7月13日にロンドンで開幕したALGS Year3 スプリット2 プレイオフ。大人気ゲームApex Legendsの世界大会で、連日熱い戦いが繰り広げられています。この大会はでは、世界中から熾烈な地域予選を勝ち抜いた40チームが出場しており、そのうち日本チームが属するAPAC NORTHからは日韓計9チームが出場。
この記事では、ALGS Year3 Sprit2 Playoffsの大会結果を随時速報としてお伝えします。皆様が応援するチームは一体何位だったのでしょうか。この記事を読んで、遠いロンドンの地で戦っている選手たちに声援が届くよう私たちと一緒に全力で応援しましょう!
ALGS Year3 Sprit2 Playoffs – DAY1
Match1 Group C vs D

Group CvsDはAPAC NORTH勢が大活躍。2試合目のストームポイントでのRIDDLE ORDERのチャンピオンを皮切りに、続く3試合目にFNATICが2位16キル、4試合目にPULVEREXが2位6キルと次々に日本勢が高順位を連発。
最終の6試合目では安定したポジショニングでここまで試合を進めてきたPULVEREXが、2位14キルと圧倒的な成績で見事に開幕戦総合1位を獲得。2位は2回チャンピオンを取ったLG Chivasとなったものの、3位にFNATIC、4位にRIDDLE ORDERと日本勢が上位4チーム中3つという驚異の活躍を見せました。またGANBARE OTOUSANも安定した順位を取り続け、6位を獲得しています。
Match2 Group A vs B

Match2でもMatch1の良い流れを引き継げたAPAC NORTHチーム。初戦NAKEDが見事チャンピオンを獲得!FC destroyもチャンピオンポジションをキープしていましたが、逆にそこを狙われ4位と悔しい結果に。マップがワールズエッジに変わってからの4試合目はCrazy Raccoonが驚異の粘りを見せました。途中Mainy選手が1人残ってしまいましたが、自分を犠牲にParkha選手、Ras選手を蘇生。二人のみという人数不利な状況が続く中、見事粘りに粘って2位を獲得しました。
5試合目は、なんとNAKEDがAPAC NORTH初の2回目のチャンピオンを獲得し、このグループ総合2位でフィニッシュ。FC destroyもキル、チャンピオンはなかったものの安定した中入りムーブを見せ、9位で戦いを終えました。NORTHEPTIONは17位、Realizeは20位と苦しいスタートとなりました。今後の巻き返しに期待がかかります。
ここまで、すべてのグループが1Matchを終えて、APAC NORTHチームが下馬評を覆す好成績を獲得。総合2位にPULVEREX、3位にNAKED、5位FNATIC、7位RIDDLE ORDER、10位GANBARE OTOUSANと、なんと上位10チームに5チームが入るという驚きの結果となりました!
Match3 Group A vs C
Match3は、EMEAの強豪Allianceや前回王者TSMに苦しめられたAPAC NORTHチーム。日韓チームそれぞれの最高成績はFNATICが1試合目4位、PULVEREXが2試合目に5位、NAKEDが3試合目に4位になかなか順位を伸ばせませんでした。
そんな中Match2で苦しい思いをしたRealizeが、大どんでん返しをします。3試合目終了時点で、19位0ポイントと上位にかなり差をつけられている状況で迎えた4試合目のストームポイント。最終ラウンド収縮時、ジブラルタルの空爆とドームそしてコースティックのガスを用いて、残り他3部隊を一気に壊滅し、見事チャンピオンを獲得しました。
その勢いのまま続く5試合目に2位、6試合目には2回目のチャンピオンを獲得し、Match3を総合4位で終えました。FNATIC、NAKED、PULVEREXはブレーキがかかってしまい、どのチームも総合13位以下と悔しい結果となりました。


