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5月3日から始まるALGS Year4 Split1Playoffs。11月からおよそ半年にわたって行われた地域予選を勝ち抜き、全40チームがこのオフラインの世界大会の舞台であるロサンゼルスに集結しました。日韓リージョンとしては非常に大規模な選手の移籍が行われてから初めての世界大会で、私たちが所属するAPAC NORTHからは8チームが参戦します。

悲願のAPAC NORHT初の世界大会優勝に期待がかかるALGS Year4 Split1 Playoffs!今回も私たちeスポーツネットでは、試合結果を速報形式でお伝えしていこうと思います。

algs year 4 split 1 playoffs
©ALGS APAC NORTH – JP@ALGS_J
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【速報】ALGS Year4 Split2 プロリーグ APAC NORTH結果まとめ

 

ALGS Year4 Split1 Playoffsグループステージ

Day1 CvD

オープニングゲームは、Allianceがチャンピオンを獲得!Yuki選手が競技シーンを退いてから初の世界大会で見事初戦からチャンピオンとなりました。日本勢ではFNATICが最高順位である7位6キルで総合7位スタートとなります。2試合目は、日本チームがポイントを積み上げていきます。まず、NORTHEPTIONが12キル3位で19ポイントを獲得。一気に総合3位まで上り詰めます。そんなNORTHEPTIONと最終ファイトで敗れてしまったHAOも5位を獲得。FNATICも7位3キルで、安定してポイントを重ねていきます。ストームポイント最後となった3試合目は、 o7が20キルチャンピオンを獲得Gnaske選手は1人で11キルを取るなど、大暴れとなりました。o7はこの試合で32ポイントを稼ぎ、総合2位まで上がります。FNATICは最後のファイトで敗れてしまい、2位7キルとなります。NORTHEPTIONは連続で3位となり、総合でも3位につけます。

マップが変わってワールズエッジではザ・ツリーでRIDDLE ORDERとFURIAが初動ファイトとなります。メルトステラ選手、saku選手が落とされる中、ゆきお選手が生き残り、蘇生に成功!FURIAをラバサイフォン横の建物で迎え撃ち、初動ファイトのリベンジ成功となりました。しかし結果的に世界王者であるTSMとCEO対決で負けてしまい、16位で4試合目を終えます。NORTHEPTIONも安置中の良いポジションを取っていたものの、そこを逆に狙われていまい、17位となります。FNATICは同じAPAC NORTHのHAOとのファイトに敗れ、9位6キルとなりましたが、この試合終了時点で総合2位となりました。ここまでグループC勢が大活躍しています。

続く5試合目は、Elev8 GamingがNAから初のチャンピオンとなりました。Legends Gamingはワールズエッジになってから好調で1位、2位となり、総合順位も一気に2位となりました。6試合目は初戦チャンピオンだったAllianceが2度目のチャンピオンとなりました。続く2位にはo7が12キルと大量のキルポイントと共に続きます。APAC NORHTは5位にはHAO、6位にFNATICが続きました。6戦を通してチャンピオン獲得はなかったものの、この2チームは着実にポイントを重ねていきました。

CvDの総合結果はご覧の通りです。

ALGS Year4 split1 playoffs
©ALGS APAC NORTH – JP@ALGS_JP

3試合目にチャンピオンを獲得した o7が首位通過となりました。今回から初めて追加となったCNリージョンからの招待枠であるWMNDYが世界の強豪を抑えて2位となります。3位には2試合チャンピオンとなったAllianceが入ります。APAC NORTHからはFNATICが4位で最高順位となりました。9位にはNORTHEPTION、12位にHAOとなります。RIDDLE ORDERは20位と苦しいスタートとなりますが、残りのvsA、Bでの巻き返しに期待がかかります。

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AvB

AvBから韓国チームが初登場!グループAにいる新生CRAZY RACCOONやグループBに振り分けられていて、ALGS Year4 Split1 APAC NORHTリージョナルファイナルで優勝を決めたreject winnityが登場します。日本チームとしてはKINOTROPE gamingが登場。RED Ramsは世界大会初登場となり、ダークホースがどこまで活躍できるのか楽しみです。

