2023年6月11日にいよいよVCT Masters Tokyoが開幕。パシフィック・EMEA・アメリカズリーグを勝ち上がってきたチームに加えて、中国から勝ち上がった2チームが参加します。どの地域のリーグも拮抗した試合ばかりで非常に盛り上がりましたね。
そこで今回はVCT Masters Tokyoの出場チームについて紹介してきます。各チームの特徴や注目チームを紹介していくので、VCT Masters Tokyo開幕前にぜひチェックしてみてください。気になるチームを見つけて応援しながら見るとより楽しく大会観戦ができること間違いなしです。

VCT Masters Tokyo出場チーム
早速VCT Masters Tokyoの出場チームを見ていきましょう。
Team Liquid(EMEA:1位)

Team LiquidはEMEAリーグを1位通過してきたチームです。チームメンバーは以下になります。
- soulcas
- Jamppi
- Redger
- nAts
- Sayf
- dimasick
- Harmii
- eMIL
2023年以前から世界的に活躍していた選手がそろいながらもVCT LOCK//INではTeam Secret相手に完敗。完全な調整不足が見られリーグでの活躍も疑問視されていたチームです。しかし、リーグラウンドでは6勝3敗で3位通過、PlayoffではグランドファイナルでFnatic相手にマップカウント3-1で勝利し優勝しています。完全復活したTeam LiquidがVCT Masters Tokyoで活躍することは間違いないでしょう。
Fnatic(EMEA:2位)

FnaticはEMEAリーグを2位で通過したチーム。チームメンバーは以下になります。
- Boaster
- Derke
- Alfajer
- Leo
- Chronicle
- kamyk
- mini
FnaticはEMEAリーグのリーグラウンドを9勝0敗で1位通過。インターナショナルリーグの中で唯一無敗でリーグラウンドを終えたチームです。しかも、FnaticはVCT LOCK//INで優勝しており、グランドファイナルで負けるまで、2022年9月11日~2023年5月29日まで無敗という驚異的な記録を樹立しました。安定感だけでなく、チームメンバーの誰が残っても、「このラウンドで勝ってしまうの?」というような逆転力も持っているので注目してみてください。
FUT Esports(EMEA:3位)

FUT EsportsはEMEAリーグを3位通過したチーム。チームメンバーは以下になります。
- moji
- qRaxs
- qw1
- MrFaliN
- ATA KAPTAN
- Muji
- GAIS
FUT Esportsはチームメンバーがすべてトルコ人プレイヤー。さらにインターナショナルリーグに向けたロースターの変更はほとんどなく、これまでTier1の大会で活躍していたプレイヤーは所属していないチームです。しかしながらEMEAリーグでは最終結果3位と驚くべき活躍を見せてくれました。VCT Masters Tokyo出場チームの中でも過去の成績は乏しいものの、どこまでこの快進撃を続けられるのか注目です。
Natus Vincere(EMEA:4位)

EMEAリーグではVCT LOCK//INでFnaticが優勝したことによってVCT Masters Tokyoの出場チーム枠が4枠に。その4位となったチームがNatus Vincereです。
- ANGE1
- Shao
- Zyppan
- SUYGETSU
- cNed
- d00mbr0s
Natus VincereはVCT 2022 Masters Stage2で優勝したメンバーを中心に、そこにさらにValorant最強プレイヤーの呼び声も高いcNedを加えたチームです。最終結果は4位でギリギリの出場となったものの、リーグラウンドでは7勝2敗と安定していた強さを見せていました。
LOUD(アメリカズ:1位)

LOUDはアメリカズリーグを1位で通過したチーム。チームメンバーは以下になります。
- aspas
- Less
- Saadhak
- cauanzin
- tuyz
- fRoD
リーグラウンドは8勝1敗の1位通過。Playoffのグランドファイナルではリーグラウンドで唯一敗れたNRGに対してマップカウント3-0で圧倒して優勝しました。VCT 2022 Championsで優勝したメンバーから2人変更があったものの、その強さは健在。安定性、爆発力などどこをとってもVCT Masters Tokyo出場チームトップクラスの実力を持っていることでしょう。
NRG(アメリカズ:2位)

アメリカズリーグで2位となったのはNRGです。
- s0m
- FNS
- crashies
- Victor
- ardiis
- ethos
- Chet
VCT 2022ではMastersで1位と3位、Championsでは2位に輝いたOptic Gamingのメンバーを中心として構成されています。インターナショナルリーグ開始当初はs0mがこのメンバーの中でコントローラーとして活躍できるのか不安視もされていました。しかし、結果的にはプレイ面では縁の下の力持ちとして活躍し、メンタル面でも試合中に笑顔を見せながらムードメーカーで活躍する最高のコントローラーとして頭角を現しました。
Evil Geniuses(アメリカズ:3位)

アメリカズリーグ3位になったのがEvil Geniuses。
- Booatio
- Ethan
- jawgemo
- C0M
- Demon1
- Reformed
- Apotheon
- BcJ
- ScrewFace
- potter
リーグラウンドでは6位通過ながらも、Playoffでは3位まで勝ち上がり、VCT Masters Tokyo出場チームになる活躍を見せてくれました。しかし、ビザの関係でデュエリストとして活躍し、ACSランキングでも上位に入賞しているDemon1が出場できないことが決定しました。少ない日数でどれだけ調整できるのかが注目ポイントです。
Paper Rex(パシフィック:1位)

