ドイツのマンハイムにて開幕したALGS Year4 Split2 Playoffs。熱き戦いがこれから4日間にわたり繰り広げられます。史上最強ドリームチームであるTeam FalconsがALGSのオフライン大会に初登場することや、REJECT WINNITYの不参加に伴い新たな世界王者の誕生が確定していることなど、注目ポイントが盛り沢山です。もちろん日韓リージョンとしても地域で2連覇を達成することができるのか注目となっています。
そんなALGS Year4 Split2 Playoffsの結果をAPAC NORTHチームを中心に速報形式でお伝えします!
ALGS Year4 Split2 プレイオフ グループステージ
グループステージはDAY1とDAY2の2日間に渡って行われています。

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DAY1
AvB
DAY1は、グループAvBから開幕します。APAC NORTHからは優勝候補であるFNATICが登場し、活躍に期待がかかります。またグループBはAllianceやTeam Falconsといった世界大会優勝経験のあるチームがいることから、かなり厳しい戦いになることが予想される対戦カードです。そんなオープニングゲームを獲得したのはE-Xolos LAZERです。SA代表のチームで世界的強豪チームが多くいる中、16キルチャンピオンという大活躍をしました。2位にはENTER FORCE.36が入ります。そんなENTER FORCE.36は4試合目に日韓勢初チャンピオンを獲得!初戦からの良い流れを見事に掴みました。
CvD
グループCvDでは、初出場のREJECT WINNITYJPが初戦のワールズエッジから2位を獲得します。世界大会という大舞台で、初戦から世界にダークホースっぷりを見せつけます。しかしその後APAC NORTHチームは軒並み苦戦を強いられ、このREJECT WINNITYJP の2位がこの対戦カードの最高成績となりました。
BvD
続くグループBvDでは3試合目にTeam Falconsが16キルチャンピオンを獲得!AvBでは苦戦していた世界的強豪が悲願のチャンピオンとなりました。5試合目にはFENNELが7キル3位を取りました。総合でも9位37ポイントとなり、APAC NORTHの中で最も良い戦績となりました。APAC NORTH全体としては悪い流れを断ち切ることができず、15位にNOEZ FOXX、18位にSTRIDERZ、19位にGHS Professionalと厳しい成績となりました。DAY2での活躍をみんなで祈りましょう!
DAY2
DAY2では、グループAvCの対戦から幕を開けます。この6試合が終了すると、一旦全てのチームが12試合終了し、最後の6試合に臨むことになります。
AvC
そんなAvCでは3試合目にFNATICが3位、HAOが4位を獲得し、ウィナーズブラケット進出へポイントを徐々に積み重ねていきます。高い順位は取れているものの、なかなかチャンピオンが取れない状況でしたが、続く4試合目REJECT WINNITYJPが日本チーム初のチャンピオン獲得となりました!APAC NORTHとしてもENTER FORCE.36以来2回目のチャンピオンとなりました。このAvCではNatus Vincereが6試合中3試合チャンピオンで合計81ポイントを獲得するという大活躍を見せました。
AvD
続くAvDでは、2試合目4位にFNATIC、5位にHAOが入りました。FENNELやNOEZ FOXXはファイトに勝つ場面はあったものの、なかなか苦戦を強いられ続けました。5試合目にはENTER FORCE.36が12キル2位、NOEZ FOXXが9キル3位となりました。この試合はFNATICのYukaF選手がクレーバーで暴れ回るシーンも見られました。6試合目にはNOEZ FOXXがやっと本領を発揮し、チャンピオン獲得!メルトステラ選手はチームメイトと強く抱き合う姿を見せ、チャンピオンの喜びを爆発させていました。
グループステージ最後の戦いとなるBvCではここまで不調だったNORTHEPTIONが見事チャンピオンを獲得!世界の強豪が多数いるグループBでの見事なチャンピオンとなりました。そんなNORTHEPTIONは5試合目に4位、6試合目に3位と好調でこのブロック総合7位42ポイントで試合を終えました。GHS Professionalも5試合目に3位5キルを獲得し、総合11位でフィニッシュしました。
グループステージの総合結果はご覧のとおりです。

