3年目の世界最強チームが決定するALGS Year3 Championship。いよいよ開催が間近に迫ってきました!私たちの地域である日韓リージョン、つまりAPAC NORTHからは9チームが出場します。この大会は今まで2回行われたPlayoffsの成績に応じて招待された7チームと、地域予選であるLast Chance Qualifier通称LCQを勝ち抜いた2チームが参加します。この記事では、それぞれのチームについて詳しくご紹介していこうと思います。この記事を読んでいただいて、ALGS Year3 Championship観戦の参考にしていただければ幸いです。

ALGS Year3 Championship出場チーム
ここからは、ALGS Year3 Championship出場チームについて、ご紹介していきます。まず、最初にグループステージでのグループごとの注目ポイントを解説していきます。その後、APAC NORTHから出場するチームを解説していこうと思います。
ちなみに、今まで行われたPlayoffsとChampionshipではグループ分けの方法がかなり異なります。以前までは、地域ごとのプロリーグの順位に応じてグループが決定していました。しかしながら、ALGS Year3 Championshipでは、出場40チームのうち30チームはSplit1、2 Playoffsでの成績に応じて与えられるプレイオフポイントというポイントによりグループが決定します。
このプレイオフポイント獲得順位に応じたグループ分けのため、それぞれのグループにおける出場地域ごとのチーム数に偏りが生じています。APAC NORTHは、グループA、Bに2チームずつ、グループCに4チーム、グループDに1チームが振り分けられています。
グループA
グループAには、APAC NORTH最強チームであるFNATICと韓国の強豪Realizeが出場。同じグループには、ALGS Year3 Split1 Playoffで優勝、ALGS Year3 Split2 Playoffで2位となっているTSMが所属しています。さらに、ALGS Year3 Split2 Playoff 3位のOxygen Esportsも同じグループにいます。このチームは、今回の世界大会スクリムの平均ポイント獲得数が、TSM、DarkZeroに続く3位につけていて好調です。このことから、グループAはかなり厳しい戦いとなることが予想されます。
FNATIC
- Meltstera選手
- YukaF選手
- UmichanLoveti選手
FNATICは私たちの優勝予想チームにも挙げさせていただいたチームで、APAC NORTH最強チームです。スクリムでは徐々に調子を上げており、最近も総合1位を獲得しています。構成の特徴は、ブラッドハウンドを採用していることです。現在ブラッドハウンドを採用しているチームは少ないため、大会でどこまで活躍するのか注目です。他にもホライゾン、バンガロールを採用していて、かなりファイトに力を入れた構成となっています。 この3人がどこまで暴れ回るのか注目です。
Realize
- obly選手
- KaronPe選手
- SangJoon選手
前回ルーザーズラウンド2で惜しくも11位となり、3ポイント差でファイナルラウンドに進出できませんでした。グループごとに行われていたスクリムでは、安定した成績を取っている様子が見受けられるので、おそらく、ウィナーズラウンドに進出できると予想します。ウィナーズラウンドに進んだ場合、1度負けてしまっても再度チャンスがあるので、前回大会の雪辱を果たしてほしいですね!
グループB
グループBには、大人気チームRIDDLE ORDERと、Crazy Raccoon出場辞退に伴い繰り上げとなったAREA310 (旧Laugh Tale)が出場します。同じグループには、世界の強豪XSETやACENDといったチームが振り分けられておりますが、この2チームは優勝経験のあるチームではないことや直近の世界大会での成績等を鑑みると、比較的日韓チームにとっては戦いやすいグループなのではないかと感じます。
RIDDLE ORDER
- ゆきお選手
- 1tappy選手
- MiaK選手
RIDDLE ORDERは前回大会で日韓勢初のチャンピオンを獲得したチームで、その後のAPAC NORTHチームの躍進のきっかけを作ったチームです。現在スクリムでは様々な構成を試しているようですが、特にニューキャッスルを試している模様です。前回のストームポイントでのブラッドハウンド同様、ニューキャッスル構成が上手くハマった時にはかなり強いのではないでしょうか。元々ファイト力そして勝負強さを持ち合わせているチームですので、早く大会で活躍している姿を見るのが楽しみなチームです。
AREA310 (旧Laugh Tale)
- Lemon選手
- Ail3iS選手
- Milim選手
Crazy Raccoon出場辞退に伴い、LCQ3位通過のAREA310が繰り上げ出場となりました。このチームは元々プロチーム所属ではなかったのですが、今回の世界大会出場をきっかけにAREA310に所属となったようです。スクリムでは、初戦からチャンピオンを獲得していました!これは非常に驚きですね。また、ワールズエッジでレイスを採用している場面があり、これも現在の環境では珍しいピックと思われます。ALGS Year3 Split2プロリーグに出ている選手が1人もいないため、大会でどこまで活躍するのか注目チームとなっています。