初戦から日韓チームは大活躍!CRAZY RACCOONがAPAC NORTH初のチャンピオンを取り、2位には初出場のRED Ramsが入ります。KINOTROPE gamingも4位に入り、上位4チームのうち3チームを日韓チームが独占することになりました。2試合目はSerenityが9キルチャンピオン!ダウンビースト上という強ポジションを取ったことによりチャンピオンに繋がりました。APAC NORTHからは5位にKINOTROPE gaming、6位にREJECT WINNITYが入りました。また8位にはRED Ramsが入るなど、2試合連続で好調ぶりを発揮します。

続く3試合目はREJECT WINNITYがAURORAとのファイトを制し、見事チャンピオン!韓国チームが続々とチャンピオンを決めていきます。4試合目にはOMiTがチャンピオンとなります。最終では、SerenityとDisguisedの三つ巴となり、厳しい状況かと思われたのですが、最後にファイトに絡んだということもありチャンピオンとなりました。この4試合で、APAC NORTH、SOUTH、EMEAが続々とチャンピオンを取っていきます。

5試合目は先ほどチャンピオンだったOMiTが初動ファイトで早くも敗れてしまいます。そんな中チャンピオンを獲得したのは好調のCRAZY RACCOONです。9キルを獲得し、この試合唯一の20ポイント以上獲得チームとなりました。2位には最終安置とランドマークが近かったDarkZeroが入ります。最終6試合目は塔上にいたAURORA のHardecki 選手1人を3人で潰した2Rats1Controllerがチャンピオン獲得となりました。AURORAはこの試合で14キルを達成し、2位ながらもチャンピオンチームよりも多くポイントを稼ぐ形となりました。

AvBの総合結果はご覧のとおりです。

algs year 4 split 1 playoffs
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1位は6試合目に大量ポイント獲得となったAURORAが入ります。2位にはチャンピオンを取っていないものの高順位を取り続けたDarkZeroが入ります。APAC NORTHからは4位47ポイントでCRAZY RACCOON、8位に初出場ながらも36ポイント獲得となったRED Ramsが入りました。他にはREJECT WINNITYが12位、KINOTROPE gamingが15位に入りました。1回あたり約34ポイント獲得がWINNERS ROUND1出場への鍵となります。この2チームは順位こそ低いもののそれぞれ28ポイント、25ポイントを獲得していることから、他の組み合わせでの結果次第では十分にWINNERS ROUND1へ進出できるだけのポイントを獲得しています。残りのグループステージでの戦いも頑張ってほしいです!全力で応援しています。

AvD

AvsDでは、WINNERS ROUND1進出へ正念場となるRIDDLE ORDER、KINOTROPE gamingが登場します。先ほど2回チャンピオンを取ったCRAZY RACCOON、そして安定した成績を見せているHAOが登場。獲得ポイントをさらにどこまで伸ばせるのか注目の組み合わせとなっています。

初戦はグループステージ絶好調のAllianceが18キルチャンピオンというビッグゲームを達成しました!2位にはなんとHAOが入ります。HAOは途中のヴァルキリージャンプを成功させ、最終安置のど真ん中の建物を取ると、そのポジションを守り切り2位となりました。続く3位にはNot Moist、4位にはDarkZeroが入り、2位のHAOからDarkZeroまで全員15ポイントを獲得しました。

2戦目はKINOTROPE gamingが日本チーム初のチャンピオン獲得!ランドマークに安置が寄り切ったこともあり、ポジションを守り切ってチャンピオンとなりました。途中1tappy選手がVCで勝てるよと声をかけていましたが、有言実行した形です。また、先ほどのvsBでは苦戦を強いられましたがそこから上手に修正してのチャンピオンです!さすが逆境に強いKINOTROPE gaming。この勢いのままポイントを大量に積み上げてほしいですね!

3試合目は最終安置であるセノーテ洞窟で多くのチームが共存している中、Virtus.proが見事チャンピオンとなりました。日韓チームだとCRAZY RACCOONが6位7キルで10ポイント獲得となりました。2Rats1Controllerとの初動ファイトがあったRIDDLE ORDERは、3戦で5ポイントと厳しい状況ではありますが、後半のワールズエッジで活躍してくれることを期待しています。

