オーバーウォッチ2のシーズン5の開幕が迫り、公式より情報が発表されています。ゲームディレクターいわくシーズン3、シーズン4は勝率の面から見て最もヒーローのバランスがとれていたシーズンだったということで、度重なるヒーローの強化や弱体化、リワークによりヒーローの性能格差が縮まっているということが理解できます。
この記事では、オーバーウォッチ2のシーズン5のヒーロー調整についてお届けします。「ライフウィーバー」や「ジャンカー・クイーン」、「ウィドウ・メイカー」など多くのヒーローにどのような調整が入るのか、参考にして頂ければと思います。
【オーバーウォッチ2】シーズン5が6月14日に開始


オーバーウォッチ2のシーズン5が6月14日に開幕します。シーズン5では、新たな期間限定イベント「クエストウォッチ」やMischief & Magic、サマーゲーム、新作シネマティックの公開等多数のアップデートが予定されており、活気あるシーズンとなりそうな予感です。新しいバトルパスでは、トレーサーの「冒険者」がミシックスキンとして追加されます。ミシックスキンはティア45で基本セット、ティア65で上級セット、ティア80でフルセットを入手することができます。バトルパスを上げるごとに豪華なスキンとなっていく仕様です。
シーズン5のトレーラーは6月13日に公開され、同時にパッチノートにも記載されています。新コンテンツが多数登場し、各種ヒーローに調整が入り、また違った環境となりそうな予感です。オーバーウォッチの初心者で、どのキャラクターを使用するか悩んでいるという方は「【オーバーウォッチ2】初心者おすすめキャラ!使いやすいキャラとは?」の記事も合わせてご覧ください。
【オーバーウォッチ2】ライフウィーバー強化!シーズン5の各種ヒーロー調整
シーズン5開始に向けて、シーズン4のヒーローのピックや勝率などの様子を受け、シーズン5では様々なヒーローに調整が入りました。シーズン4では、「ジャンカー・クイーン」が度重なる強化によってタンクのトップの立ち位置におり、ピック率、勝率が非常に高くなったこと、シーズン4の新ヒーロー「ライフウィーバー」はまだまだ強化が必要であること等を踏まえ、シーズン5にて調整が入るようです。6月6日にディレクターより発表されたヒーローの調整内容は以下の通りとなります。
【オーバーウォッチ2】「ジャンカー・クイーン」の弱体化【シーズン5】
「ジャンカー・クイーン」の弱体化内容は以下の通りです。
・「ジャンカー・クイーン」の「コマンド・シャウト」で自身に付与する追加ライフを200から150に減少
・「ジャンカー・クイーン」のアルティメットのコストを15%増加
「ジャンカー・クイーン」はアビリティとパッシブで自身の体力を回復できるタンクですが、現状は生存能力が高くなりすぎてしまっているとのことで、アビリティに調整を加える弱体化がなされます。また、アルティメットが想定よりも溜まる速度が速いことからコストが増加されるとのことです。
【オーバーウォッチ2】「ライフウィーバー」の強化【シーズン5】
「ライフウィーバー」は以下のような数々の強化が入る予定です。
・「ライフウィーバー」の回復量とダメージ量を増加、ヒットボックスを減少
・「ライフウィーバー」のアビリティ「ライフグリップ」に回復が追加
・「ライフウィーバー」のアビリティ「ペダル・プラットフォーム」の改善
「ライフウィーバー」はシーズン4に追加されたばかりのサポートロールのヒーロです。上に上昇する足場を作成したり、味方を引き寄せたりといったユニークなスキルを持っていますが既存のサポートヒーローと比べると回復力が劣り、仲間との連携も難しいキャラクターでした。運営側もその認識を持っており、まだまだ強化が必要だと考えているとのことで、ゲームのバランスを壊さないように少しずつ強化をして様子を伺っていくようです。
同じサポートロールで優秀なキャラクターとしてキリコが挙げられます。キリコの性能や立ち回りを詳しく知りたいという方は「【オーバーウォッチ2】キリコの性能や使い方!解放条件なども」の記事もご覧ください。
【オーバーウォッチ2】「ウィドウメイカー」「ハンゾー」の弱体化【シーズン5】
ワンショットキルについての懸念の声の多さから、長距離を得意とするヒーローに下記の通りの調整が入ります。
・「ウィドウメイカー」の「ウィドウズ・キス」の距離減衰が70-100メートルから40-60メートルに縮小。距離減衰の割合が30%から50%に引き上げ
・「ハンゾー」の「嵐の弓」のダメージ量の減少(ライフ250のヒーローのワンショットキル)を不可に。「鳴響矢水」の効果が敵と味方で判別しやすく変更
ワンショットキルはFPSにおいてロマンがありますが、あまりにも多く発生する状況ではゲーム性を充分に楽しむことが出来なくなってしまいます。上記調整はワンショットキルが頻発する状況を防ぐ為の調整になっており、今までのシーズンに比べてワンショットキルが減る見込みです。
【オーバーウォッチ2】「メイ」「キャスディ」の強化【シーズン5】
オーバーウォッチ2では前作のオーバーウォッチより「クラウドコントロール(敵の行動をスキルで阻害すること)」に関する能力を意図的に削除し、それによって良い環境になったものの、「クラウドコントロール」ができる状況を多少増やしたいと考えているとのことで「メイ」と「キャスディ」に以下のような調整が入ります。
・「メイ」の「凍結ブラスター」においてスロー効果の蓄積で、1.5秒間の強力なスロー効果が適用されるよう変更。「凍結ブラスター」のダメージが100/秒から55/秒に低下。
・「キャスディ」の「マグネティック・グレネード」においてダメージ量が減少。スロー効果と移動アビリティを禁止する効果を追加
上記調整によって、キャラクターの立ち回りやアビリティの使いどころが変化し、工夫することで戦術に幅が生まれると思われます。行動制限の能力がゲームにどのような影響を与えるか、様子を見ながら今後も調整を行っていくとのことです。
まとめ
この記事では、オーバーウォッチ2のシーズン5のヒーロー調整について、現状発表されている内容を詳しくお届けしました。シーズン5ではタンクロールの中で特に目立った存在となっていた「ジャンカー・クイーン」が弱体化します。新ヒーローとして追加されたものの、使用率の低かった「ライフウィーバー」は強化がなされます。
また、ワンショットキルやクラウドコントロールといったオーバーウォッチのゲーム性に影響を与えるキャラクター「ウィドウメイカー」「ハンゾー」「メイ」「キャスディ」にも調整が入る予定です。今期調整によってまた少し環境が変化すると思われるオーバーウォッチ2の新シーズンも楽しんで参りましょう。