グループC
グループCには日韓から最多4チームが振り分けられています。出場チームは、日本からは、PULVEREXとNORTHEPTION 、韓国からENTER FORCE.36とGANBARE OTOUSANです。正直このグループは、グループAと同じかそれ以上に厳しい戦いとなると思われます。なぜならば、前回大会優勝のDarkZeroと5位だったFaZe、そしてファイナルラウンドでは思うような活躍はできませんでしたが、グループステージで2位通過を果たしたAllianceが振り分けられています。
さらに、ストームポイントでのランドマーク争いがPULVEREXとNORTHEPTIONで行われています。しかも、9月2日に行われている世界大会スクリムでも、未だに決着が着いておりません。おそらくこのまま世界大会でも初動ファイトとなる可能性が高いです。
GANBARE OTOUSAN
- Dogma選手
- Jusna選手
- JungHeeeee選手
韓国チームの中で唯一Split1、2両方ともファイナルラウンドまで進出したチームです。特にALGS Year3 Split2 Playoffでは韓国勢最高順位の15位を獲得。また、Split1 Playoffでは12位を獲得し、これも韓国チーム最高順位となっています。今回はその順位をどこまで伸ばせるか楽しみです。
PULVEREX
- Ftyan選手
- ShunMi選手
- saku選手
前回大会ではグループステージCvsDで総合1位を獲得しているのがPULVEREXです。先ほども述べたように、現在NORTHEPTIONと激しいランドマーク争いをしており、苦しい状況となっています。そんな中でも、このチームの雰囲気は非常に良く、スクリムを見ているNiceWiggさんも、最もポジティブなプレイヤーとしてFtyan選手を挙げているほどです。選手としては、初動ファイトがグループステージで毎回あることは、苦しいかもしれませんが、持前の明るさそしてPULVEREXらしさで大会を勝ち抜き、楽しんでほしいと私は思っています。
ENTER FORCE.36
- Aimbot選手
- ily選手
- Vor3z選手
ily選手、Vor3z選手と、メンバー2人を入れ替えて初の世界大会となります。8月24日に行われたスクリムでは見事2位を獲得しています。この世界大会に向けて初めて組んだ3人ということを鑑みると、この成績は素晴らしいのではないでしょうか。現在、グループCの中で唯一初動ファイトがないチームです。初動ファイトがないということは安定してグループステージを戦えるということになりますので、ウィナーズ進出に向けて、頑張ってほしいと思います!
NORTHEPTION
- satuki選手
- L1ng選手
- Lykq選手
ALGS Year3 Split2 Playoff終了後、急遽メンバーを入れ替えてLCQを見事勝ち抜き、出場を獲得しました。新たにチームに参加しているL1ng選手、Lykq選手はどちらもIGL経験のある選手で、チームメンバー全員がIGL経験のある珍しいチームです。最近のスクリムではTSMに次ぐ2位を獲得するなど好調の様子です。今までファイナルラウンドに進出することが2度できず、高い壁となっているようですが、新たなL1ng選手、Lykq選手の力で、その壁をぶち壊してほしいと思っています!
グループD
グループDは、日韓チームから唯一FC destroyが振り分けられております。このグループは他のチームと少し異なり、NAからの出場チーム数が、わずか1チームとかなり少ないです。そのため、グループDは他のグループと比べ、より多様な地域から出場チームがいるという特徴を持ったグループとなっています。
FC destroy
- HammerDrill選手
- yukaPEROdator選手
- Pinotr選手
ALGS Year3 Split2 Playoffでは自己最高成績である13位を獲得したFC destroy。ランドマークの変更がなければ、グループステージで最高5回の初動ファイトをしなければならないのが現状です。しかしながら、HammerDrill選手、yukaPEROdator選手は日韓チームの中でも高い火力が強みの選手です。初動ファイトは、どのチームにも負けない強さを持っていると私は思っています。大会本番で初動ファイトがあったとしても、勝ち続けられると信じていますし、応援しています!
まとめ
今回は、ALGS Year3 Championshipに出場する日韓チームと、それぞれのグループについてご紹介していきました。特にグループCはAPAC NORTHから出場するチームが多く、見どころがたくさんあると思います。他の3グループも人気の高いチームが振り分けられていますので、観戦するのが非常に楽しみです。グループによって、いつ試合に登場するかが変わってきますので、ALGS Year3 Championshipの放送スケジュールをチェックすることをおすすめします。皆様はどのチームを応援しますか?私たちは、APAC NORTHのすべてのチームが全力を尽くせるよう応援していきたいと思います!