そんなRIDDLE ORDERは4試合目、フラグメントの狭いエリアを取り続けながら5位を獲得し、復調の兆しを見せます。そしてこの試合は、今大会優勝候補筆頭のDarkZeroがこの大会初のチャンピオンとなり、総合1位に上がります。5試合目は再びVirtus.proがチャンピオン!KINOTROPE gamingは初動かぶりがあったものの3位5キルを獲得し、総合5位まで浮上します。6試合目はザ・ツリーと反対側の調査キャンプ、クリマタイザー奥が最終安置だったのにも関わらずRIDDLE ORDERが見事2位4キルとなりました。最後の最後で意地を見せます。チャンピオンを取ったのは、DarkZeroでAllianceとの直接対決を制し、チャンピオンとなりました。

AvDの総合結果はご覧の通りです。

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©ALGS APAC NORTH – JP@ALGS_JP

1位はワールズエッジで2回チャンピオンを獲得したDarkZeroです。チャンピオンではない試合でも2試合目を除いて全て上位8位以内を獲得するなど大活躍となりました。この6戦で手に入れたポイントは76ポイントでWINNERS ROUND1進出を確実にしました。2位になったのは同じく2回チャンピオンを獲得したVirtus.proです。3位にはAlliance、4位にはSSGが入りました。APAC NORTHでは5位のKINOTROPE gamingが最高成績となっています。HAOは11位、RIDDLE ORDERは14位、CRAZY RACCOONは15位となりました。

algs year 4 split 1 playoffs
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DAY2 BvC

このグループが終わると、全てのチームが2巡目終了し、残すところ最後の総当たり戦がスタートとなります。

ストームポイントで始まった1試合目はRED Ramsが初動から避雷針で世界大会王者のTSMと激突!見事勝ち勢いそのまま世界の強豪を続々と倒し、6位9キルで試合を終えます。そのRED Ramsを倒したのはFNATICで途中から1位ではなく、キルポイントを稼ごうというコールの下、5位7キルとなりました。REJECT WINNITYは11キル獲得で、総合2位からスタートとなりました。この試合のチャンピオンはGEARED GAMINGでSAから初のチャンピオンとなりました。

2試合目もTSMと初動ファイトをしたRED Rams。最初1ピック落とすとそのまま倒し、2連続勝利!1試合目から良い流れのままなんとチャンピオンとなりました!日本チーム2回目のチャンピオンで、11キルでのチャンピオンです!REJECT WINNITYも6位11キルで、暫定総合1位、2位になります。

3試合目では調子の良いRED Ramsとの初動ファイトを世界王者のTSMが避けるという珍しいシーンが見られます。しかし、RED Ramsは道中でNORTHEPTIONとのファイトに敗れ、19位で試合を終えます。最終円がカスケードフォールによるという珍しい安置の中、FURIAが見事チャンピオンを獲得!3位にはFNATICが入りました。

続く4試合目ではOMiTがチャンピオンを獲得!続く2位には好調のAURORAが11キルで入ります。そして5試合目では念願のFNATICが初チャンピオン!世界王者TSMを破ってのチャンピオンとなりました。続く6試合目はDisguisedがチャンピオンを獲得し、2位にはFURIAが入りました。

BvCの総合結果はご覧のとおりです。

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1位は2、3、4試合目に2位を達成したAURORAが1位となりました。2位には1ポイント差でFURIAが入ります。3位には初出場となったRED Ramsが続きます。4位にはFNATIC、5位にはREJECT WINNITYが続き、APAC NORTHが軒並み好調でした。NORTHEPTIONは19位となかなか調子が上がりませんでした。グループステージ最後の戦いであるAvCでの活躍に期待しましょう!

BvD

ここからグループステージ最後の組み合わせがスタートします。グループステージ終了後、獲得ポイント上位20チームがWINNERS ROUND1出場となります。APAC NORTHからは総合7位のRED Rams、総合12位のREJECT WINNITY、総合24位のHAO、総合37位のRIDDLE ORDERが出場となります。特にHAOにとってはWINNERS ROUND1に出場するために今までよりも少し多くポイントが必要です。またREJECT WINNITYは海外キャスターのこの組み合わせの首位通過予想に3票も入るなど、世界的にも注目されており、どこまでいけるのか楽しみです。

今回からワールズエッジからスタートとなったBvD。初戦は火力発電所に寄るかと思いつつ、中継に戻るという難しい安置予想の中、HAOが早い段階から安置中を取ります。その結果、4位3キルと好調の滑り出しを見せます。この試合は、SAから勝ち抜いたBR DEM0NZがチャンピオンで、中継地点の昇降台が最終安置という難しい中、チャンピオンを取りました。

