大人気バトルロワイヤルであるApex Legends。2024年2月4日でサービス開始から5周年を迎えます。5周年をお祝いするオフラインイベントとして、Apex Legends Asia Festival 2024 Winterが開催されるなどますます盛り上がりを見せています。
ゲーム内においても2月14日からシーズン20が開幕し、たくさんのアップデートが予定されております。今回は、シーズン20のアプデ内容に関して現段階で判明していることをまとめつつ、現在行われているALGS Year4 Split1でどのような影響があるのか予想していきたいと思います。
アーマーに関する変更
今回、シーズン20のアプデの特に大きな目玉としてアーマーに関する仕様変更があります。その中でも、3つのポイントに着目してご紹介していこうと思います。
レジェンドアップグレード
アーマーの進化レベルに応じて、レジェンドごとに決められたパークを選択し、キャラの能力を強化していくことができます。青アーマー、紫アーマーへの進化の度に2種類の中から選択していくようです。白アーマー、赤アーマーについてはそのような設定がありません。パークに関する公式発表はまだありませんが、スキルが1回多く使えるといったものから、ウルトのチャージ時間が短くなるといったものが予定されているようです。また通常だと調査ビーコンやリングコンソールが使えないレジェンドが、レジェンドアップグレードによって使えるようになるといったように、多様かつ大幅な能力調整となるようです。
地上に落ちているアーマーの削除
シーズン20のアプデに伴い、アーマーが一切地上に出現しなくなるそうです。これにより、以下2つの大きな変更が発生します。
金アーマーの削除
地上にアーマーが落ちていないことや、先ほど紹介したレジェンドアップグレードの導入に伴い、金アーマーが削除となります。
アーマースワップの変更
アーマースワップは敵のデスボックス又は地上に落ちているアーマーと自分が着ていたアーマーを交換し、シールドセルやバッテリーを巻くことなくシールドを回復するというものです。競技シーンでは、プロ選手達の素早いアーマースワップが見どころの一つでもありました。今回のアプデでは、敵のデスボックスからアーマーを取ることができません。その代わりに新たなアイテムであるシールドコアが登場します。シールドコアの取得により、プレイヤーのアーマーが回復するのですが、回復量が3パターンに分かれています。
1つ目はシールドコアのレア度とプレイヤーのアーマーが同じレア度のパターンです。例えば、拾ったのが青のシールドコアで、プレイヤーは青アーマーを着ている場合はそのまま青アーマー分が回復します。
2つ目は、シールドコアのレア度がプレイヤーのアーマーレベルを下回っているパターンです。例えば、拾ったのが白のシールドコアで、プレイヤーが青アーマーを着ていた場合には、白アーマー分のみ回復となり、フルシールドにするには、1つセルを巻く必要があります。
3つ目が、シールドコアのレア度がプレイヤーのアーマーレベルを上回っていた場合です。例えば拾ったのが、紫のシールドコアで、プレイヤーが青アーマーの場合は、紫アーマー分回復します。しかし、自身の着ている青アーマー分を上回る部分の回復は30秒経過後に消失し、通常の青アーマーへと戻ります。
アーマーの進化
今までは、敵に対する与ダメージとクラフトによってアーマーがより強力なものに進化していました。しかし今後は試合中の様々な行動により獲得する進化ポイントを用いてアーマーを進化させていくようです。以下EA公式サイトからの引用になります。
・個人で獲得
・ダメージ
・ノックアウト&ノックアウトアシスト
・自身よりもレベルの高いレジェンドをノックアウトで特別XPボーナス
・フィニッシャー
・進化キャッシュ(ケアパッケージ、保管庫など)
・チームで獲得
・部隊壊滅
・復活
・リスポーン
・クラス特性(調査ビーコン、リングコンソールなど)
・ワールド特性(野生生物、試練クリアなど)
・進化ハーベスター
引用:「エーペックスレジェンズ™: ブレイクアウト」がアップデート!© 2024 Electronic Arts Inc.
進化ハーベスターとは、新たに出現するアーマー進化ポイントをもらえる場所のようです。これはマップ内に複数存在し、出現場所はランダムとなっています。
クラフトの仕様変更
シーズン20からクラフトの仕様変更が発表されています。クラフトの仕様変更についてポイントをまとめてみました。
・クラフトポイントの削除
・クラフト時間の削除
・クラフト回数の制限
・クラフトアイテムの変更
シーズン20のアプデから、クラフトに必要なポイントを集める必要がなくなります。その代わり、レプリケーターごとに1回のみ使用可能です。そして、アイテムを選択するとすぐに生産可能でクラフト時間を待つ必要がありません。また、今回のアプデに伴いクラフト可能なアイテムは、弾薬、バッテリー、医療キット、バナーのみとなります。
競技シーンへの影響
ここまでシーズン20のアップデートに関する大幅な変更点を2つご紹介してきました。ここからは、これらの変更点が競技シーンにどのような影響をもたらすのか予想していきたいと思います。
レジェンド構成の変化
各レジェンドは、パッシブ、スキル、ウルトにより差別化されていますが、そこに4種類の選択可能なパークが追加となります。このことから構成に変化が出ると予測されます。開発チームのメンバーの1人は、新たなレジェンドが台頭するようにパークを調整したと話していることもあり、競技シーンに馴染みのない新たなレジェンドがいきなり登場してくるかもしれません。
ランドマークのティア
今回の変更に伴い、レプリケーターの近くのランドマークは実質的な弱体化と考えられます。逆に、調査ビーコンやリングコンソールが出現するランドマークはかなり強化となるのではないでしょうか。
次にランドマークのティアが上がると予想されるのが、保管庫の近くのランドマークです。特にワールズエッジのランドスライドやスタックス又はドームは強化を受けたとの見方をすることもできます。またアーマーがドロップしなくなったこともランドマークのティアに影響してくると予想されます。
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ムーブの変更
APEXの競技シーンにおいては、大きく分けて2つの戦略があります。1つは早めに安置に入る中ムーブと、もう1つは安置際や安置外で物資を集め、試合中盤あたりから各チームにファイトを仕掛けていく外ムーブがあります。もちろんこれらは大別した場合であって、その中間を取るチームや、試合展開や安置の場所によって、この2つの戦略を上手に切り替えるチームがあるのも事実です。
今回、クラフトによるアーマー進化ができなくなったことによって、外ムーブのチームは戦略を変更する必要性が出てくると予想します。もしかすると早い段階からファイトを仕掛け、進化ポイントを重ねていくという戦略が出てくるかもしれません。
まとめ
今回は5周年を迎えるAPEXのシーズン20のアップデートに関して、現時点で判明している情報と競技シーンへの影響を予想してみました。今後発表が予定されているパッチノートでは、今回ご紹介した進化アーマーやクラフトに関することや、各レジェンドと武器のバランス調整が詳細にお知らせされると思います。これらの変更は私たちにとって興味深いものであり、競技シーンでは各チームがどのような戦略を生み出すのか非常に楽しみです。またシーズン20のアプデによって、ひょっとするとALGSで大暴れするチームが出てくるかもしれません。私たちは今後もAPEX並びにALGSに関する最新情報をお届けしていくので、お楽しみに!