現在、世界大会行きの切符をかけて日韓計30チームが熾烈な争いを繰り広げているALGS Year3 Split2 APAC NORTH プロリーグ。その中で、最も世界一に近いチームがいます。それがFNATICです。ApexのFNATICは、ALGS Year3 Split1 Playoffにおいて世界第8位を獲得しています。これは、出場したAPAC NORTH地域チームの中で最高順位となっています。
今回は、そんなフナティックのApexのメンバーを詳しく紹介していきます。FNATICチーム全体についても解説していきますので、最後までお付き合いください。

そもそもFNATICとは?
そもそもFNATICはどのようなeスポーツチームなのでしょうか。FNATICは2004年に英国で設立されたeスポーツチームです。当時「eスポーツ」という言葉が日本になかった時代なので、チームとしてはかなりの老舗と言えるでしょう。現在はAPEX部門の他、LEAGUE OF LEGENDSやVALORANTなど様々な有名タイトルに参加しています。
日本ではAPEXのFNATICが有名ですが、SPYGEAさんがストリーマーとして所属していることでも知られています。
またFNATICの日本公式Twitterアカウントは、よく興味深いツイートをしています。FNATICが大会中に起こした様々な事件に関してもよくツイートされているので、競技ファンとしては注目しています。
FNATIC APEX部門のメンバーは?
現在フナティックAPEX部門は、以下のメンバーで構成されています。
・YukaF選手
・Meltstera選手
・UmichanLoveti選手
・Kamanekoコーチ
※まつたす選手は、GHS Professionalへレンタル移籍し、ALGS Year3 Split2 APAC NORTH プロリーグに出場しています。
YukaF選手
Apex部門のFNATICチームの中で、IGLを担当している選手です。NORTHEPTIONからキャリアをスタートし、Meltstera選手とまつたす選手とBKGKというチームを組んでいました。そしてそのメンバーのままGameWithへ移籍し、FA後2022年6月29日からFNATICに所属しています。
YukaF選手の特徴は、なんといってもキャラコンの凄さです。キャラコンは世界中の選手から、No.1プレイヤーと呼び声の高い選手です。
実際にALGS Year3 Split2 APAC NORTH プロリーグ第1週目の第4試合ラスト2チームが、GANBARE OTOUSANとFNATICとなりました。その際にGANBARE OTOUSANのJUSNA選手が、YukaF選手のキャラコンがあまりにもすごすぎて、最後諦めて棒立ちになってしまうというシーンがありました。このGANBARE OTOUSANというチームは、前回の世界大会にも出場しているチームで、FNATIC同様FINALSまで残ったチームです。それほど実力のある選手でさえも、諦めてしまうほど圧倒的な強さを誇るのがYukaF選手です。
加えて火力もあり、ALGS Year3 Split1 APAC NORTH プロリーグでは総合キル数1位を獲得。先日行われた世界大会でも1ラウンドあたりのキル数が全120人中6位と、世界的にみても非常に火力のある選手です。
Meltstera選手
Meltstera選手は18歳と若手で、Apex FNATICチームの中の役割はフレックス担当の選手です。フレックスとは、何でもこなせる器用なプレイヤーという意味です。プロとしてのキャリアはYukaF選手とまつたす選手と共にGameWithでスタートし、FA後FNATICへ移籍。現在プロリーグではバンガロールを使用している場面が多く、優勝するとラッパを吹くのが特徴的です。
Meltstera選手もキャラコンが得意な選手で、かつ火力のある選手です。ALGS Year3 Split1 APAC NORTH プロリーグでは総合キル数3位を獲得し、平均ダメージはYukaF選手を上回っていました。キャラコンも非常に得意な選手で、スクリムでは他チームの選手からも一目置かれる存在となっています。
またYukaF選手からも以前に、Meltstera選手と組む理由は「単純に強くゲーム理解度が高い」と言われていました。他のゲームの大会にも出場経験がある選手で、18歳ながらも非常に経験豊富な選手です。
UmichanLoveti選手
UmichanLoveti選手は他の2選手とは違い、2023年3月4日にFNATICに加入しました。以前はUnited Crew γそして、FC Destroyで活躍していた選手です。つまり現在開催中のALGS Year3 Split2 APAC NORTH プロリーグから、Apex部門の FNATICとして出場する選手となります。
この選手の特徴は何と言ってもエイム力です。特にSMGのリコイルは、プロの選手たちからも驚くほどきれいだと評されています。また以前の所属先であるFC Destroyはプレイヤー全員が火力担当と、圧倒的ファイト力でいわゆる破壊ムーブで知られています。その一翼を担うほどの火力のある選手です。実際に、プロ選手達が出場して行われたえぺまつりソロアリーナ戦において、名だたる選手を抑えて優勝したのがUmichanLoveti選手でした。
また強さだけでなく、面白く場を盛り上げてくれるのがUmichanLoveti選手の特徴の1つでもあります。私たちがインタビューさせていただいた「FNATIC Apex Legend部門へEsports.netが独占インタビュー!」では、チームメンバーに負けないところは『食欲』!まさかの回答に驚かされまいましたが、UmichanLoveti選手らしいとも感じました。配信を見ていても、その気さくで優しい人柄が窺えます。UmichanLoveti選手が加わった新生フナティックのAPEX部門。先ほど紹介した2選手と、どのような化学反応を起こすのか楽しみです。
Apex部門FNATICの特徴は?
メンバーの特徴をそれぞれ挙げましたが、フナティックAPEXチーム全体の特徴は、なんといっても雰囲気の良さでしょう。世界大会中も、まるで世界大会とは思えないほど楽しそうなVC(ボイスチャット)を披露してくれています。オフライン大会だからこその雰囲気の良さかと思いきや、FNATICはALGSプロリーグ中も楽しそうに試合に取り組んでいます。
もちろん各々の個人芸やファイト力の高さも他のチームとは一線を画すほどの強さを持っており、真の意味での日韓最強チームなのではないかと私は感じています。
まとめ
今回はApexのFNATICのメンバーについて解説していきました。Apexは日本でも大人気のeスポーツタイトルです。しかし世界大会での活躍は他の地域のチームより、あまり目立つものがなかったのが現状です。長年eスポーツ後進国と言われていた日本で、FNATICのApexチームは私たちの希望の星と言えるでしょう。ぜひともプロリーグを勝ち進んで、ALGSでFnaticが優勝する未来を見せてくれると信じています。皆さんも全力で応援しましょう!