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「LoL (League of Legends)」を遊んでいると、「試合中、急に動作が重くなった」という経験を一度はしたことがあるのではないでしょうか?画面右上を見ると、ping値が200~300以上に急上昇しているのはわかるもののどう改善すればいいのかわからない、という悩みを抱えるプレイヤーも少なくありません。LoLのping値が高い状態だと、チャンピオンの動作が遅れる「ラグ」が発生し、思うように操作ができず、快適に遊べなくなりますよね。

本記事では、LoLを快適にプレイするために重要な「ping値」について解説させていただきます。遅くなる原因や改善方法が気になる方は最後までご覧いただけますと幸いです。

LoL Ping値 高い
引用:Riot Games

LoLのpingとは?

LoLのping (ping値やピング値) とは、パソコンとゲームサーバーの往復にかかる情報伝達の時間を表しています。一般的には「○○ms (ミリ秒=1/1000秒) 」という単位で表され、この数値が低いほどLoLのプレイが快適になり、高いほど通信に遅れが発生して動作が遅くなります。

LoLでは常にゲームサーバーと通信を行い、データのやりとりを行っているため、ping値がとても重要となってきます。

また、pingと回線速度は別物であり、ping値は「ネットワークの応答速度やレスポンス」であるのに対して、回線速度は「1秒間に送ることのできるデータ量」を意味します。両者ともLoLを快適にプレイするために重要なポイントとなっていますが、回線速度が速ければping値も低くなるというわけではありませんので注意しましょう。

最適なLoL ping値の目安

LoLでは、上位ランクに行けば行くほど、ping値もとても大事な要素となります。LoLのプロリーグやLoLの世界大会である「LoL Worlds 2022」などのプロシーンでは、ping値が0〜1ms以下となっています。

ここではLoLをプレイするために最適なping値の目安をご紹介いたします。

ping値: 30ms未満

LoLをプレイするために理想的であり、最適なping値となります。ラグが起こることもなく、とても快適で精度の高いプレイができるようになります。

ping値: 30〜50ms

一般的なping値は30〜50msと言われています。多くのLoLプレイヤーはこのping値の間でプレイを行っています。

ping値: 50〜100ms

ping値が50msを超えてくると、チャンピオンを操作した際、わずかに遅れが生じ始めます。プレイに支障をきたすほどではありませんが、時に煩わしさを感じる場合があります。

ping値: 100〜500ms以上

ping値が100msを超えてくると、明らかに遅さを実感するほどになります。LoLをプレイすることが不可能ではないにしても、相手の攻撃を避けたりすることが難しくなるなど、プレイに大きな支障をきたすこととなります。

ping値が高くてもプレイできれば良いと思う方もいるかもしれませんが、問題は味方や対戦相手のping値が低い場合、味方チームの攻撃に上手く合わせられず、相手の攻撃は回避できないといった事が起こります。結果的に、勝率があがりづらくなったり高ランク帯を目指すことが困難となります。

ping値がLoLのプレイに与える影響

LoLをプレイする際にping値が高いとどのような影響が出てしまうのでしょうか?
ここでは、その一例をご紹介します。

などといった支障が起こり、通常通りのプレイが行えなくなる場合があります。

また、あまりにもpingがひどい場合はマッチから強制的に退場させられる場合もあり、LoLでは途中退室を重ねるとアカウントの停止や凍結などのペナルティーを受ける可能性がありますので、十分に注意しましょう。

LoLでpingを表示させる方法

LoL Ping値
引用:Riot Games

LoLではマッチ開始後、画面の右上部分にping値が表示されています。もし表示されていない場合は次の方法で表示させることができます。

  1. ゲーム内で設定を開く
  2. 設定メニューにある「ホットキー」タブをクリック
  3. タブ内にある「FPSディスプレイの切替」にショートカットを割り当てる (デフォルトではCtrl + Fに設定されていると思います)
  4. マッチ中、割り当てたショートカットキーを押すと、画面内にping値が表示されます

そのほかの方法でping値を測る方法

LoLのマッチ内だけではなく、LoLをプレイする前にping値を測りたい場合もあるかと思います。ping値を計測する方法として一番手軽なのが「speedtest.net」を使ったやり方です。

測定は簡単で、speedtest.netのページにアクセスした後、該当するLoLのサーバーを選択 (日本国内でプレイしている方は「Tokyo」を選択) した後、中央に表示されている「GO」ボタンをクリックするだけです。