2試合目は高い連携力を見せたREJECT WINNITYが12キルチャンピオン!ファイト力で敵をどんどん倒していき、自分たちのルートを作りながらチャンピオンとなりました。3試合目は伝説の試合が誕生しました。Allianceが24キルチャンピオンというとんでもない記録を打ち立てました!これはオフラインで行われる世界大会でのチャンピオン獲得時の最多キル数の新記録となりました。圧巻の試合でしたね。この試合ぐらいから、WINNERS ROUND1に進出するためにポイントが必要となることから、徐々にファイト環境となってきました。

そんな4試合目はLiquid Alienwareがチャンピオン!構成をコースティック、ヴァルキリー、ジブラルタルに変えたRIDDLE ORDERは、最終円のファイト中、前ドームでSSGに詰めるも、すぐに対応され一気に押され4位となってしましました。HAOもヴァルキリージャンプをうまく活用したものの、コースティックにポジションをつぶされてしまい、6位となりました。

5試合目はHEROEZが見事チャンピオンとなり、2位にはREJECT WINNITYが入り、総合3位まで上がります。そんなREJECT WINNITYは6試合目に見事チャンピオンを獲得!両マップでチャンピオンを取る絶好調ぶりを見せました。

BvDの総合結果はご覧のとおりです。

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©ALGS APAC NORTH – JP@ALGS_JP

首位を獲得したのは、Not Moistです。最後の試合で21ポイントを獲得し、WINNERS ROUND1出場を確定させました。2位は1位とわずか1ポイント差でREJECT WINNITYが入ります。合計136ポイントとなり暫定総合3位につけ、こちらもWINNERS ROUND1出場を確実にしました。APAC NORTHではRED Ramsが初動ファイトに苦しめられ、7ポイント獲得となり、総合では93ポイントで次のAvCの結果を待つこととなりました。12位にはHAO、17位にはRIDDLE ORDERがそれぞれ入りました。RIDDLE ORDERは現時点で総合35位であることからLOSERS ROUND1からの勝ち上がりに期待がかかります。

AvC

グループステージ最後の戦いが始まります。この戦いが終わるとWINNERS ROUND1、LOSERS ROUND1に進出するそれぞれ20チームが決まります。注目チームはKINOTROPE gaming、TSM、CRAZY RACCOONです。この3チームは、現在WINNERS ROUND1に進出できるかボーダー争いにいるチームですので、私たちも全力で応援していこうと思います。

1試合目はTSMがチャンピオン!最終ファイト前には会場中から割れんばかりのTSMコールが沸き起こります。その声援もあってかVirtus.proとのファイトに勝利しました。FNATICはマッドマギー、ホライゾン、ライフラインという特殊な構成でハイドを決め、順調にキルポイントを取っていきました。

2試合目はElev8 Gamingがチャンピオンとなります。DarkZeroも2位となり、NA勢がようやく本来の力を取り戻してきたようです。FNATICは今回ライフラインに代わり、ミラージュを採用。DarkZeroとのファイトでは会場から拍手が起こるという不思議な現象が起こりました。3試合目はElev8 Gamingが2連続チャンピオン!先ほどと同じくDarkZeroが2位となりました。DarkZeroはワールズエッジで3位、2位、2位となり抜群の安定感を見せます。FNATICは敵を追っかけまわしてまで轢き殺すなどとんでもないムーブをし12位11キルとなりました。CRAZY RACCOONは途中Jusna選手を失い、2人で戦うことになったものの5位まで伸ばすことに成功しました。

ストームポイントにマップが変わった第4試合目はDarkZeroがチャンピオン!ここまで3位、2位、2位ときてようやくチャンピオンとなりました。KINOTROPE gamingは4位4キルで9ポイントを獲得し、WINNERS ROUND1進出へ望みをかけます。第5試合目は、なんとまたDarkZeroがチャンピオン!前回大会の雪辱を果たすかのような大暴れっぷりを見せます。KINOTROPE gamingは4rufa 選手の活躍によりFURIAを倒したものの、その後漁夫に来たLegends Gamingに1v3を仕掛けられ、6位フィニッシュとなりました。
そしてなんと6試合目もまたDarkZeroがチャンピオン!これでDarkZeroはストームポイント全勝となりました。CRAZY RACCOONは4位、KINOTROPE gamingは5位でフィニッシュとなりました。

