東京eスポーツフェスタ2026開催、パズドラなどの対戦企画の詳細が決定

東京eスポーツフェスタ2026の告知画像

 東京都及び東京eスポーツフェスタ実行委員会は、eスポーツの普及と関連産業の振興を目的として、令和8年1月9日から11日までの3日間、東京ビッグサイトにて「東京eスポーツフェスタ2026」を開催すると発表を行っていた。

 11月27日、会期中に実施する企画が決まった事を改めて通知。eスポーツ競技大会や関連産業展示会に加え、ビジネスセミナーからファミリーで楽しめる体験・学習企画まで、誰もが楽しめる企画を多数用意しているとの事である。また、公式アンバサダーとしてYoutuberであるスタンミじゃぱん氏によるチェキ会をはじめ、プロeスポーツチームのファンミーティングも開催するとの事である。

東京都主催の6度目のイベント

 東京eスポーツフェスタは2020年の実施を皮切りに、毎年1月に開催されてきたイベントである。今年で6回目を迎える定番のイベントとして親しまれており、当初は「太鼓の達人」「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」「モンスターストライク(モンスト)」という3タイトルの競技大会がメインのイベントとして実施されていた。開催当初こそスポンサーは居なかったものの、2021年の第2回よりロビイングの甲斐もあってか協賛企業がつきはじめ、今ではコングロマリット企業大手のTOPPAN株式会社を筆頭に、多数のメディアパートナーを擁するイベントへと成熟を遂げている。

今回実施されるeスポーツ競技大会は、初採用の『ストリートファイター6』及び『「eFootball™」シリーズ』の2種目を含む6種目が開催対象となる。『太鼓の達人 ドンダフルフェスティバル』は、公式大会「太鼓の達人 ドンカツカップ2025/2026」のラストチャンス予選と決勝大会が開催される事に。同フェスタ定番の『パズドラ』、『ぷよぷよeスポーツ』、『グランツーリスモ7』に関しても大会が開催される。

 各タイトルで実施される大会の日程は次の通り。1月10日に10:20から14:10の間で太鼓の達人 ドンダフルフェスティバル、14:30から16:50の間にパズドラ、そして17:10から19:00の間でストリートファイター6の大会がそれぞれ開催される。翌日1月11日は11:40~12:50でグランツーリスモ7、14:00~16:00には「eFootball™」シリーズ、最後は16:30~18:20のぷよぷよeスポーツで締めくくられる事になる。

企業による説明の場という稀有な機会

 今回同イベント内で、関連産業展示会というコーナーが設けられる。これは毎回恒例のコーナーとなっており、50程の都内中小企業・団体・学校・インディーゲームクリエイター等が出展を行う。その性質上本イベントはビジネス交流の場としての機能も期待されており、会期として設定されているうちの1月9日はビジネスデイとして「事前登録を行った企業関係者や報道関係者」が入場出来るシステムとなっている。一般参加者については1月10日と11日の両日程で実施される一般公開日で入場が可能となる。

 実際大手企業やスクールが目立つeスポーツ界隈であるが、中小のスクールや関連企業、またイベントに絡む設営事業や広告、コンサルティングなど、実際に必要とされる企業の幅は想像以上に多岐に渡るものとなっており、一概にeスポーツ業界に携わるといってもその領域は非常に広い。また昨今ではクリエイターに類する人材も求められており、企業側としてもeスポーツを軸にクリエイティビティあふれる人材を確保し、自社のコマーシャルや他の企業との連携に力を入れていく事が課題となっている。そういった意味でも都の後援で行われるこのイベントは、渡りに船と言えるだろう。

 なお今回のイベントでは既に教育機関である東京国際工科専門職大学がエントリーを果たしており、専門職大学としてどういう人でも楽しめるジャンルのeスポーツタイトルを用意しているという。今後の人材育成に向けて、教育機関も注目を行っているようだ。

 他にも1月9日には関連産業展示会の出展事業者が、eスポーツ関連産業の活性化に向けた新規サービスや製品などに関するアイデアのプレゼンテーションを会場内ステージにて行う「ピッチイベント」や企業でのeスポーツの活用事例(従業員のエンゲージメント向上や人材採用等)を紹介するミニセミナーとともに、 参加者同士によるeスポーツ体験会や名刺交換会を行う「eスポーツ交流会」、「国際社会におけるeスポーツ産業の発展(仮)」と題されたサウジアラビアeスポーツ連盟によるパネルディスカッションなど、ビジネスユーザー向けに盛りだくさんの内容となっている。

 また他にもゲーミングPC組立体験やeスポーツ大会タイトルの試遊体験など、まったく馴染みがないという参加者であっても楽しめるコンテンツを用意しているとの事だ。もしeスポーツにそこまで関わりがなく、少し興味を持っているという状態の友人・知人・ビジネスパートナーがいれば是非誘い合って行ってみるのも悪くないかもしれない。

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