ALGS Year3 Sprit2 Playoffs – DAY2
Group B vs C

2日目はなんと、APAC NORTHチームが初戦3試合連続チャンピオン!初戦ワールズエッジでGANBARE OTOUSANがチャンピオンを獲得すると、続く第2試合、第3試合ではなんとFC destroyが2連チャンピオンという好調の滑り出しとなりました。第2試合では、最終NORTHEPTIONとAPAC NORTHチーム同士の対決となりましたが、yukaPEROdator選手がクラッチを達成。このグループ終了時点で、FC destroyは全40チーム中6位と大躍進を遂げました。
まだ第6試合ではRIDDLE ORDERが魅せます。IMCを争っていたFire Beaversに対し、なんとハイドを仕掛け見事勝利します。しかし道中のファイトで負けてしまい、13位という結果に。
Group BvsCではFC destroyが見事な成績を獲得したものの、他のAPAC NORTHチームがなかなか良い成績を残せませんでした。どのグループも残り6試合となります。引き続き私たちも全力で応援していきます!
Group AvsD

グループA、Dにとって最後のグループステージとなる6試合目。グループステージ上位20位が進出するWINNERSに進むためには、この6試合終了時に、合計100ポイント取れているかどうかが重要になってきます。
APAC NORTHからは韓国チームのRealizeが第3試合、GANBARE OTOUSANが第4試合でチャンピオンを獲得。GANBARE OTOUSANはどの試合も安定してポイントを取り続け、このグループ2位、合計136ポイントでWINNERS進出を確実にしました。NAKEDも2試合で2位を獲得。こちらも合計124ポイントで、WINNERS進出がほぼ確定となりました。Realizeは合計92ポイントと、次のBvsC の成績次第でWINNERSに進出できるかどうかが決まる苦しい状況です。RIDDLE ORDERは2試合目に3位を獲得したものの、他の試合で惜しい場面が多く合計85ポイントフィニッシュとなりました。

果たしてAPAC NORTHからは何チームがWINNERS進出できるのでしょうか。Group BvsCも必見です!
Group BvsC

グループステージ最終BvsCもAPAC NORTHチームが大暴れ!1試合目からなんとFNATICがチャンピオン!そして今大会少し苦しい思いをしているNORTHEPTIONがなんと2位に入りました。そのNORTHEPTIONは2試合目にようやくチャンピオンを獲得!スクリムでは調子が良かったものの、やや本大会では環境の変化に追いついていけてない感がありましたが、本来の力を発揮しついに1位を取ることが出来ました。
4試合目にはまたもFNATICがチャンピオンを獲得。そして5試合目には、なんとPULVEREXがチャンピオンを獲得し、FC destroyもこの試合で2位を獲得。この6試合で4試合が日本勢のチャンピオンという成績で、史上初の快挙となりました!
ALGS Year3 Sprit2 Playoffs – Group Stage総合結果

APAC NORTHは、地域予選1位通過のFNATICが総合3位で初めてWINNERS進出。次にGANBARE OTOUSANが6位、NAKEDが10位、PULVEREXが11位、FC destroyが12位と続きます。Realizeは20位と、ぎりぎりWINNERS進出に滑り込みました。
その他のAPAC NORTHチームは、NORTHEPTIONが22位、RIDDLE ORDERが25位とあと一歩届かず。Crazy Raccoonも29位と届かず、LOSERS ROUND 1に回ることになりました。
ALGS Year3 Sprit2 Playoffs – DAY3
LOSERS ROUND 1

やはりここでもAPAC NORTHの強さを見せます。1試合目からNORTHEPTIONがチャンピオンを獲得。その後も安定してキルと高順位を取り続け、3位でLOSERS ROUND 2へ駒を進めました。
3試合目にはランドマークであるドームに安置が寄り、見事RIDDLE ORDERがチャンピオンとなりました。RIDDLE ORDERは1試合目に1tappy選手によるハイドで順位を伸ばしたこともあり、11位とわずか1ポイント差の34ポイント10位で見事LOSERS ROUND 2進出を決めました!
Crazy Raccoonはランパートを使った中入り構成に変更したものの、なかなか成績を残せず15位(総合成績35位)で今大会敗退が決定しました。残念ながら、APAC NORTHチームで初めての敗退チームとなります。しかし現在APAC NORTHチームは、世界上位30チーム中8チームと大健闘を見せています。この後も全力で応援していきましょう!
WINNERS ROUND 1