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グループステージ1位に輝いたのはNot Moistです。203ポイントと2位に30ポイント以上の大差をつけての首位通過となりました。APAC NORTHからはENTER FORCE.36が12位、FNATICが18位、HAOが19位で見事Winners Round 1進出となりました。他の6チームは、Elimination Round 1からのFINALS進出を目指します。
ALGS Year4 Split2 プレイオフ Elimination Round 1
グループステージ下位20チームで争われるElimination Round 1。次のElimination Round 2に進むには、10位以内に入る必要があります。APAC NORTHからは、NOEZ FOXX、FENNEL、GHS Professional、NORTHEPTION、REJECT WINNITYJP、STRIDERZの6チームが出場しました。1試合目からREJECT WINNITYJPが3位3キル、NORTHEPTIONが4位8キルと好調なスタートを切ります。REJECT WINNITYJPは続く2、3試合目も4位と安定した成績を取り続け、Elimination Round 2進出を早くもほぼ確実にします。
3、4試合目に多少ポイントを積み上げたものの後がないNORTHEPTIONは5試合目、安置内の高所をキルポイントのために捨てたのが功を奏し、3位6キルを獲得。この試合でボーダーと言われる30ポイントを突破し、最終6試合目に繋げます。そんな中迎えた6試合目でNORTHEPTIONは、8位5キル7ポイントを積み上げ、見事Elimination Round 2進出を決めました。
序盤から高順位を取り続けていたREJECT WINNITYJPも、勢いそのままにElimination Round 2へ進出。一方、5、6試合目で息を吹き返したFENNELは総合14位であと一歩及ばすここで敗退となります。苦戦を強いられたAPAC NORTHチームはGHS Professionalが16位、NOEZ FOXXが19位、STRIDERZが20位となり、ここで敗退となりました。

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Winners Round 1
Winners Round 1にはAPAC NORTHからHAO、ENTER FORCE.36、FNATICの3チームが出場しました。暫定世界上位20チームで争われたハイレベルな戦いに、この3チームは非常に苦戦しました。
Winners Round 1の総合結果はご覧のとおりです。

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この3チームの中で最も活躍したのはENTER FORCE.36です。2試合目はグループステージで大活躍したエピセンター付近の安置で8キルを達成。5試合目には3位2キルを獲得するなど着々とポイントを稼ぎ、総合8位でFINALSへ進出しました。
HAOは4試合目に4位4キルを獲得しましたが、前半のワールズエッジであまりポイントを獲得することができなかったこともあり20ポイント16位でFINALSに進出することができず、Elimination Round 2へ回ります。FNATICも苦戦を強いられ、17位というまさかの結果になりました。Elimination Round 2からFINALS進出を目指すことになります。
Elimination Round 2
Elimination Round 2には、APAC NORTHからHAO、FNATIC、NORTHEPTION、REJECT WINNITYJPの4チームが出場しました。Winners Round 1で苦しい戦いを強いられたFNATICが初戦から2位7キルと大活躍します。Cloud9との3v3のファイトには敗れてしまったものの、道中でキルを取り続けた結果、ポイントが伸びていった形となります。
この勢いのまま3試合目では12キルチャンピオンとビッグゲーム達成となりました!YukaF選手がクレーバーで大暴れするなど、やっとFNATICらしさを取り戻し、暫定総合1位へ躍り出ます。HAOも2試合目に8キル、5試合目に6キルを獲得し、10位までわずか3ポイント差まで迫ります。REJECT WINNITYJP、NORTHEPTIONは6試合を通じて着実にポイントを重ねていったもの、大量にポイントを獲得できるチャンスをつかむことができず、厳しいElimination Round 2となりました。
Elimination Round 2の総合結果は以下のとおりです。