AvCの総合結果はご覧のとおりです。

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1位はDarkZeroで121ポイントとなりました。このグループでの戦いだけだとしてもWINNERS ROUND1に進出可能なポイントというとんでもない成績を叩き出しました。ずっと見ていたのですが、正直理解が追い付かないほど強かったです。2連続チャンピオンを獲得したElev8 Gamingが64ポイントで2位につけます。3位には、いろんな構成やロールを試しつつキルムーブをしていたFNATICが入りました。他のAPAC NORTHチームの成績は、KINOTROPE gamingが13位、CRAZY RACCOONが15位、NORTHEPTIONが17位で最後のグループステージの戦いを終えました。

グループステージ総合結果

グループステージの総合結果はご覧のとおりです。

algs year 4 split 1 playoffs グループステージ結果
©ALGS APAC NORTH – JP@ALGS_JP

DarkZeroが248ポイントと驚きのポイント数でグループステージ首位通過となりました。2位にはAURORA、3位にはチャンピオン獲得時の最多キル数の記録を塗り替えたAllianceが入ります。APAC NORTHではFNATICが4位、REJECT WINNITYが5位に入り、世界の強豪たちに肩を並べます。

先ほどのAvCでDarkZero が大活躍したおかげもあって19位93ポイントでRED Ramsが、20位92ポイントでCRAZY RACCOONがぎりぎりWINNERS ROUND1へ進出となりました。KINOTROPE gamingは89ポイントでわずか3ポイント届かず、LOSERS ROUND1からFINALS進出を目指します。28位にはHAO、38位にNORTHEPTION、39位にRIDDLE ORDERが続きました。

いよいよ始まるブラケットステージでは、敗退するチームが出てきます。日韓チームは全チームがFINALSに進出できるよう私たちも全力で応援していきたいと思います!

ALGS Year4 Split1 Playoffsブラケットステージ

ブラケットステージはFINALSに進出する20チームを決める戦いです。グループステージ下位20チームがLOSERS ROUND1、上位20チームがWINNERS ROUND1で戦います。WINNERS ROUND1の上位10チームはボーナスポイントを持ってFINALSに進出となります。LOSERS ROUND1の上位10チームとWINNERS ROUND1の下位10チームでLOSERS ROUND2を戦い、上位10チームがFINALSに進出となります。

WINNERS ROUND1

グループステージ上位20チームで争われるWINNERS ROUND1。ここで勝ち抜けば、ボーナスポイントを持ちながらFINALSに進出できます。世界大会優勝へ向けて重要となるこのWINNERS ROUND1は果たしてどのチームが勝ったのでしょうか。

1試合目は序盤から共存を選択するチームが増えており、なかなか部隊数が減りません。またセノーテ洞窟という特殊な安置のため、かなりの部隊が残りました。そんな中、試合が動いたのは第4円収縮時です。ここで一気に16部隊から11部隊へ部隊が減ります。そこからさらに試合は動いていき、最終円スタート前にはREJECT WINNITYとDarkZeroのみとなりました。最後に勝ったのはDarkZeroで、前日のグループステージAvCからストームポイントで4連続チャンピオンという偉業を成し遂げました。

2試合目も全体的に安置内に早く入っていく傾向にある試合展開となっていきます。そんな中、第1円縮小中にDarkZeroが倒されてしまい、5連続チャンピオンはなりませんでした。第2円を見るとパイロンかと思われた安置でしたが、第3円が大きく外れ、先ほど2位だったREJECT WINNITYだけが安置読みを成功させます。そのままワットソンでポジションを守り、見事チャンピオン獲得となりました!

3試合目はFNATICが大爆発!ライフライン、バンガロール、ブラッドハウンドという構成でキルムーブが大成功!3位18キルでこの1試合で25ポイントを獲得しました。試合中にはYukaF選手がクレーバーで撃ち抜く瞬間もあるなど、大活躍を見せました。この試合は2Rats1Controllerが11キル獲得でのチャンピオンとなりました。

続く第4試合目は現状総合1位のREJECT WINNITYを倒し、FNATICが12キルチャンピオンを獲得!REJECT WINNITYも4位7キルで、この試合FNATICに次ぐ最多ポイントを獲得します。この試合でREJECT WINNITYとFNATICが総合暫定1位、2位で3位以下に10ポイント以上の差をつけるという圧倒的な強さを見せてくれました。