ここで上位10チームに残ると、ストレートでFINAL ROUNDに行けるという重要な1戦。APAC NORTHチームは1、2試合目なかなか上位を取ることが出来ず苦戦します。しかし3試合目にFNATICがスカイフックで最終円で、なんと9チームもいる地獄の安置の中、見事チャンピオンを取ります。ポジションキープに定評があるPULVEREXも2位を獲得しました。
続く第5試合目ではGANBARE OTOUSANがチャンピオンを獲得。そして総合10位でWINNERS進出となりました。この試合はPULVEREXも2回目の2位を獲得し、総合6位で通過。FNATICはチャンピオンを取った3試合目以外にもキルを安定して取り続け、APAC NORTHチーム最高順位である5位でWINNERS進出。APAC NORTHから3チームがWINNERS進出という史上初の快挙を成し遂げてくれました!
そのほかはRealizeが18位、 NAKEDは機材トラブルや環境の変化に適応できず19位、 FC destroyは他のチームに狙われ続け20位でこのラウンドを終えました。LOSERS ROUND 2の上位10チームに残り、ぜひともFINAL ROUNDに出場して欲しいですね!
LOSERS ROUND 2
ここで負けると敗退、勝ったらFINALSという重要なLOSERS ROUND 2。試合が始まる前、各チームが円陣を組んでいる姿が多数見受けられました。
そんな非常に緊張感が高まるなか、最初にRIDDLE ORDERが伝説を作ります。ストームポイントで迎えた第2試合目、このラウンドからランドマークをノースパッド、構成をヴァルキリー、バンガロール、ブラッドハウンドに変え、そしてムーブを変更したことが大成功!キルムーブで目の前の敵をすべてなぎ倒し、2位16キル25ポイントと圧巻の成績を残します。これが最高記録かと思いきや、続く3試合目同様のキルムーブをし1位11キル23ポイントを獲得!RIDDLE ORDERはこの2試合で48ポイントと一気にFINALS進出を確定させました。
続く4試合目はFC destroyが中ムーブを見事に成功させ、1位8キル20ポイントを獲得し、こちらもFINALS進出が確定!APAC NORTHの底力を見せつけました!Realizeは最後9キルチャンピオンを取るもののあと3ポイント届かず、惜しくも11位で敗退となりました。NAKEDは16位、NORTHEPTIONは20位で敗退。スクリムで好調で、優勝すら期待されていたNORTHEPTIONがまさかのLOSERSのラウンド2で敗退となる番狂わせが起こりました。

これでFINAL ROUNDにAPAC NORTHからは、FNATIC、PULVEREX、GANBARE OTOUSAN、RIDDLE ORDER、FC destroyの5チームが進出決定!明日は悲願のAPAC NORTH勢初の世界NO.1チームが生まれるのか…ますます目が離せません!
FINAL ROUND
選手入場から始まったFINAL ROUND。ついにこの試合で世界最強チームが決定します。まず1試合目から、前回王者TSMが1位15キルを獲得。WINNERSで得たポイントを含め合計36ポイントと、早くもマッチポイント点灯へ王手をかけます。
続く2試合目はなんとFC destroyが見事チャンピオン!一気に上位に躍り出ます。3試合目にはDarkZeroがチャンピオンを取り、TSMと共にマッチポイントが点灯します。5試合目にはFNATICがチャンピオンを獲得!それまで、あまり調子が良くなさそうな場面も多かったためか、YukaF選手は安堵の表情を見せます。
第6試合ではTSMが第一円から安置真ん中を獲得し、周囲のパーティーをことごとくなぎ倒していきます。TSMに決まりかけたと思いきや、最後のファイトで負けてしまい、まだまだ試合は続行。そして迎えた第7試合、5チームが点灯した状況で迎える最終円は10チームが入る大混雑な状況となりました。そんな中DarkZeroが見事優勝し、3度目の世界大会制覇となりました!

ALGS Year3 スプリット2 プレイオフ速報まとめ
今回残念ながらAPAC NORTHチームの優勝はありませんでしたが、FINAL ROUNDに20チーム中5チーム出場という快挙を成し遂げました!まだ世界の壁は高かったかもしれませんが、APAC NORTHチームの世界NO.1は今大会でかなり近づいたのではないでしょうか。

9月5日からはALGS Year3 Sprit2 CHAMPIONSHIPが開催されます。今大会で得た経験をもとに、次こそはAPAC NORTHチームから世界NO.1チームが現れることを祈っています。選手の皆様は本当にお疲れ様でした。そしてたくさんの感動と夢をありがとうございます!