FCコミュニティシリーズ26 プレシーズンが開催 eスポーツ/第20回アジア競技大会も控えた愛知県が熱い
10月7日、株式会社スポーツITソリューション(本社:東京都港区)は、サッカーゲーム最新作「EA SPORTS FC™ 26」(以下「FC 26」。発売元:エレクトロニック・アーツ)を使用した日本国内eスポーツ・サッカー大会シリーズ『FCコミュニティシリーズ26(以下FCS26)』の開幕を告げる大会『FCコミュニティシリーズ26 プレシーズン(以下「FCS26 プレシーズン」)』を開催することを発表した。
日本で本格的なeスポーツ・サッカー競技大会シリーズとなる同イベントは、創設されて3シーズン目を迎える。「FCS26 プレシーズン」はPlayStation® 5版「FC 26」のFUTモードを使用した大会で、2025年10月7日(火)よりエントリーを開始し、オンライン予選を10月13日(月・祝)に開催。上位8選手が招待されるオフライン決勝大会は10月19日(日)に愛知県中部エリア最大級の大型商業施設「ららぽーと愛知東郷」にて開催するとの事である。同イベントは現在まで述べ一万人を超える選手が参加し、これまで羽田や広島といった場所で行われてきた。そんな同イベントの中部における開催は初となる。
10月19日のオフライン決勝大会では、上位8選手による日本No.1の「FC 26」プレーヤーを決める決勝大会を客席にて大型ビジョンで無料観戦可能となっている。もちろん見るだけではなく、ゲームについて触れてみたいというユーザーに向けてのサブイベントも用意されている。会場には試遊台も設営されており、操作ガイドのほかガイド役となるスタッフを配置している。ららぽーと愛知東郷へショッピングに来たお客様が、その合間に最新サッカーゲームをお手軽に体験できる導線となっているのだ。
大会の優勝賞金は1位10万円となっており、その様子は公式ライブ配信で中継される。サポーターとしてコーチが帯同する事は可能だが、事前申請の必要ある上に、移動交通宿泊費補助が無いという制限が掛かる。出場選手へ移動交通宿泊費の補助はあるため、遠方からのエントリーであっても苦労なく大会に参加出来る仕組みが出来ている。
同大会のオンライン予選エントリーは10月10日まで、こちらから行えるとの事だ。
参加しやすいプラットフォームの整備
オンラインでもある程度参加についてのサポートが行われるが、オフラインでの予選についても参加を容易にする取り組みが実施されている。
まずオフライン戦の日程調整だ。従来の大会シリーズはオープン予選、最終予選、決勝大会の3ステージによって日本No.1の選手を決定しているが、「FCS26 プレシーズン」は10月13日(月・祝)の「オンライン予選」と、10月19(日)の「オフライン決勝大会」の2日間のみで構成されるため、試合日程として抑えなければならないのが2日だけとスケジュールに余裕を持たせやすい。
また「FCS26 プレシーズン オンライン予選」では、参加選手によるライブ配信を必須とはせず「推奨」としている。大会公式ライブ配信もないという珍しいスタイルだ。ただし、で試合中のトラブルが発生し、かつ対戦選手との間に意見の相違が見受けられた場合はライブ配信を行っている選手の映像を元に判断が下されるとの事だ。
そして10月13日(月・祝)日中に開催する「FCS26 プレシーズン オンライン予選」は、1次ラウンド・2次ラウンド・決勝トーナメントの3部構成にて実施される。この時前回のFCS25シーズンにて決勝大会に出場した経験のある選手(クラブフェスティバルを含み、計20選手程度が該当)は2次ラウンドからの参加となる。
1次ラウンド・2次ラウンドともに、最低3試合程度は保証できるよう大会フォーマットを設計するとの事であり、現時点では1次ラウンドはスイスドロー形式(一定数の試合を行うスタイル)、2次ラウンドはグループリーグ形式、決勝トーナメントにて上位8選手がオフライン決勝大会へ突破する形を想定しているという。ただし詳細な内容については後日改めて発表を行うとの事だ。誰でも参加出来ると間口の広い当イベントに参加してみるのも悪くないだろう。
第20回アジア競技大会に向けて積極的な取り組みを行う愛知県
10月7日、一般社団法人 愛知eスポーツ連合(JeSU愛知、所在地:愛知県名古屋市、代表:片桐正大)は、シンガポールを拠点とする教育ベンチャー企業・GAKU(Founder/CEO:岡本紗代)と共に、アジア15ヵ国の選手、関係者を招待したeスポーツ国際合流プログラム「GAKU CULTURAL BOOTCAMP」を2025年9月20日(土)-24日(水)に開催したと報告している。
今回の参加者は54名で、主に大韓民国、チャイニーズ・タイペイ、モンゴル、ホンコン・チャイナ、タイといったアジア各国の選手や関係者が多数となる。参加者は本大会会場「Aichi Sky EXPO」への視察やメディアトレーニングとしてスピーチの事前練習を行ったり、相互に交流するイベントや当日開催予定の種目の練習を行うなど計5日間に渡る日程を消化したとの事だ。次回は2026年春ごろに東京での開催を予定しており、今後もこういったイベントを開催することで地域間交流と共に振興を図っていくものだと思われる。
かつては自動車産業一色であった愛知県だが、ここに来てにわかに新しい風が吹き始めている状況だ。このチャンスを見逃さず、ぜひとも大いに盛り上がっていただきたい物である。