2022年9月29日からLoL世界一を決める大会「LoL Worlds 2022」がスタートしました。今回の大会はオフラインで開催され、北アメリカを舞台にメキシコ、ニューヨークやアトランタ、カリフォルニアと会場を移しながら行われます。実際に大会で戦っているトッププレイヤーやプロ選手達はもちろん、巧みな実況で会場を盛り上げる実況者や解説者の存在も忘れてはいけません。
今回は「Worlds 2022」で大会の状況を分かりやすく解説してくれる公式日本語LoL Twitch配信者やキャスターの方々を紹介させていただきます!
LoL Twitch配信者やキャスターの役割
実際のスポーツでも大会や試合の内容をわかりやすく解説を行い、視聴者や観客を盛り上げてくれるのが実況者やキャスターと呼ばれる方々です。LoLの国内プロリーグから世界大会「MSI」や「Worlds・WCS」でも実況者やキャスターの方達がわかりやすく解説を行っています。
LoLではプロ選手の瞬間的な判断やチーム同士の駆け引きなど瞬時に物事が動きます。「今、何が起こっているのか」「このあとはどうなるのか」というゲームの展開をあらかじめ伝えることで、視聴者や観客は臨場感を味わうことができるようになります。eSportsにおいて大会が成功するかどうかは実況者やキャスターにかかっていると言う意見も多いです。
LoL Twitchキャスター: eyes (アイズ)
「eyes氏」は日本国内プロリーグLJLで公式キャスターを務めている方です。LoL初期の頃から実況者活動を行っており、日本でのLoLコミュニティを黎明期より支えてきた人物と言えます。また、LJLの名付け親でもあり、LJLの歴史は常にこの方とともにあると言えるでしょう。
同じくLJLの公式解説者であるRevol氏とコンビを組んで実況・キャストをすることが多いです。日本で活躍している他の実況者・キャスターと違い、集団戦やチャンピオンの動きを細部まで実況するマシンガントークが特徴的な実況者です。日本人キャスターの中で最も有名なキャスターのうちの一人と言えるでしょう。
LoL Twitchキャスター: Revol (レボル)
「Revol氏」は、上述eyes氏と並んで多くの大会で実況・解説を行ってきた日本LoL界の有名実況者の一人です。日本人LoL Twitch配信者としても有名で、多くのLoLプレイヤーたちから支持されています。主に「League of Legends」の実況・解説を行っており、日本国内プロリーグの「LJL」では公式解説者を務めています。LoLの膨大な知識と経験を活かした、冷静で丁寧な実況を行うのが特徴的なキャスターです。
元Fantasy Earth Zero (スクウェア・エニックスが運営していた多人数同時参加型のオンラインゲーム) のプレイヤーで、バンクェットと呼ばれる全国大会で3位に入賞したこともあるほどゲーマーとしての実力もあります。「LoL Worlds 2022」でも日本語公式キャスターを務めていますので、興味がある方は確認しましょう。
LoL Twitchキャスター: katsudion (カツディオン)
katsudion氏も日本国内プロリーグLJLの実況を務めている公式キャスターです。元々はプロ選手として活躍しており、コーチを経て現在はキャスター・解説者を務めるようになりました。LJL会場ではkatsudion氏のお面を作り、持ち込むほど熱狂的なファンも見られるなど、多くのプレイヤーから愛されています。LoLの高校生大会やVtuverイベントに呼ばれ、実況・解説を行うなど、LJL以外でも多くの場で活躍しているキャスターです。
絵を描くことも得意としており、LoLのイベントやLJLのファイナルなどでkatsudion氏自ら描いたLoLのイラストや絵を公開しています。
LoL Twitchキャスター: Lillebelt (リールベルト)
「Lillebelt氏」はeSportsプロチームのRascal Jesterに所属していた元プロゲーマーでもあります。プロ選手だった頃の担当レーンはサポートで、おだやかで落ち着いた性格から多くのプレイヤーやファンからは「大天使」と呼ばれていますkatsudion氏と同様にプロ選手からコーチを経て、LJLの公式キャスターを務めており、あらゆる角度から国内プロリーグのLJLを見続けてきた人物でもあります。10年以上のLoLキャリアを持っているLillebelt氏のプロ目線の解説は多くのファンから親しまれています。
LoL Twitchキャスター: Jaeger (イェーガー)