5試合目もFNATICの勢いが止まりません。2位15キルとなり、この試合でREJECT WINNITYと総合1位、2位が入れ替わりました。RED Ramsは初動ファイトに苦しめられ、19位となりました。現在総合12位で最終試合8ポイント差を巻き返せるか注目です。

WINNERS ROUND1の6試合目は、現状総合1位、2位のFNATIC対REJECT WINNITYのファイトからスタートします。FNATICは中継地点のREJECT WINNITYを倒しに行き、1位通過を確定させました。そのまま2位5キルまで伸ばし、最後の試合を終えました。o7が8キルチャンピオンとなり、この試合で一気に20ポイントを稼ぎました。

WINNERS ROUND1の総合結果はご覧のとおりです。

algs year 4 split 1 playoffs WINNERS 結果
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1位は89ポイントでFNATICとなりました。特に第3試合目から第6試合目まではキルムーブをして大暴れした結果、APAC NORTH勢初のWINNERS ROUND1で1位通過となりました。2位は1、2試合目に好調だったREJECT WINNITYが59ポイントで通過となりました。APAC NORTHチームが1、2位フィニッシュをするという史上初の快挙を達成しました。

3位にはSerenity、4位には世界大会王者のDarkZeroが入ります。AllianceやTSMはそれぞれ12位と17位とFINALSにWINNERS ROUND1から進出することはできませんでした。また、日韓勢だとRED Ramsが15位、CRAZY RACCOONが18位となり、LOSERS ROUND2からFINALS進出を目指します。

LOSERS ROUND1

1試合目からKINOTROPE gamingが9キルチャンピオンとなりました。最後のファイトでは4rufa選手が有利なポジションからGEARED GAMING、Disguisedをどんどん倒していき、チャンピオンとなりました。2試合目も再びKINOTROPE gamingがチャンピオン獲得!この試合でも4rufa選手がコースティックを巧みに使いながらOxygen Esportsを倒しチャンピオンとなりました。この2試合で44ポイントを稼ぎ、LOSERS ROUND2進出をほぼ確実にしました。

3試合目はRIDDLE ORDERが2位9キルという大健闘!HEROEZは1人のみ残ってハイドしていたところからsaku選手との1v1を勝ち、チャンピオンとなりました。この試合で一気にポイントを稼いだRIDDLE ORDERは総合10位まで上がり、ボーダー争いに加わりました。

ワールズエッジにマップが変わった4試合目は先ほどの3試合に比べ、ファイトが激しくなってきました。最終安置がモニュメント付近になる中、NORTHEPTIONが5位3キルで総合12位まで上がりました。この試合はwonton dumplingが7キルでチャンピオンとなりました。

5試合目はまたもやRIDDLE ORDERが2位6キルを獲得!途中ゆきお選手が落ちてしまいますが、saku選手、メルトステラ選手がデュオで順位を上げ、見事ポイント獲得となりました。途中2人の熱いコールがあるなど、見ていてとてもわくわくしました!チャンピオンを獲得したのはGEARED GAMINGで、この試合結果により総合1位をKINOTROPE gamingから奪いました。

泣いても笑っても最後の6試合目。ボーダー争いをしているRIDDLE ORDERは道中のファイトに敗れてしまい、16位で結果を待ちます。後がないNORTHEPTIONは安置が寄ったこともあり大健闘しましたが、6位1キルでフィニッシュします。これらの結果がどのように影響したのでしょうか。

LOSERS ROUND1の総合結果は以下の通りです。

algs year 4 split 1 playoffs LOSERS1 結果
©ALGS APAC NORTH – JP@ALGS_JP

2連続チャンピオンを取ったKINOTROPE gamingは総合2位でLOSERS ROUND2への切符を見事勝ち取りました!おめでとうございます。そしてなんとRIDDLE ORDERが10位とわずか1ポイント差で11位となり、敗退確定となりました。NORTHEPTIONも14位とあと一歩が届かずここで敗退となります。HAOはなかなか調子があがらず20位で大会を終えました。

敗退してしまったチームも感動的な試合をたくさん見せてくれました。本当にありがとうございます。また同じチーム、メンバーでALGS Year4 Split2をリベンジしてほしいです。

