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2023年2月下旬ごろからオーバーウォッチ2DDoSのグリッチ使用が話題になってます。ここ最近では特にAPEXでも同じようなDDoSを使ったグリッチが問題になっていますね。

もしかするとプレイヤーの中には「そもそもDDoSって何?」という人もいるかもしれません。そこで今回は最近のゲーム業界で問題となっているDDoS問題について紹介していきます。みなさんはDDoSがどのようなものか理解してもチート行為の1種なので絶対に行わないようにしてください。APEXやOverwatch2でディードスがどのように問題になっているのかチェックしてみてください。

オーバーウォッチ DDoS
©Esports.net
画像引用:Blizzard Entertainment

DoSとは?

まずはDDoSの前にDoSについて紹介していきます。DoSとは「Denial of Sevice」の略称です。みなさんはウェブサイトにアクセスが集中して入れなかった、すごい重く感じたという経験はありますか?DoS攻撃はこれを利用して、悪意を持ってサーバーに大量のデータを送り付けることでサーバーを重くする攻撃のことです。

DDoSとは?

DDoSとは簡単に説明するとDoSをさらに進化させたサイバー攻撃です。DDoSは「Distributed Denial of Service」の略で、複数のIPから一斉にDoS攻撃をすることを表しています。

DDoSがDoSより対処が難しい理由

DoSは実は事前に同じIPからのアクセス回数を制限しておけば簡単に防げることができるサイバー攻撃になってます。しかし、DDoSとなると対処しきれないほどの複数のIPからDoS攻撃を仕掛けられます。そのため、攻撃しているIPがどんどんと変わるため、特定してアクセス制限をすることが難しい、第3者のIPを利用しているためもともとの犯人を見つけることが難しいとして対処が難しい問題となっています。

オーバーウォッチ2でDDoSが問題に

オーバーウォッチ2でもDDoSが問題となっています。ではOverwatch2のディードス使用者はいったいどのような攻撃を仕掛けてくるのでしょうか。それは「マッチで負けそうになるとゲームをクラッシュさせる」ということです。ゲームをクラッシュさせるとマッチが無効になるシステムを利用してオーバーウォッチ2でDDoSを仕掛けているというわけですね。

人気配信者のツイートから発覚

オーバーウォッチ2のライバル・プレイ、つまりランクマッチは5勝または15敗することで自分のランクがアップデートしていきます。もちろん5勝するまでにどれだけ負けたかも次のランクのアップデートに大きく影響してきます。負けた回数が多ければそれだけランクのアップデートでランクが上がりにくい、ランクが下がる要因となります。しかし、オーバーウォッチ2でDDoSを使うことによって負けをなくして常に5連勝で自分のランクを上がりやすくしていけるようになります。Overwatch2でディードスが話題になるきっかけとなったTwitchストリーマーのVegaのツイートではアジアサーバーでランク14位のプレイヤーがDDoSグリッチを使用していることが発覚しました。

DDoSの悪質な効果

さらにこのオーバーウォッチ2のDDoSには悪質な効果があります。それが試合が無効化されるため、リプレイ履歴も見られなくなるということです。常に味方・相手のプレイヤーネームを記憶しておかなければ誰がDDoS攻撃を仕掛けているのかわからないし、リプレイを証拠に運営に対処を要請することもできなくなっています。また、Battle.netアカウントの名前を自動で設定すれば、同じ名前のプレイヤーが複数人生まれることもあるのでそういったプレイヤーがオーバーウォッチ2でDDoSを使用すれば、一般プレイヤーから見分けることはほぼ不可能ですね。

APEXでもDDoSが問題に

Apex DDoS まとめ
©Esports.met
画像引用:Electronic Arts Inc.

オーバーウォッチ以外にも、APEXではDDoSが長い間問題となっています。こちらもオーバーウォッチ2のDDoSと同じようにランクマッチで負けそうになる、負けるとDDoS攻撃が仕掛けられます。

特にAPEXのDDoSがひどかったころにはまだ運営も対策ができておらず、DDoS使用者と同じマッチに入って、DDoSによってマッチから強制退場させられたプレイヤーは放棄ペナルティとして毎試合ランクポイントを失っていました。一方でDDoS使用者は負けた時までに獲得したランクポイントを持ち帰ることができ、たとえマイナスだったとしても相対的に同じマッチにいて放棄ペナルティを受けたプレイヤーよりは多くのランクポイントを獲得していることになります。つまりDDoS使用者のほうが圧倒的にランクを上げやすい環境になってしまったというわけですね。

チートツールとの使用も

さらに悪質なのはAPEXのDDoS使用者はだいたいチートツールを使っているということです。普通に勝負しても負けないのに、もし負けたらほかのプレイヤーを自分よりもランクポイントを獲得できないようにしているということです。これが非常に大きな問題となり、今ではDDoSでマッチから落とされてしまった場合は放棄ペナルティとしてランクポイントを失わないようにする対策が講じられました。それでもDDoSが横行しており、特に上位のランク帯ではまともにランクマッチができる環境ではなくなってしまっているので今後の対策にも期待していきたいですね。

まとめ

今回はAPEXやオーバーウォッチ2でDDoSが問題になっていることについて紹介してきました。DDoSとはどのような行為か理解することができましたね。DDoSがどれだけ悪質な行為か、ゲーム運営側にとって対処が難しい問題なのかもわかりましたね。いわゆるチート行為の1種なのでみなさんは絶対に行わないようにしてください。

また、APEXやOverwatch2でディードスを受けた際にはシャドウプレイなどを活用してなるべく証拠を押さえて通報するようにしましょう。運営だけでなくみなさんの強力もあれば間違いなくよりよいゲーム環境を作っていけるはずです。

オーバーウォッチ2 DDoSのよくある質問

ここでは「オーバーウォッチ2 DDoS」に関連するよくある質問について3つ回答していきます。


オーバーウォッチ2でDDoSが問題になっているがValorantでもあるの?


ValorantでDDoSの被害はほとんどありません。Valorantを運営しているRiotは非常に優秀なチート対策をしていることでも有名です。そのためValorantやlolでDDoSが問題となったことはほとんどありません。

オーバーウォッチ2でDDoSと違い対策できている問題行為は?


オーバーウォッチ2ではスマーフや荒らし行為に対して、しっかりとした対策が講じられています。オーバーウォッチ2をプレイするためにBattle.netでアカウントを登録する際には電話番号が必要となります。これによりサブアカウントが作成しづらくなり、スマーフや荒らし行為が少ないゲームとなっています。

オーバーウォッチ2のDDoS以外の話題は?


オーバーウォッチ2の明るい話題としてはオーバーウォッチワールドカップ2023の開幕があります。2023年2月現在、出場する各国が代表選手選考を行っているのでぜひそちらにも注目してみてください。