『オーバーウォッチ2』がBlizzard Entertainmentより2022年10月4日にリリースされました。オーバーウォッチ2は5VS5で戦うヒーローシューター型FPSゲーム。タンク、ダメージ、サポートと3つの役割に分かれて陣地の攻防をしながら戦います。
前作のオーバーウォッチは今まで有料でしたが、続編のオーバーウォッチ2では基本プレイ無料に。無料化されたことでプレイヤー人口が爆発的に急増し、今最も勢いのあるFPSゲームと言っても過言ではないでしょう。今回はオーバーウィッチ2を気になっている人に向けて、前作との違いを交え、実際にプレイした感想と共にレビューをしていきます!

オーバーウォッチ2の無料化に伴う、前作との違い
オーバーウォッチ2はPC、CS(PS5、PS4、Nintendo Switch)向けにリリースされているFPSゲームです。前作のオーバーウォッチは遊ぶ為にソフトを購入する必要がありましたが、オーバーウォッチ2は基本プレイ無料に価格が変更されました。
「無料になってしまったら、何で利益を得るの…?」と心配になるかもしれませんが、無料化に伴い、課金周りのいくつかの変更が為されています。
ここでは、オーバーウォッチとオーバーウォッチ2の違いについて、解説致します。
・トレジャーボックス(ガチャ)が廃止。既存スキンは購入のみ
オーバーウォッチではプレイするとレベルが上がり、レベルが上がるごとに「トレジャーボックス」を獲得できました。トレジャーボックスからはキャラクターのスキンやエモート、ビクトリーポーズ、スプレーなど装飾アイテムがランダムで入手できます。
スマートフォンゲームでお馴染みのガチャ要素のようなものでしたが、オーバーウォッチ2では完全に削除されました。トレジャーボックスが無くなった代わりに、ショップにて既存スキンが購入できるようになっています。
期間限定で割引のされたバンドルも発売されており、スキンなどが欲しい人は基本的に課金をして手に入れることになります。オーバーウォッチ2では基本プレイ無料にし、キャラクターの装飾アイテムで利益を出すという方針へと変更されています。
・バトルパスが追加され、有料と無料で報酬が変化
オーバーウォッチ2では、前作にはなかったバトルパスシステムが導入されています。バトルパスは無料と有料で報酬が分かれており、進めた分だけ獲得できる報酬が増えるという仕組みです。バトルパスは最大ティア80まであり、到達したティアの報酬まで入手可能です。
バトルパス有料分の価格は1,220円で、有料報酬の目玉はティア1でアンロックできる新キャラクター「キリコ」と、D.vaのレジェンダリースキン「EDM」。ティア20にはキリコのレジェンダリースキン「火の鳥」、ティア50にはマーシ―のレジェンダリースキン「巫女」など豪華報酬が用意されています。
新キャラクター「キリコ」は有料バトルパスを購入した時点から使用が可能となります。無料分ではティア55まで上げなければ解放することができません。
オーバーウォッチ2のPVEコンテンツは値段有りの有料コンテンツ
オーバーウォッチはPVPモードのみしかありませんが、オーバーウォッチ2ではヒーローを使用したPVEコンテンツの実装が予定されています。
2023年に実装予定との告知がされており、こちらは価格の設定された有料コンテンツとして遊べるようになるとのこと。
PVEコンテンツは色々なヒーローを使いながら、オーバーウォッチが再結成されるまでのストーリーを体験できるモードのようです。オーバーウォッチの世界観をより深く理解し、楽しめるようになるとのことで、公式からの最新情報を期待しつつ待機しましょう。

オーバーウォッチ2をダウンロードし、プレイした感想は?ルールの違いを交えて評価!
ここからは実際に、オーバーウォッチ2をプレイしたプレイレビューを記載します。前作とのルールの違いなどにも触れながら、オーバーウォッチ2がどのようなゲームへと進化を遂げたのか、ご紹介します。
・5人VS5人へ。より奥深さが増し、幅広いプレイヤーが楽しめるように
オーバーウォッチではタンク2人、ダメージ2人、サポート2人の合計6人ずつで戦っていましたが、オーバーウォッチ2からはタンク1人、ダメージ2人、サポート2人の合計5人ずつで戦うように変更されました。タンクが2人の場合はある程度戦術や構成といったメタが決まっていましたが、タンクが1人になったことで、構成の幅が広くなったのは最大の利点です。
タンクが2人の時は逆転のチャンスが少なかったのですが、タンクが1人になったことで逆転の可能性が広がり、爽快感とスピード感が向上。勝つか負けるかの駆け引きが試合終了まで行われ、手に汗握る緊張感と爽快感に病みつきになってしまうことでしょう。
タンク1人の5人VS5人形式に変更したのは結果的には大成功で、カジュアルな初心者プレイヤーからヘビーな上級者プレイヤーまでどの層でも楽しめるゲームになっています。
・新キャラクター、新モード、新マップと追加要素が満載
オーバーウォッチ2ではタンク「ジャンカー・クイーン」、ダメージ「ソジョーン」、サポート「キリコ」の3人の新キャラクターが追加されています。どれも個性的な性能を持っており、今までにいないキャラクターです。
また、新モードとして「プッシュ」が追加されています。両チームが攻撃側となってロボットを押し進め、ロボットが進行した距離が長いチームが勝利するというゲームルール。既存のルール「エスコート」と似ていますが、エスコートのように攻撃と防衛に分かれず、最終的にロボットをより沢山進めたチームが勝利するため、戦い方に工夫が必要です。
新マップでは「ESPERANCA」「CIRCUIT ROYAL」「NEW QUEEN STREET」「COLOSSEO」が追加されています。
追加要素が増えているため、既存のプレイヤーも飽きずに遊べるような工夫がなされています。今後も新しいキャラクターやマップが追加されるとのことで、楽しみですね。

・ピンシステムが導入され、味方とコミュニケーションがしやすくなった
オーバーウォッチ2ではオーバーウォッチではなかったピンシステムが導入されています。これは、戦闘中に攻撃や防御、回復、敵の位置などの指示をピンを使用して味方に伝えられるというものです。
今まではVCをしなければ味方とコミュニケーションを取れませんでしたが、ピンを使用して味方と意思疎通できるようになったのは有難い変更点です。
・スコアボードが実装。味方と敵チームの戦績が可視化されるように
オーバーウォッチでは味方と敵の明確な戦績が表示されていませんでしたが、オーバーウォッチ2ではキルデスの他に、ダメージ量、ヒール量、軽減や無効化したダメージ量を確認できるようになりました。
戦況にもよるので数値が全てではありませんが、自分の目標を立てる際の参考になりやすく、向上心が刺激される、良い変更点といえます。
まとめ
今回はオーバーウォッチ2が無料になったことに伴う課金周りの変更点と共に、ゲームルールや追加要素などを交えた、プレイレビューをしました。無料となったことで誰でも気軽にプレイしやすくなったオーバーウォッチ2は、ゲームルールが変更されてキャラクター調整が為されたことで前作よりも戦略性が広がり、更に面白くなりました。
新キャラクターや新モード、新マップといった追加要素もあり、今後更に盛り上がっていくことでしょう。オーバーウォッチをはじめてプレイしてみたいという方は、基本や初心者おすすめキャラクターを解説した「オーバーウォッチ初心者向け講座」も合わせてご覧くださいね。