2023年に第5回となるオーバーウォッチワールドカップが開催されます。2019年以来となり、今大会の開催に喜んでいるファンも多いのではないでしょうか。そんな2023年のオーバーウォッチワールドカップに向けて2023年1月24日にトライアルおよびオンライン予選の出場国・地域が発表されました。
ワールドカップ3連覇を果たしている韓国がまた優勝するのか、新たなチャンピオンが誕生するのか気になることばかりですね。そこで今回は2023年に開催される第5回オーバーウォッチワールドカップのトライアルおよびオンライン予選の出場国・地域を紹介していきます。

オーバーウォッチワールドカップとは
オーバーウォッチワールドカップとはオーバーウォッチの開発をしているブリザード・エンターテインメントが開催している世界大会です。オーバーウォッチの最高峰といえばOWLを思い浮かべる人も多いと思います。オーバーウォッチのワールドカップとOWLの違いはサッカーで言うとクラブチームのリーグ戦と代表チームのワールドカップの違いと認識しても問題ありません。まさに国を背負った戦いが4年ぶりに開催されるというわけですね。
オーバーウォッチワールドカップのスケジュール
オーバーウォッチワールドカップ2023は以下のスケジュールで行われることが発表されています。
- 1月:参加国発表
- 2月:ワールドカップトライアル
- 3月:チーム適正テスト
- 6月:ワールドカップ予選
- 2023年秋:本戦開幕
各項目の詳細については以下の記事に記載しています。
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オーバーウォッチワールドカップオンライン予選出場国・地域
オンライン予選には全36の国と地域が参加します。3つのカンファレンスに分け、さらにそれぞれ6つの国と地域の2つのグループに分けて開催されます。国と地域の選考は「オーバーウォッチ2」のプレイヤー人口データに基づいて行われています。
アメリカ・カンファレンス
AMER A | AMER B |
---|---|
カナダ | アルゼンチン |
コスタリカ | ブラジル |
グアテマラ | チリ |
メキシコ | コロンビア |
プエルトリコ | エクアドル |
アメリカ合衆国 | ペルー |
ヨーロッパ・中東カンファレンス
EMEC A | EMEC B |
---|---|
ベルギー | ドイツ |
フランス | ノルウェー |
イギリス | ポーランド |
イタリア | サウジアラビア |
オランダ | スウェーデン |
スペイン | トルコ |
アジア太平洋カンファレンス
APAC A | APAC B |
---|---|
チャイニーズタイペイ | オーストラリア |
香港 | インド |
インドネシア | マレーシア |
日本 | ニュージーランド |
フィリピン | シンガポール |
韓国 | タイ |
日本は過去に3連覇を果たしている優勝候補筆頭の韓国と同じグループになりました。
オーバーウォッチワールドカップオンライン予選形式
オーバーウォッチワールドカップオンライン予選は2023年6月に行われます。2023年秋に開催が予定されているLANファイナルへの出場できる16の枠をかけて争われます。今大会では中国の現在の状況と過去に好成績を残してきた実績から中国チームは直接1チームがLANファイナルのグループステージに招待されます。つまり中国ではワールドカップのトライアルは実施せず、中国チームはオンライン予選にも出場しないということになります。中国の現在の状況というのはOW2のサーバーが中国でシャットダウン・終了しプレイできなくなってしまったということです。しかしながら中国の過去に残してきた実績は直近2回のオーバーウォッチワールドカップで準優勝という素晴らしいものでした。そこで今回は直接LANファイナルのグループステージに招待されるということになりました。
LANファイナル参加国は16チーム、ワールドカップオンライン予選からは中国1チームを除いた15チームが勝ちあがることができます。その15チームの枠は以下のように割り振られます。
- AMER A:3
- EMEC A:3
- APAC A:3
- AMER B:2
- EMEC B:2
- APAC B:2
トライアルの実施
それぞれの国・地域で2月の3週(2月10日~12日、2月17日~19日、2月24日~26日)にわたってオーバーウォッチワールドカップトライアルが開催されます。トライアルはそれぞれの国・地域の代表チーム適正テストの参加枠を賭けたオープントーナメントのことです。このトライアルで優勝したチームは直接代表チームの適正テストを受けることができるようになります。ワールドカップトライアルはダブルエリミネーション方式、ランダムシードブラケットになっています。

オーバーウォッチワールドカップ競技委員会
2023年2月からオーバーウォッチワールドカップの競技委員会の募集が始まります。競技委員会はチームの代表として以下の3つの役割をこなします。
- ゼネラルマネージャー:チーム運営とBlizard社とのコミュニケーションの責任者
- コーチ:適正テストの指導、選手選考、チームのすべての競技面の責任者
- ソーシャルリード:チームのソーシャルメディア、コンテンツ、エンゲージメントに関する施策の責任者
競技委員会は2023年3月に追加のチーム適正テストを実施し、4月にはオーバーウォッチワールドカップに出場する7人の選手を最終決定します。
競技委員会になるには?
オーバーウォッチワールドカップの競技委員会は立候補制で決定します。2023年の競技委員会の立候補は1月30日にすでに締め切られていますが、どんな手順で競技委員会になれるのか見ていきましょう。
人物紹介
まず最初に自分がどんな人物で、なぜ競技委員会になりたいのかを説明するビデオを作成します。ビデオの中では自分の持つユニークな長所についても紹介します。
ウェブフォームの記入
次に行うのがウェブフォームの記入です。ウェブフォームでは名前、Eメールアドレス、Discordアカウント、Battle.netのアカウントなどの情報を記載することになります。人物紹介でビデオを作成する代わりに、ウェブフォームの筆記形式で応募することもできます。
当選者発表
当選者にはBlizardから次のステップに進むための連絡が電子メールまたはDiscordを経由して届きます。オーバーウォッチワールドカップ2023の競技委員の選考は2月1日から10日にかけてBlizard社が行う予定になっています。また、競技委員会候補になるためには2023年10月1日時点で満18歳以上であることが必要になっています。
まとめ
今回は2023年に4年ぶりに開催されるオーバーウォッチワールドカップのトライアルやオンライン予選の参加国・地域について紹介してきました。2023年秋に開催されるLANファイナルに出場できるのは予選に参加しているチームの半分以下ということがわかりましたね。日本と同じグループには優勝候補筆頭の韓国がいますが、どんな戦いを見せ、予選を通過できるのか非常に楽しみですね。
これまでオーバーウォッチワールドカップでは日本のeスポーツを担う多くのスター選手が誕生してきました。今回ももしかすると新たなスター選手が誕生するかもしれないのでぜひ注目してみてください。
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