2022年12月3日にRiot GamesがValorantのマッププールにスプリットを復活させることを発表しました。さらにバインドとブリーズの2つのマップをマップローテーションから外すことも発表されました。
Valorantではローテーションに含まれるマップ総数を7つに固定すると発表していたため、スプリットの復活と同時に新マップの追加が予想されていました。その予想通り新マップ「ロータス」が登場しましたね。そこで今回はValorantのアプデに伴い、マップローテーションにどのような変化が起こったのかを紹介していきます。

Valorantのマップ
Valorantには2023年1月現在以下のマップがあります。
- アセント
- ヘイブン
- バインド
- スプリット
- アイスボックス
- ブリーズ
- フラクチャー
- パール
- ロータス
2023年初旬のアップデートからはブリーズとバインドを除いた7つのマップがマップローテーションに加えられます。なぜValorantがマップローテーションを7つに固定するのか疑問に思っている人も多いと思います。
それはvalorantの競技シーンに関係しています。Valorantの競技シーンでは2マップ先取のBo3、3マップ先取のBo5の形式が多く採用されています。7つに固定する理由は主にBo5のほうにあります。Bo5で使用するマップの手順は基本的に以下のようになっています。
- 先攻チームが1マップBAN
- 後攻チームが1マップBAN
- 先攻チームが1マップピック
- 後攻チームが1マップピック
- 先攻チームが1マップピック
- 後攻チームが1マップピック
- 最後に戦う5マップ目は余ったマップに自然に決定
もしマップが8つ以上ある場合は最後に戦うマップをどちらかのチームが選ぶこととなり、選べなかったチームに対して公平性が欠けてしまいますね。このような理由からValorantではマップローテーションのマップ総数を7つに固定しています。
また、新規プレイヤーがプレイする必要があるマップ数が多すぎると1つ1つのマップを深く学ぶ機会が失われてしまうというのも理由になっています。確かにただでさえマップ名称やマップの地形にあったスキルなど覚えることが多いValorantでさらにマップ数が膨大になるとそれだけで新規プレイヤーは苦労し、ゲームを続けるモチベーションを維持するのが大変になってしまいますね。
スプリットの復活
Valorantではパールの登場でマップ総数が8つになりました。その際にマップローテーションを7つにしたいという理由から初めてスプリットがマップローテーションから削除されました。そのほかにもスプリットがマップローテーションから除外された理由には致命的なグリッチが発見されたということもありました。

しかし、2023年初旬のアップデートでスプリットが復活します。今回はさらに7カ所に変更点を加えて登場します。変更された部分は以下の7カ所になります。
- Aメイン:道幅を広げ、段差を追加
- Aタワー:タワー後方を平たんにし、両チームがなるべく斜面を意識せずに戦いやすいように調整
- Aラフター:ラフターの足場を一部削除し、攻撃側が攻めやすいように調整
- Aメインボックス:オーブ横のボックスの高さを低くし、攻撃側がAサイトに入るための新たなポジションを追加
- Bサイト:コーナーの一部を変更し、サイト確保を行いやすいように調整
- Bタワー:全体的にスペースをシンプル化
- ミッドボトム:ミッドのプラットフォームに若干降りられる段差を追加、ミッドのボックスに登れる特殊なジャンプが発生しないように調整
守りマップとして知られていたスプリットで、攻撃がなるべく成功しやすいような調整がされていますね。
バインド・ブリーズの除外
2023年初旬のアップデートでスプリット・ロータスがマップローテーションに加わり、代わりにバインド・ブリーズが除外されます。
バインドの除外理由
今回バインドが除外マップに選ばれた主な理由は「戦略的な多様性」に関するものです。バインドはマップにテレポーターというギミックがあるValorantの中でも特殊なマップになっています。今回はテレポーターを用いたプレイの幅を広げ、両サイトにおけるチームの作戦、それを防ぐ防衛方法を再考したいという理由から除外されています。
ブリーズの除外理由
今回ブリーズが除外マップに選ばれた主な理由は「エージェント・チームの構成の多様性について改善するため」です。ブリーズといえばヴァイパーや、ソーヴァ、ジェット、KAY/Oがほぼ必須ピックといってもいいほど固定されていますね。常に同じエージェントしか出てこない状況ではプレイヤー側も飽きてしまうし、ゲーム開発側としても好ましくない状況です。そこで今回除外マップとして選ばれました。
今回のようにスプリットにも変更点が加えられて再登場したので、この2つのマップも再登場する際にはいくつかの変更点が加えられ、よりよいマップになって登場してくれるかもしれませんね。
バインド・ブリーズはValorantでプレイできなくなるの?
バインドとブリーズがマップローテーションから除外されるのはアンレートとコンペティティブのみです。過去にスプリットが除外されていた時と同様に、カスタムゲームやスパイクラッシュ、デスマッチといったゲームモードでは引き続きプレイすることができます。
新マップ・ロータス

2023年1月11日からValorantに新マップ・ロータスが登場します。ロータスの舞台はインドの西ガーツ山脈に位置する失われた都市です。いったいどんなマップになっているのでしょうか。
サイトが3つ
ロータスはヘイブンのようにA、B、Cの3つのサイトがあることが大きな特徴になっています。ヘイブン同様、サイトが3つあることによって防衛側の人数の割き方が難しい攻めマップ傾向になるのか気になりますね。
回転式扉
Valorantでこれまでなかったギミックとして回転式扉が登場しました。回転式扉はボタンを押すことで回転させることが可能になります。回転している間は一時的に通行可能になり、回転させるためのクールタイムはなし、回転中に回転を止めることはできないといった仕様になっています。
破壊可能壁
さらに新たなギミックとして破壊可能壁も登場しました。破壊可能壁はラウンド開始時には通路がふさがれているものの、何度か攻撃することによって壁が破壊され通行可能になります。セージのバリアオーブがマップのギミックとして登場したようなイメージですね。
サウンドのならない坂
着地音が鳴らない坂もロータスにはあります。通常Valorantでは高所から着地すると落下音が鳴り、敵に居場所がバレてしまいますよね。ロータスでは歩いて降りることによって着地音が鳴らない坂が採用されています。ただし一方通行で下から上の移動はできない、走ったりしていた場合には着地音が鳴ってしまうということには注意してください。
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まとめ
今回はValorantの2023年初旬のアップデートによって変更されるマップローテーションについて紹介してきました。いよいよスプリットが帰ってきますね。マップローテーションから除外されて悲しんだプレイヤーも多くいるのではないでしょうか。7カ所も変更が加えられたのでどんなマップになっているのかぜひ実際にプレイして確かめてみてください。
また、数多くの新ギミックを備えた新マップ・ロータスも非常に楽しみですね。Valorantの新シーズンであるエピソード6 ACT Ⅰを新たなマップとともに楽しみましょう。