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チャンピオンを獲得したFNATICは総合2位68ポイントでFINALSへ進出決定となりました!HAOは13位21ポイントで、あと一歩及ばずここで敗退となります。最後の試合次第ではFINALS出場の可能性が非常に高かったこともあり、本当に惜しい結果になりました。16位にはREJECT WINNITYJP、17位にはNORTHEPTIONが続きました。この3チームは全て初のFINALS進出がかかっていたこともあり、悔しい結果となりました。ぜひとも次の世界大会でこの雪辱を果たしてほしいですね。
Final Round
Final Roundは、Winners Round 1とElimination Round 2の上位10チーム、計20チームが出場し、世界最強の座を争います。APAC NORTHからはFNATICとENTER FORCE.36が登場しました。
開幕から2連チャンピオンを取ったのはGaiminGladiatorsです。3試合目も3位7キルを獲得し、早くもマッチポイントを点灯させます。5試合目には最終リングまで残りあわやFinal Round終了かと思いきや、EWCの優勝チームであるAllianceが16キルチャンピオンを獲得し、それを阻止します。そして6試合目には安置とランドマークが近かったことが功を奏し、FNATICがFinal Roundで初チャンピオンを獲得!チャンピオン獲得時にはメンバーから笑顔が溢れている姿が印象的でした。この6試合目終了時点でAllianceが新たにマッチポイント点灯し、合計2チームが点灯となります。
続く7試合目ではSSGが13キルチャンピオンを獲得し、マッチポイントに到達。2位のNRG、3位のFNATIC、そして5位のGUILDもマッチポイント点灯となりました。続く8試合目にはTSMがチャンピオンを獲得し、Not Moistと共に新たにマッチポイント点灯となりました。9試合目はLiquid Alienwareがスカイフック奥の難しい安置で7キルチャンピオンを達成!総合15位から一気に11位に上がり、マッチポイントにも到達しました。他にも2位となったBLEED Esports、3位のVK GAMINGが同じくマッチポイントに点灯となりました。合計11チームがマッチポイントに点灯している状況で迎えた10試合目、見事チャンピオンに輝いたのはSSGです。
このゲームのチャンピオン獲得により、ALGS Year4 Split2 Playoffsの世界王者がSSGに決定となりました。最終円では唯一マッチポイントに点灯していなかったENTER FORCE.36が大健闘したものの、収縮を落ち着いて待っていたSSGの作戦勝ちとなりました。
ALGS Year4 Split2 Playoffs Final Roundの総合結果はご覧のとおりです。
優勝はSSGとなりました!おめでとうございます!Xynew選手はこの世界大会優勝に伴い、別チーム、別メンバーで2回目の世界制覇となります。本当にすごいですね!2位には、最も早くマッチポイントを点灯させたGaiminGladiatorsが入ります。3位にはEWC優勝チームであるAllianceが続きました。Allianceはビザの問題で正規のロスターではないものの、世界3位という驚きの成績を叩き出しました。APAC NORTHはFNATICが6位、ENTER FORCE.36が18位という成績になりました。FNATICはこの6位により、チャンピオンシップポイントが世界総合2位となりました。次のALGS Year4 Championshipでぜひとも世界王者に輝いてほしいですね!
ALGS Year4 Split2 Playoffs Final Roundの総合結果はご覧のとおりです。
順位 | チーム名 | 総合獲得ポイント |
---|---|---|
優勝 | SSG | 85 |
2位 | GaiminGladiators | 92 |
3位 | Alliance | 86 |
4位 | TSM | 81 |
5位 | GUILD | 70 |
6位 | FNATIC | 68 |
7位 | BLEED Esports | 67 |
8位 | VK GAMING | 66 |
9位 | NRG | 66 |
10位 | Not Moist | 55 |
11位 | Liquid Alienware | 53 |
12位 | Complexity | 46 |
13位 | DreamFire | 41 |
14位 | Noctem Scan | 40 |
15位 | Exo Clan | 40 |
16位 | MKERS | 39 |
17位 | Cloud9 | 39 |
18位 | ENTER FORCE.36 | 34 |
19位 | FURIA | 32 |
20位 | Team Falcons | 20 |
優勝はSSGとなりました!おめでとうございます!Xynew選手はこの世界大会優勝に伴い、別チーム、別メンバーで2回目の世界制覇となります。本当にすごいですね!2位には、最も早くマッチポイントを点灯させたGaiminGladiatorsが入ります。3位にはEWC優勝チームであるAllianceが続きました。Allianceはビザの問題で正規のロスターではないものの、世界3位という驚きの成績を叩き出しました。APAC NORTHはFNATICが6位、ENTER FORCE.36が18位という成績になりました。FNATICはこの6位により、チャンピオンシップポイントが世界総合2位となりました。次のALGS Year4 Championshipでぜひとも世界王者に輝いてほしいですね!
まとめ
SSGの優勝で幕を閉じたALGS Year4 Split2 Playoffs。APAC NORTHとしてはFNATICの6位が最高順位となりました。大会序盤は苦しそうな姿も見受けられましたが、Elimination Round 2から徐々に調子を上げ、総合6位という素晴らしい成績を収めました。他にも初出場のREJECT WINNITYJPがチャンピオンを獲得したことや、HAOが初めてWinners Round 1へ進出するなど嬉しい話題もたくさんありました。次はいよいよALGS Year4 Championshipです。ぜひとも日本のチームが世界大会で優勝している姿を見たいと願っています。