALORANTのアイスボックスは、高低差がある分、強ポジと呼ばれる場所が多いです。取っておきたい強いポジションをまとめて紹介します。
A側
ラフター上の右隅

ネストを侵攻している敵を頭1個で射撃できます。
スクリーン上

サイト内に侵攻してくる敵の意表を付けます。また、体を少し出せばパイプ下やベルトまで射線を通せるため、味方のカバーを取る動きも強力です。
サイト内ジップ上

Aサイト内への左右からの侵入に対して、どちらにも射線を通せられます。立ち回りやすく、マルチキルを生み出せる可能性があるポジションです。ただし、壁が薄く、壁抜きに弱い点を留意しておきましょう。
サイト内箱上1

ジェットやチェンバー、レイズが行けるポジションで、ワンピックを狙えます。ただし、敵視点は、右の壁に体をこするようにすれば、この射線から逃れられるため、ラウンド開始からある程度時間が経過した場合は抜けられていることを警戒するようにしましょう。
サイト内箱上2

ベルトからの侵攻を確認できるポジションです。頭一個でのぞけるため、敵からの射撃も当たりにくいです。万が一、当てられた場合でも壁抜き判定で生き残れる可能性があります。
サイト内箱上3

Aサイトにボム設置後、敵のリテイクを抑える際に有効なポジションです。プリエイムが行われにくいポジションで、優位に撃ち合えます。
B側
イエロー上

ジェットやチェンバー、レイズが行けるポジションで、ガレージからの侵攻を確認できます。ワンピック取った後にリポジションしやすいのも特徴で、イエロー裏に回ったり、サイト内に引いたりと立ち回ることが可能です。
サイト内ジップ上

敵のヴァイパーのカーテン配置位置にもよるものの、毒の壁越しに設置位置を狙えるポジションです。ただし、敵からの弾幕が飛んでくる可能性が高いため、数発撃った後は素早く移動するようにしましょう。
チューブ上

攻め側・守り側両方が状況によって使用できるポジションです。ただし、ジェットやオーメンなどの限定されたエージェントしか登れない点を留意しておきましょう。
VALORANTのアイスボックスのピック率
VALORANTのアイスボックスでのエージェントピック率を表にしてまとめています。以下の表の数値を参考にして、ピックするエージェントを検討してみてください。今回の調査では、エピソード8のACT3でイモータル3に位置する方の数値を掲載しています。
エージェント | ピック率 |
---|---|
ジェット | 18.6% |
ソーヴァ | 16.5% |
ヴァイパー | 14.1% |
レイナ | 13.6% |
キルジョイ | 12.6% |
アイソ | 5.3% |
クローブ | 4.6% |
チェンバー | 3.9% |
ゲッコー | 2.6% |
ハーバー | 1.4% |
出典:blitz.gg
VALORANTのアイスボックスのおすすめ構成
VALORANTのアイスボックスのアンレートおよびコンペンティブのおすすめ構成は以下の通りです。
エージェント | ロール |
---|---|
ジェット | デュエリスト |
レイナ | デュエリスト |
ゲッコー | イニシエーター |
ヴァイパー | コントローラー |
キルジョイ | センチネル |
攻守ともにバランスのとれた構成です。ジェットやレイナによるワンピックで人数有利を狙えるのはもちろん、ゲッコーのウィングマンで安全に設置を行えます。加えて、レイナとゲッコーがフラッシュアビリティを有しているため、オペレーターのケアやエリア取りにも効果的です。とくに、同時にフラッシュアビリティをあわせれば、高確率でヒットさせられます。設置後は、ヴァイパーのスネークバイトやキルジョイのナノスワーム、ゲッコーのモッシュピットで遅延を図れます。
防衛面では、キルジョイのタレットとアラームボットで敵に取られているエリアをしっかりと把握可能です。ぜひ参考にしてプレイしてみてください。
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VALORANTのアイスボックスでのエージェント立ち回り
VALORANTのアイスボックスにおける各エージェントのおすすめの立ち回りを解説していきます。どうやって動けばチームに貢献できるかわからないという方はぜひチェックしてみてください。
ジェット
高低差のあるアイスボックスで非常に立ち回りやすいエージェントがジェットです。アップドラフトを駆使して通常のエージェントではいけないポジションニングを行えます。例えば、先ほど紹介したB側のチューブ上が挙げられます。積極的にワンピックを狙う立ち回りを心がけるようにしましょう。
また、アイスボックスは、中・遠距離での撃ち合いも発生しやすいことからオペレーターの運用もおすすめです。オペレータを使用する際にも強ポジとあわせることで、ワンピックをとれる可能性が向上するため、ぜひ実践で使用してみてください。
ワンウェイスモークを焚きやすいのもポイント。ジェットのクラウドバーストを箱等に当てれば、簡単にワンウェイを生み出せます。ワンピック取って引く際に、カバーを取られる可能性を軽減させることが可能です。
ヴァイパー
ヴァイパーは、防衛時のエリアコントロールが重要なエージェントです。基本的にはカーテンをAに、ポイズンクラウドをBにおいて敵の侵攻を妨害します。敵がカーテンやポイズンクラウドを超えて入ってきそうな場合には、スネークバイトで味方が寄るまでの時間稼ぎも可能です。ヴァイパーが倒されてしまうと敵視点一気にラインを押し上げやすくなるため、引き気味のポジショニングを意識しましょう。
また、攻め側では、ミッドにポイズンクラウドを設置してエリアコントロールを行ったり、設置後の遅延を行ったりできます。生き残れば遅延を入れられる分、勝率を向上させることが可能です。無駄なデスをしないように心がけることも大切です。
キルジョイ
アイスボックスでのキルジョイは、ヴァイパーと同様に防衛時の役割が重要なエージェントです。チューブからマーケットへの侵攻やミッドからBやAへの侵攻を把握するために、タレットやアラームボットを設置します。万が一、早い段階でキルされてしまうと、敵がどこまで入っているのか判断できなくなり、一気に不利状況となってしまう点を留意しておきましょう。
また、攻め側は、タレットやアラームボットを駆使して、安全なエリアをキープすることが大切です。例えばAに行けないからBに行こうとした際に、エリアが確保できていないと潜んでいる敵にマルチキルされる可能性が生まれてしまいます。場面によっては一人でエリアを押し上げる動きも必要です。本陣とは別の場所の情報をとり、「A敵いないよ」などとコールできるようになればより勝率を向上させられます。
まとめ
この記事では、VALORANTのアイスボックスの強ポジや構成などについて解説してきました。同マップは、高低差が多い分、強いポジションが多く存在しています。紹介したポジションを積極的に確保することで、より優位に戦闘を行えるため、ぜひ使ってみてください。
また、アイスボックスは、ほかのマップと比較してエージェントピックに幅を付けにくいです。できるだけ同じキャラを使用することで、練度を向上させることが勝利アップへの近道といえます。おすすめした構成のなかで自分にあったエージェントをピックして練習しましょう。