LOSERS ROUND2

WINNERS ROUND1の下位10チームとLOSERS ROUND1の上位10チームで行われるLOSERS ROUND2。ここで上位10チームに入れば、最終日のFINALSに進出することができます。APAC NORTHからはRED Rams、CRAZY RACCOON、KINOTROPE gamingの3チームが戦います。世界の強豪としてはTSMやAllianceが出場し、FINALS進出を目指します。

1試合目は、ラバサイフォンでwonton dumplingとTSMの初動ファイトが勃発します。前回王者のTSMはここでなんと負けてしまうという驚愕の展開が繰り広げられます。もちろん日本チームだって魅せます。RED RamsはCloud9と3v3のファイトを行いますが、一度ライフラインをピックしたちこちゃん選手以外がダウンしまうという状況になります。その後Datch選手を蘇生しますが、蘇生途中にちこちゃん選手自身もダウンしてしまいます。

しかしながら蘇生したDatch選手がCloud9の残りの敵を見事倒し、会場は大盛り上がりとなりました。この試合チャンピオンを獲得したのは、Legends Gamingで11キルと大量ポイント獲得となりました。

2試合目は、Elev8 Gamingが13キルチャンピオン!早めに安置内の試練横鉄塔を取っていたことが功を奏したKINOTROPE gamingは3位4キルとポイントを順調に稼いでいきます。そんなKINOTROPE gamingは3試合目に12キルチャンピオンを獲得します!この試合結果により、総合2位45ポイントを獲得し、FINALS進出をほぼ確実にします。

4試合目はCloud9が6キルでチャンピオンを獲得。一気に7位まで順位をあげ、FINALS進出圏内へと上昇します。続く5試合目はNatus Vincereが5キルチャンピオンを獲得します。CRAZY RACCOONは5位4キルで6試合目に望みを託します。

そんな運命の6試合目は序盤から激しい戦闘が起こります。CRAZY RACCOONはダウンビースト中のポジションを取っていましたが、最終円収縮時に他のパーティーからフォーカスされてしまい、3位3キルで試合を終えました。チャンピオンはCloud9でLOSERS ROUND2において2回目のチャンピオンとなりました。

LOSERS ROUND2の総合結果は以下のようになります。

algs year 4 split 1 playoffs LOSERS2 結果
©ALGS APAC NORTH – JP@ALGS_JP

1位はElev8 Gamingで66ポイント獲得。見事、FINALS通過となりました。4位にはKINOTROPE gamingが入り、APAC NORTH唯一のFINALSへ勝ち上がったチームとなります。7位にはTSM、8位にはLGが入ります。CRAZY RACCOONは11位とわずか2ポイント差で敗退となります。初動ファイトに苦しめられたRED Ramsは20位となり、ここで初の世界大会を終えました。

ALGS Year4 Split1 Playoffs FINALS

ブラケットステージを終え、世界上位20チームが確定しました。この戦いで世界王者が決まります。FINALSではキルポイントと順位ポイントの合計獲得ポイントが50ポイント以上のチームが最初に優勝するまで試合が終わりません。また試合はストームポイントとワールズエッジが2試合交代で行われます。

1試合目から激しい戦闘が繰り広げられたFINALS。開幕戦のチャンピオンはVirtus.proで最終円では強豪DarkZeroとCloud9を見事倒し、チャンピオンとなりました。

2試合目はなんとAPAC NORTHからREJECT WINNITYが9キルチャンピオンを達成!この試合で21ポイントを稼ぎ、元々持っていたボーナスポイントや、1試合目のポイントも合わせると総合33ポイントで2位のDarkZeroと11ポイント差をつけることに成功しました。次の試合結果次第では単独でマッチポイント点灯という状況まで持っていきました。FNATICはAURORAを車で追いかけまわすというとんでもないムーブを見せましたが、順位は伸びず15位5キルで戦いを終えました。

3試合目は、SWEET選手率いるLGがチャンピオンとなります。SSGとのファイトでは高低差からみてもかなり不利だったものの、SSGが下りてきたのをしっかりと倒し、見事チャンピオンとなりました。4試合目にチャンピオンを獲得したのは、Not Moistです。最終円のファイトでは、Not MoistとDarkZeroが3人、AllianceはEffect選手1人という状況の中、DarkZeroを破壊し、Not Moistがチャンピオンとなりました。

5試合目はDisguisedがチャンピオン!最終ファイトではREJECT WINNITYとのファイトでしたが、Disguisedコールが会場中に沸き起こりました。その声援も相まってか、Disguisedが見事ファイトに勝ち越しました。しかしこの試合でREJECT WINNITYとDarkZeroは総合50ポイント以上を獲得し、マッチポイント点灯となりました。ここからはどのチームがマッチポイントに点灯するか、またこの2チームがチャンピオンを獲得するか注目しながら試合を見ていきましょう!

