今最も勢いのあるタクティカルシューターFSPゲーム『オーバーウォッチ2』。本作はクロスプレイに対応しており、異なるプラットフォーム間でも一緒に遊ぶことができます。
違ったプラットフォームを所有している友人たちと遊べるため、プレイヤーにとっては非常に有り難いことです。沢山のプレイヤーと遊ぶきっかけになるといった良い面がある一方で、公平性を保つのが難しいという問題もあります。
この記事では、オーバーウォッチ2におけるクロスプレイのやり方や仕組み、エイムアシストに関して解説します。それらを踏まえて、クロスプレイを行うことで不利になるのかと言った点にも言及していきます。

【オーバーウォッチ2】クロスプレイとは?
オーバーウォッチ2はクロスプレイに対応しています。クロスプレイとは、PCやプレイステーション、Nintendo Switchといった異なるプラットフォーム間でも一緒に遊ぶことができる機能のこと。
通常、PCはPC同士、プレイステーションはプレイステーション同士の同じハード間のマッチングが行われます。PCとプレイステーションのプレイヤーはクロスプレイをオンにすることで、一緒に遊ぶことができます。
ライバル・マッチ(オーバーウォッチ2におけるランクマッチのこと)はクロスプレイで遊ぶことができない点には、注意が必要です。
オーバーウォッチ2はオーバーウォッチの続編として登場し、無料化に伴い色々な変更がされています。オーバーウォッチ2に関する変更点や追加要素が気になる人は「【オーバーウォッチ 2】 が無料化!違いと評価」をご覧ください。
【オーバーウォッチ2】クロスプレイ対応プラットフォーム
オーバーウォッチ2のクロスプレイ対応プラットフォームは以下の通りです。本作をプレイできる、全てのプラットフォーム間で一緒に遊ぶことができるようになっています。
・PC
・PlayStation4
・PlayStation5
・Nintendo Switch
・Xbox One
・Xbox Series X
・Xbox Series S
【オーバーウォッチ2】クロスプレイのフレンド追加方法
フレンドの追加方法は、2種類あります。
・友人にフレンド申請を送る方法
友人にフレンド申請をする場合は、バトルタグを入力します。ソーシャル画面の左下から「フレンド追加」を選び、フレンド申請したい友人のバトルタグを入力してください。フレンド申請を送った相手側が承認すれば、フレンド追加は完了です。
・最近マッチングした人にフレンド申請を送る方法
最近マッチで一緒になったプレイヤーにフレンド申請を送る場合は、バトルタグを入力する必要はありません。ソーシャル画面の「最近のプレイヤー」を選択し、表示された中からフレンド申請を送りたいプレイヤーに「BATTLE.NETフレンドを追加」のボタンを押します。相手側が承認をしてくれれば、フレンド追加は完了です。
【オーバーウォッチ2】クロスプレイのやり方
オーバーウォッチ2のクロスプレイは、デフォルトでオンに設定されています。とはいえ、クロスプレイがオンになっている状態でも、キーボードとPADという異なるデバイスを使用するPCとCS(PC以外のプラットフォーム)間は通常はマッチングしないようになっています。
PCとCSプレイヤーがPTを組んだ場合、CSプレイヤーはPCサーバーのマッチングに参加することになります。もし、PTを組めない場合はクロスプレイが有効になっているかを確認しましょう。
クロスプレイが有効になっているかの確認方法は下記の通りです。
・左下のチャット欄に「クロスプレイが有効です。クロスネットワークのプレイヤーとマッチングします」と表示される
・マッチングの時に「異なるプラットフォームで対戦を組みます」と表示される
・メニュー内のオプション画面を開き、「ゲームプレイタグ(一般)」内の「クロス・プレイ」の項目がONになっている
【オーバーウォッチ2】クロスプレイの仕組みとは?
オーバーウォッチ2のクロスプレイはオンにしている場合、以下のような仕組みになっています。PCプレイヤーとCSプレイヤーがクロスプレイをする際は、通常と異なる仕様となることが多いので、注意をしておきましょう。
・PCとCSはソロでプレイする場合、同じマッチングになることはない
・PCプレイヤーが1でもいる場合、PCサーバーでのマッチングとなる。(PCプレイヤーが1人、CSプレイヤーが4人という場合でもPCサーバーのマッチング)
・PCプレイヤーとCSプレイヤーがPTを組んだ場合、CSプレイヤーのエイムアシストが0になる
・PCプレイヤーとCSプレイヤーがPTを組んだ場合、ライバル・プレイは選択ができない
【オーバーウォッチ2】クロスプレイ時のエイムアシストは?
オーバーウォッチ2のクロスプレイ時の注意点として、CSのPADプレイヤーのエイムアシストは、PCプレイヤーと遊ぶ際に無効となってしまうことです。エイムアシストとは、照準を自動的に補助してくれる機能で、パッドで敵に照準を合わせる際にサポートしてくれるものです。
プレイステーションとXbox、SwitchといったCS間でのクロスプレイではエイムアシストは存在し、変化はありません。しかし、キーボードとマウスプレイが基本となるPCプレイヤーと遊ぶ場合は、公平性を保つためにPADのエイムアシストが全く無くなってしまいます。普段とは違った操作感になってしまうので、CSのプレイヤーはPCの友人と遊ぶ際は、PTを組んで練習場に行き、エイムを確かめることをおすすめします。
EAからリリースされている、バトルロワイヤルFPS『Apex Legends』は、クロスプレイ時にエイムアシストが無効になるということはありません。しかし、そのせいでPADプレイヤーが有利だという噂が流れ、PADプレイヤーとキーボードマウスのプレイヤーのどちらが有利かという論争が度々起こっています。オーバーウォッチ2のこのシステムは、そうした争いの火種を少なくするための取り組みなのかもしれません。
【オーバーウォッチ2】ランクマでのクロスプレイは不可能
オーバーウォッチ2は、クロスプレイを利用して異なるプラットフォームのプレイヤーがPTを組んだ場合、ライバル・プレイ(ランクマッチ)で遊べないようになっています。ランバル・プレイ以外のアンランク、アーケードモードなどは、一緒に遊ぶことができますが、ライバル・プレイは一緒に行けないということは気をつけるべき点です。
エイムアシストの問題など、プラットフォームごとに異なる仕様を垣間見て、ランクマッチをなるべく公平に遊んで欲しいという運営の考え方によるものだと思われます。
【オーバーウォッチ2】クロスプレイは不利になる?
