相次ぐ大会で天高くeスポーツ肥ゆる秋 Predator LeagueとWECUP開幕
秋には食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋など様々なものが存在する。そんな中で10月初旬から2つの大きなeスポーツ系大会の情報が飛び込んできた。本記事では2つの大会について取り上げる。
Asia Pacific Predator League 2026 Grand Finals開幕
10月6日、日本エイサー株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:ボブ・セン)は、2025年1月5日から1月12日(渡航予定日・帰国予定日含む)にインド・ニューデリーで開催するAcer Asia Pacific主催のeスポーツ大会「The Asia Pacific Predator League 2026 Grand Finals(アジア・パシフィック プレデターリーグ 2026 グランドファイナルズ、以下Predator League 2026)」に向けた、日本公式予選、「Predator League 2026 VALORANT Japan Round」の開催決定、ならびに同予選への出場チームの募集を開始したことを発表した。
プレデターリーグはAcerがアジア・パシフィック地域における、eスポーツの振興と発展を狙ったイベントだ。ゲーミングブランド Predatorのブランド名を冠し、2018年度から開催している国際大会である。本年度のPredator League 2026にはアジア・パシフィック地域から14の国/地域が参加予定。採用ゲームタイトルは、Riot Gamesが開発、運営する 「VALORANT」 、および「Dota 2」となる。参加する各国・各地域で行われる予選を含めた賞金総額はUS$400,000。Predator League 2026の賞金総額はその内$200,000(VALORANT $100,000・Dota 2 $100,000)。
日本における公式予選はオンラインで全日程が開催され、 参加チーム数は32チームを見込んでいる。応募多数の場合は、過去の最高ランクで選抜となる。日程は2025年11月1日、2日、3日、8日、9日の順で組まれており、順次32チーム、16チームと絞られていく。11月9日の決勝で優勝したチームには、1月5日から12日の日程で開催される本戦への渡航費用がサポートされるとの事だ。当然、それに出場出来る日程が調整可能である事が参加条件の一つでもある。国内大会での賞金総額は1,000,000円 (優勝 50万円、準優勝 30万円、3位20万円) となっており、国内大会としてはなかなかの規模となっている。
エントリー資格はプロ、アマ、法人チーム・それ以外のチームを問わない。また過去にVALORANT Challengers Japanへ出場したチームやAcademyチームも出場可能となっている。公式から「戦いたいやつ全員集まれ」とキャッチコピーが出ているだけあって、非常に門戸が広く、在野の隠れたエースプレイヤーが出てくる可能性に大いに期待したい所だ。応募期間は10月6日から10月24日となっているため、思い立ったが吉日の精神で飛び込んでみるのも良いだろう。エントリーは公式の応募フォームから行える。
WECUP#1 DUP開催
10月4日、Nemu Studio合同会社(本社:福岡市博多区博多駅前1丁目、代表:陣内涼)は、PC版PUBG:BATTLEGROUNDSの定期コミュニティ大会「WECUP#1 DUP」の開催を発表した。こちらはオンライン上での交流大会となっており、主に国内向けかつやや小規模なものである。ゲームサーバーの運営を主に手掛けているNemu Studio合同会社と、同社のゲーミングマウスパッドブランド「WEPAD」が主催者だ。
同大会は2025年10月26日21時開始となっており、モードはEsports固定。視点はFPP、マップはサイクル(erangel , miramar , Sanhok)というルール設定だ。賞金と賞品はそれぞれ、優勝チームに賞金20,000円が贈呈される他、 MVP選手にはWECUPオリジナルデザインゲーミングマウスパッドがプレゼントされる。優勝判定については、決勝戦にて先に2回ドン勝したチームが対象となる。この際キル数は不問であるため、生存に全振りした戦術を用いるのも良いかもしれない。参加可能年齢は17歳以上。これ以外の資格要件について記載が無いため、こちらの大会も挑戦者大歓迎の様相となっている。エントリー方法は公式のDiscordが窓口だ。同大会については月に一度開催される予定であり、PUBGの定期的なイベントとして定着させていきたいと同社は意気込んでいる。
以上、2つの大会を紹介したが、これを機にワールドワイドな大会にも視野を広げ、可能であるならばその門戸を叩いてみてはどうだろうか。腕に自信があるのなら、よりよい実りが勝ち取れるはずだ。