6試合目にはFNATICがとんでもないムーブを見せます。DarkZeroを倒したAURORAを車で追いかけ、倒します。その後マッチポイントが点灯していたREJECT WINNITYを倒し、この試合で世界王者が決まるのを阻止します。しかしその後Cloud9とのファイトを勝つことができず、5位総合49ポイントでこの試合を終えます。

この試合は初動ファイトに苦しめられたElev8 Gamingがチャンピオンで、たった1試合で30ポイントを獲得しました。この試合で新たにマッチポイントを点灯させたチームはおらず、5試合目同様DarkZeroとREJECT WINNITYが依然マッチポイント点灯中ということになりました。

続く7試合目はGnaske 選手がソロで生き残ったところから、蘇生を通し見事o7がチャンピオン!DarkZeroは展望安置を縦横無尽に駆け巡り、キルを取り続け、ポジションも広くとることが出来ましたが、Legends Gamingとのファイトに敗れ4位となりました。FNATICは早めに安置の中まで移動し、2チームを倒しマッチポイントを見事点灯させました。この試合では、FNATICの他に、2位となったLegends GamingやAURORA、Not Moist、Disguisedがマッチポイント点灯し、計7チームがマッチポイントに点灯した状況で第8試合を迎えます。

迎えた8試合目、クリマタイザー上のチャンピオンポジションをめぐってDarkZeroをはじめとして続々とファイトが起こります。最終的に勝ったのはREJECT WINNITYで最終円までそのポジションを守り続けます。FNATICはKINOTROPE gamingから撃たれ敗れてしまい、この試合で優勝を確定することはできませんでした。最終円ではCloud9、SerenityとREJECT WINNITYの三つ巴となりましたが、2枚だったSerenityを倒し、その後Cloud9との3v3を制し、見事チャンピオン!マッチポイントに点灯していたこともあってそのまま世界王者となりました!!!

FINALSの結果はご覧のとおりです。

algs year 4 split 1 playoffs FINAL 結果
©ALGS APAC NORTH – JP@ALGS_JP

1位はもちろんREJECT WINNITYです!本当におめでとうございます。まさかAPAC NORTHから世界王者が出る時代が来るとは私自身も思っていませんでした。それぐらい世界王者の壁は高かったし、APAC SOUTHやEMEAに強豪チームがいたのも事実です。

しかも2PAD1キーマウという構成が強いと言われている中、3キーマウでの世界王者です。ALGSの歴史が動いた瞬間なのではないでしょうか。2位には今回優勝のREJECT WINNITYと同じく5試合目でマッチポイントが点灯したDarkZeroです。前回大会はFINALSに進出できなかったこともあり、一応のリベンジは達成できたのではないでしょうか。

3位にはFNATICが入ります。今までのAPAC NORTH最高成績がTEAM UNITEの3位でしたので、FNATICはREJECT WINNITYの優勝を除けば日韓勢の世界最高順位タイ記録となります。また選手、コーチ全員にとって自身が経験している世界最高記録を更新するという快挙を達成しました!

FINALSに進出したKINOTROPE gamingは20位と悔しい結果となりました。しかし、そもそもFINALSに進出しただけでも、世界上位20チームです。この最もハイレベルなチームが集まった中、一生懸命頑張った選手とコーチに私たちは拍手を送りたいと思います。

ALGS Year4 Split1Playoffs大会結果まとめ

ALGS Year4 Split1 PlayoffsはREJECT WINNITYの優勝で幕を閉じました。今までAPAC NORTHはそんなに強いリージョンだとは言われていなかったのが現状です。実際にNAのチームが優勝をし続けており、それ以外のリージョンからは世界王者は出ていませんでした。

大会が始まる前にも、優勝候補に多少名前が挙がっていたものの大本命ではありませんでした。それを全て覆しての優勝です。本当におめでとうございます。6月からはまたプロリーグがスタートしますが、世界最高峰のプロリーグとなること間違いなしです。今後の戦いも要チェックしていきましょう!