オーバーウォッチ2でのクロスプレイは不利になるのか、気になるプレイヤーは多いでしょう。しかし、こちらの問題は一概に言えないというのが正直なところです。プラットフォームの組み合わせごとにどのような所が問題となるのか、確認していきましょう。
・プレイステーションとXboxのクロスプレイは不利になる?
ハードの性能がほぼ同じプラットフォームでのクロスプレイは、仕様が同じままでのマッチングが可能です。どちらもPADプレイヤーなので、エイムアシストが無効となることはありません。こうした同性能のプラットフォーム間でのクロスプレイでは、普段遊んでいる環境と同じ環境でプレイすることができるため、不利だと感じることは少ないでしょう。
最大フレームレートはハード間で差が出てきます。例として、PlayStation4は最大60fps、PlayStation5は最大120fpsです。フレームレートによっては戦いやすさに違いが出てくると感じるプレイヤーもいるかもしれません。
・プレイステーション、XboxとNintendo Switchのクロスプレイは不利になる?
プレイステーションやXboxとNintendo Switchのクロスプレイでは、どちらもPADを使用するため、エイムアシストが有効となります。しかし、Nintendo Switchは本体性能上、視野角が70で最大フレームレートが30fpsという環境で戦うことになります。普段から視野角70、最大フレームレートが30fpsという環境のため、クロスプレイでも普段との違いを感じることはないと思いますが、人によっては敵の動きが違うと感じるかもしれません。
視野角は低いと狭い視野に、広いと広い視野になる設定です。CSは視野角を最大 まで上げることができ、周囲を把握しやすい視野の広さを持っています。Switch版はCSプレイヤーよりも狭い視野で戦うこととなるので、周りの状況を把握しにくい環境で戦うことになります。
フレームレート30fpsはFPSゲームをプレイするにあたり、かなり低めの設定です。フレームレートは高ければ高いほど、1秒あたりに表示される画像が多くなります。瞬時の判断や繊細なエイム力が必要とされているFPSゲームにおいて、30fpsと60fpsの差は不利だと感じるプレイヤーがいてもおかしくありません。
・PCとCS(PlayStation、Nintendo Switch、Xbox)のクロスプレイは不利になる?
PCプレイヤーとCSプレイヤーがクロスプレイをする際は、CSプレイヤーのエイムアシストが0になります。普段エイムアシストをオンにしているCSプレイヤーにとっては、いつもと違った感覚でのエイムになってしまうでしょう。
エイムアシストが無くなると、より繊細で正確なエイム力が必要になってきます。PCプレイヤーとクロスプレイで遊び、「エイムアシストが無くなると敵に弾が当たりづらくなる」と感じるプレイヤーは多いようです。
とはいえ、プレイヤーごとの感度やエイム力に差があるため、エイムアシストが0になった場合とエイムアシストがオンの場合のやりやすさは人によって違ってきます。エイムアシストが0になってもそこまで違いを感じないプレイヤーもいるので、絶対に不利になるという訳ではありません。エイムアシストが無効になる件について不安な人は、PCのプレイヤーと遊ぶ際は事前にエイムアシストの件について一言伝えておくと良いかもしれません。
【オーバーウォッチ2】クロスプレイを無効にする方法
オーバーウォッチのクロスプレイを無効にしたい場合は、ロビ―画面の右下の「メニュー」より「オプション」を選択。「ゲームプレイ」タブの「一般」の「クロスプレイ」の項目をオンからオフに変更しましょう。ロビー画面左下のチャット欄に「クロスプレイが無効です」と表示されていれば、オフにできています。
クロスプレイを無効にすると、自分の使用しているプラットフォーム間のみでのマッチングとなりますが、マッチングに長い時間を要するようになってしまいます。こだわりがなければ、基本的にはクロスプレイを有効にしてプレイすることをおすすめします。
まとめ
この記事では、オーバーウォッチ2のクロスプレイのやり方や仕様、エイムアシストに関する解説をはじめ、クロスプレイをすることで不利になるのかについてご説明致しました。
異なるプラットフォーム間で遊べることは有り難いことではありますが、公平性を保つために、エイムアシストの調整やライバル・プレイが無効といった制約がどうしても存在してきてしまいます。
プレイヤーたちが異なるデバイスでキャラクターを操作している環境では、バランスを保つのは至難の業です。オーバーウォッチ2はそれを踏まえ、ゲームバランスを考えながら慎重に対応をしています。今後も、何よりもプレイヤーたちが楽しくゲームをプレイしてくれることを優先して、仕様を検討してくれるでしょう。
オーバーウォッチ2の初心者プレイヤーは、基本の立ち回りや初心者おすすめキャラクターを紹介した「【Overwatch2】 初心者講座!基本を徹底解説」もご覧ください。