パシフィックリーグを1位で通過したのがPaper Rex。VCT MastersではBenkaiを加えたロースターで参加します。
- mindfreak
- f0rsakeN
- d4v41
- Jinggg
- something
- CigaretteS
- Benkai
- alecks
日本でも活躍したsomethingが加入してからPaper Rexらしいプレイ、勢いが止まらないチーム。しかしながらビザの関係でVCT Masters Tokyo序盤はsomethingが出場できない可能性があります。幸いリーグ1位通過ということもあり、VCT Masters TokyoではPlayoffからの登場となります。Evil Genieseと同じく少ない日数でどれだけ調整できるのか、いつsomethingが合流して試合に出場するのか注目していきたいですね。
DRX(パシフィック:2位)

長い間Valorantのアジアシーンで頂点に君臨していたDRXが今回のパシフィックリーグでは2位通過となりました。
- stax
- Rb
- BuZz
- MaKo
- Foxy9
- Zest
- termi
日本でも活躍していたFoxy9が加入し、デュエリストとして活躍していましたね。また、VCT パシフィックリーグ期間後半はZestが出場。Zestを加えたチームでの練習は3日間程度であったのにもかかわらず高い完成度を見せてくれて、さすがの一言に尽きますね。また、グランドファイナルではPaper Rexに敗れるものの、Paper Rexのコーチであるalecks曰く、DRXはVCT Masters Tokyoに向けてまだ作戦を隠しているような感じがするとのことだったので、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか非常に楽しみですね。
T1(パシフィック:3位)

VCT パシフィックリーグを3位で通過したのはT1。
- xeta
- Munchikin
- ban
- Sayaplayer
- Carpe
- iNTORO
- Autumn
日本でも活躍していたMunchikinに加えてNA地域で活躍していたxeta、Sayaplayerが所属しています。T1の注目ポイントは個の強さです。ban、Sayaplayerを中心とした撃ち合いの強さでエコラウンドや調整ラウンドでもラウンド取得してしまうチームです。VCT パシフィックリーグでもエコラウンド取得率は1位なので、VCT Masters Tokyoでもその撃ち合いの強さを見せてほしいですね。
Attacking Soul Esports(中国:1位)

中国1位通過を決めたのはAttacking Soul Esportsです。
- monk
- hfmi0dzjc9z7
- YHchen
- Bunt
- Life
- EGO
過去にEDward Gamingで国際大会にも出場したLifeが所属しています。2023年に2回行われた中国の大会「FGC Valorant Invitational」では1位、3位と安定した成績を残しています。中国リージョンは個人の撃ち合い能力の高さに秀でている地域でもあるのでVCT Masters Tokyoではインターナショナルリーグを勝ち抜いてきたチーム相手にどんなプレイを見せてくれるのか非常に楽しみですね。
EDward Gaming(中国:2位)

中国から出場する2つ目のチームはEDward Gaming。
- CHICHOO
- Haodong
- nobody
- Smoggy
- ZmjjKK
- AfteR
過去のVCTにも出場しており、VCT LOCK//INでは1回戦敗退ながらも100 Thievesにあと一歩で勝利するという戦いを見せてくれました。VCT出場経験はありながらも、まだ1勝を挙げられていないので、今大会こそはまずは1勝を獲得してほしいですね。そのためにも、撃ち合いは間違いなくMasters、Championsチーム相手に対等以上に渡り合えているので、戦術や連携面でどんなパフォーマンスを見せてくれるのか注目しましょう。
VCT Masters Tokyoスケジュール

VCT Masters Tokyo出場チームがわかったところで、対戦スケジュールについて見ていきましょう。VCT Masters Tokyoでは最初に2つのグループに分かれてダブルエリミネーショントーナメントを戦い、上位各2チームが勝ち上がります。
グループA | グループB |
---|---|
NRG | DRX |
Natus Vincere | Attacking Soul Esports |
EDward Gaming | FUT Esoports |
T1 | Evil Geniuses |
各グループの初戦は次のようになっています。
- EDward Gaming vs T1
- NRG vs Natus Vincere
- FUT Esports vs Evil Geniuses
- DRX vs Attacking Soul Esports
そしてグループリーグを勝ち抜くと各リーグの1位チーム(EMEAはVCT LOCK//INでFnaticが優勝したので2位まで)が待ち受けるPlayoff進出となります。
まとめ
今回はVCT Masters Tokyoの出場チームについて紹介してきました。みなさんの注目チームは決まりましたか?VCTでインターナショナルリーグが採用されてから初めてのVCT Mastersがどのような大会になるのか非常に楽しみですね。
また、アメリカズとパシフィックリーグからの出場チームはChampionsへの出場も決定しています。EMEAは今大会でEMEAチーム内で上位3位までの成績を収めればChampions出場が決まります。Champions前にどんな戦いを見せてくれるのかぜひお見逃しのないように。