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7月13日から16日にロンドンにて行われたALGS Year3 Split 2 Playoffs。本大会は今までのAPAC NORTHチームのイメージを覆すALGSの歴史の転換点になるような大会でした。特に日本チームが大活躍した大会で、優勝や過去最高順位の更新はなかったものの、FINALSでFC destroyやFNATICといった日本チームがチャンピオンを取ったシーンは本当に感動しました!

この記事は大会の結果をまとめつつ、ALGS Year3 Split 2 Playoffsの振り返りをしていきたいと思います。また、今大会でALGS Year3 Championshipの出場チームが一部確定したので、そちらも併せてお伝えします。

大会結果

大会はDarkZeroが優勝。前回大会では、TSMに優勝を譲ったものの、見事王座奪還を果たしました。FINALSの成績は以下のようになっています。

ALGS Split 2 プレイオフ ファイナル
©Apex Legends Esports @PlayApexEsports

各グループステージ及びブラケットステージの結果については、こちらの記事をチェックしてください。

FINALS進出日韓チームの結果

マッチポイント形式で争われるFINALSには日韓から5チームが出場。最高順位がFNATICの10位と苦戦を強いられました。FC destroyは、FINALSで2戦目にチャンピオンを獲得したものの、中入りムーブということもあってかキルポイントをあまり拾えず13位となりました。続く15位にGANBARE OTOUSAN、16位にPULVEREXが並びました。

18位となったRIDDLE ORDERは、ゆきお選手が初出場でFINALS進出という偉業を達成。また、MiaK選手も世界大会出場経験はあるもののFINALSに初進出という結果になりました。このチームが、他のチームと大きく異なる点が1つあります。それは、Split2プロリーグ開始時に初めて組んだ3人という点です。1からチームを作る中で、世界18位という成績は非常に驚くべき成果だと考えます。

その他の日韓チームの結果

グループステージ下位20チームで争われるLOSERS ROUND 1で、Crazy Raccoonが15位(世界総合35位)でAPAC NORTHチームから初めての敗退となりました。また、LOSERS ROUND 2ではNORTHEPTIONがラウンド20位(世界総合30位)で敗退、スクリムで調子の良かったNAKEDも16位(世界総合26位)で敗退となりました。Realizeは最終6試合目にチャンピオンを取ったものの、FINALS進出に3ポイント届かず、11位(世界総合21位)で敗退となりました。

全体の成績を見ても、上位30チームの内、APAC NORTHから8チームが入っています。またFINALSにも5チーム出場していることを考えると、APAC NORTH地域のレベルが上がってきたことが伺えます。次こそは世界大会優勝が日韓チームから出てほしいですね!

レジェンド使用率

全試合のレジェンド使用率は以下のようになっています。
※グループステージBvsDの第4試合のみ反映できておりません。

順位レジェンド名使用率 使用回数
1位シア 61.42%737
2位 バンガロール 54.92% 659
3位 ホライゾン 48.5% 582
4位 カタリスト 43.58% 523
5位 ヴァルキリー 20.75% 249
6位 クリプト 15.25% 183
7位 ワットソン 13.92% 167
9位 コースティック 7.83% 94
9位 ランパート 7.83% 94
10位ローバ7.33% 88
11位 ニューキャッスル 6.92% 83
12位 ブラッドハウンド 4.33% 52
13位 ジブラルタル 3% 36
14位 ヒューズ1.92% 23
15位 レイス 1.33%16
17位 マッドマギー 0.33%4
17位 パスファインダー 0.33%
4
18位 ライフライン 0.17% 2
22位 オクタン0.08% 1
22位 レブナント0.08% 1
22位 ヴァンテージ 0.08% 1
22位 バリスティック0.08% 1

シアはアプデの影響もあったためか、ピック率1位となりました。前回のピック率が2位であることを考えると、やはりシアのアプデは強化であったと結論づけられると思います。またヴァルキリーが前回1位から5位までランクダウン。こちらは脱出タワーの登場が影響していると考えられます。

他に使用率ランキングで興味深いのが、カタリストの使用率4位になっている点です。前回の世界大会では使用率が14位、使用回数も6回と少なかったのですが、一気に使用率上位に浮上しました。
SP2プロリーグ時代からNAではカタリスト環境になっており、NAチームのカタリスト採用率が高く、FINALS進出チームもNAチームが非常に多かったことから、採用率が上昇していると考えられます。

今後の予定

9月6日~10日にかけてALGS Year3 Championshipがイギリスのバーミンガムにて開催されます。この大会はALGS Year3の最後の世界大会で、全40チームが出場します。ALGS Year3 Split 1,2 Playoffsと2度行われた世界大会での結果に応じて、プレイオフポイント上位30チームの出場が確定しました。残りの10枠はLCQを行い、それぞれの地域から上位2チームが出場となります。現時点でAPAC NORTHからは出場枠が9チーム、うち7チームが確定しております。現在、出場確定しているチームは以下のようになっています。

・PULVEREX
・FC Destroy
・ENTER FORCE 36
・FNATIC
・GANBARE OTOUSAN
・Realize
・RIDDLE ORDER

ENTER FORCE 36はALGS Year3 Split 2 Playoffsには出場できていないものの、Split1 Playoffsの際、FINALSに進出していたため、ALGS Year3 Championshipの出場が決定しました。

まとめ

ALGS Year3 Split 2 Playoffsは、グループステージからAPAC NORTHチームが大活躍しました!しかしながらFINALSでは思うように結果が伸びず、悔しい結果となりました。特に日韓チームは、スクリムからランドマーク争いにPING差で負けてしまうことが多く、良いランドマークを取ることができないチームが何個もありました。また、そのことが敗因であると話している選手が多くいたのが印象的です。確かに、APAC NORTHチーム同士でランドマーク争いをしている場面もあり、同じリージョンでの潰しあいのようになってしまったのも原因と思われます。

ぜひともAPAC NORTHチームには、次のALGS Year3 Championshipで、この悔しさをバネに更なる飛躍を遂げることを期待しています!