「Jaeger氏」は、もともとLoLの大学生・専門学生リーグ「League U」でキャスターを務めていました。そこからステップアップし、現在は日本国内プロリーグLJLで主に実況を務めている公式キャスターです。まだキャリアが少ない時は視聴者から厳しい意見を言われていることが多い時期もありました。しかし、現在はLJLの公式キャスター、そしてLoLの世界大会「LoL Worlds」で日本語実況者を務めるほどまでに成長しました。
特に集団戦の実況に定評があり、わかりやすく、初心者プレイヤーの目線に立って実況を行うことからLoLを始めたばかりの初心者プレイヤーから人気のキャスターです。
難しい実況・解説の仕事ですが、楽しいをモットーにしている「Jaeger氏」の実況を楽しみにしているLoLファンもまた多いです。
LoL Twitchキャスター: Recruit (リクルート)
「Recruit氏」は、上述「Jaeger氏」とタッグを組み主に解説役を務めている日本国内プロリーグLJLの公式キャスターです。2019年からLJLで実況・解説を務め始め、まだキャリアは少ないものの丁寧でわかりやすい解説が特徴のキャスターです。
試合中、優勢なチームの解説だけではなく劣勢のチームがどのように立ち回れば逆転できるのか?といった初心者から上級者プレイヤーまで参考になる解説を得意としています。比較的キャリアが少ないキャスターですが、他のキャスターとは違う目線を持っている「Recruit氏」の解説を楽しみにしているLoLファン多くいます。
LoL Twitch配信者やキャスターになるためには?
LoL Twitch配信者や公式キャスターになるために、特に学歴や資格などは必要ありません。しかし、キャスターはそのゲームに精通し、膨大な知識を覚えないかぎり、実況・解説をスムーズに行うことは難しいでしょう。リアルタイムに変わる戦況、選手たちの狙いや戦術をいかにわかりやすく観客や視聴者に伝えることができるのか?というスキルが必要になります。ただ起こっていることを伝えるだけではなく、試合を盛り上げるような言い回しや表現の仕方など、ゲーム以外の知識も必要になるでしょう。
最近では、eSports全般を学ぶことのできる専門学校などがあり、そこでゲームや実況に関する技術や知識を学び、eSportsイベント企画会社などへ就職をする道などもあります。その後は、人脈や経験を活かし、フリーのキャスターや会社を立ち上げたり、独立して活躍する方も増えています。
また、実況者や解説者は説得力を求められる場合もあり、元々プロ選手としての大会実績や経験が認めれられれば、即戦力として起用されるケースもあります。プロの世界でトップ争いに敗れてしまったプロプレイヤーのセカンドキャリアとしての選択肢にもなっています。
LoL Twitch配信者やキャスターに求められるスキル
実況者や解説者がいなければ試合の状況や流れ、選手のスーパープレイなどが観客には伝わらず、盛り上がりに欠けてしまうといった自体になりかねません。プロのキャスターや実況者は選手たちのスーパープレイを言葉巧みに表現し、その興奮を何倍にも増幅させて会場を盛り上げるという技量が求められます。
ゲームへの深い理解力
やはりLoL Twitch配信者や実況者、キャスターに必要なのはLoLの知識です。最新情報はもちろん、過去からどのように変わったのか?チームの背景や歴史は?といったLoL全般の知識が必要不可欠になります。この知識量が多ければ多いほど、観客や視聴者にも参考になる有意義な実況・解説が行えるようになります。
強い責任感
eSportsの実況はスポーツ同様、基本的には生放送で行われ、簡単に代役を立てることができない職業です。また、地方や海外に出張して仕事をすることもありますので、自己管理力も大事なスキルとなります。
瞬時に対応できる判断力
目まぐるしく変わる戦況を解説するのはもちろん、予期せぬトラブルにも臨機応変に対応できる対応力や判断力が欠かせません。どのような状況でも滞りなく進行できる技術も求められます。
LoL Twitch配信者やキャスター まとめ
今回は「LoL Worlds 2022」で活躍するLoL Twitch配信者や実況者の方々をご紹介いたしました。大会の状況を分かりやすく日本語で解説してくれ、観客や視聴者を盛り上げてくれる実況者や解説者の存在はとても大きいと思います。
今回の記事で紹介した実況者や解説者の方々は現在開催中の「Worlds 2022」で公式キャスターを務めています。実況を聞きたいという方や興味がある方は、それぞれのLoL Twitchチャンネルや公式Riot Games JPのチャンネルから確認することができます。今後はゲームの勝敗だけでなく、キャスターや解説者にも注目してeスポーツ観戦を楽しんでみてください。