測定は数十秒で完了し、表示された判定結果内にある「PING ms」の下に表示されている数値がping値となります。

pingとレイテンシの違い

人や通信会社によってはpingのことを「レイテンシ」と呼ぶこともあります。両者は似たような意味を持っていますが、厳密には違うものを指しています。

ping値: パソコンとサーバー間で行われる情報伝達の「往復時間」
レイテンシ: パソコンとサーバー間で行われる情報伝達の「片道時間」

一方が信号やデータを発信してから対象のサーバーに届くまでの時間のことを「片道レイテンシ」と呼び、それを短縮してレイテンシと呼んでいます。

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LoLのpingを改善する方法

LoLのping値が高いと快適なプレイができないだけでなく、高ランク帯に行けば行くほどランク戦やマッチに勝てなくなる可能性が大きくなります。

上記の方法でping値を計測した結果、数値が高かったという方や「ping値が高くて困っている」という方は以下の改善方法をご参考にしてみてください。

LoLのpingを改善する方法①: 無線 (Wi-Fi) から有線 (LAN) に切り替える

Wi-Fiを使ってLoLをプレイすると、通信速度が安定せず、ping値が高くなる傾向があります。Wi-Fi通信だと周りにある障害物や別の電波の影響を受けることとなり、通信速度が低下しやすくなるため、ping値が高くなってしまうのです。

そのため、普段Wi-Fiを使ってプレイしている方は有線ケーブル (LANケーブル) で接続するとping値が改善するかもしれません。

WiFiルーターから自室までの間に距離があったり、ルーターが違う部屋にあるなどといった理由で有線ケーブルの使用ができない場合は、できるだけ電波が良いところに移動するか、Wi-Fiの電波を強化する中継機などを利用してみても良いでしょう。

また、有線ケーブルにはいくつかの種類があり、それぞれ性能が違います。有線ケーブルを使用する際はお使いのケーブルのスペックを確認しましょう。

有線ケーブル (LANケーブル) の性能の違い

カテゴリ最大速度周波数帯域
5100Mbps100MHz
5e1Gbps100MHz
61Gbps250MHz
6A10Gbps500MHz
710Gbps600Mhz
7a10Gbps1Ghz
840Gbps2Ghz

LoL用に利用する場合は「カテゴリ6Aもしくはカテゴリ7以上」のケーブルを使用することをおすすめします。

LoLのpingを改善する方法②: PC・ルーターを再起動

LoLのプレイ中に突然ping値が高くなってしまった場合は、一時的なパソコンや通信機器のトラブルが考えられます。

その際は、パソコンや通信機器の電源をすべて一旦落としてから、再度起動することで内部の不具合がリセットされたり、パケットロスが改善され、問題を解消できる可能性があります。

LoLをプレイしていると、マッチ中に一度退出してから、再び戻ってくるプレイヤーがいるかと思います。そのようなプレイヤーは大体パソコンや通信機器の再起動をしていますので、困った際は試してみてください。

LoLのpingを改善する方法③: 裏で動いているソフトやアプリの停止

LoLのプレイ中に音楽を聞いたり、YouTubeの動画を再生しながらプレイしている方も少なくないのではないでしょうか。その際に「Google Chrome」を使用している場合は要注意です。ChromeはPCの速度を低下させることで有名なので、LoLのプレイ中に使用することはあまりオススメできません。

また、パソコンのバックグランドで何かダウンロードを行っていないか、ソフトやドライバーを更新していないかなども確認してみましょう。

LoLのpingを改善する方法④: ルーターの買い替えや通信会社の変更

上記の方法でも解決しない場合は、ネットの通信速度が元々遅いのかもしれません。その場合は、ルーターが新しいものか古いものなのかを確認することから始めましょう。

機種やスペックにもよりますが、5年以上前のルーターですと少し古いと言えるかもしれません。また、有線ポートが最大1Gbpsに対応しているかどうかも確認し、それ以下の場合は買い替えを検討しても良いと言えます。

ルーターを確認したが比較的新しく、スペックも問題ないという方は契約しているプロバイダやプランを変更する必要があるかもしれません。こればかりは住んでいる地域や建物により、契約できるプロバイダが変わってくるため、どれが良いと一概に言えませんが、光回線を選ぶことをオススメします。

LoLのping改善方法 まとめ

今回は、LoLのping値の目安や改善方法を紹介いたしました。

他のオンラインゲームにも言えますが、勝率をあげたい場合や腕前を上げるためには通信環境を気にする必要があります。ゲーム自体のテクニックももちろん大事ですが、それと同じくらい通信環境もLoLでは重要な要素となってきます。

LoLで突然ラグが発生した際、ほとんどの場合はパソコンや通信機器の再起動で改善する場合があります。また、本記事で紹介した方法でping値を計測した際に「ping値が高い」という場合は、通信機器やプロバイダ会社を変更する必要があるかもしれません。パソコンのOSも関係しているため、最新のものにアップデートすることもオススメとなります。

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LoLのpingについてよくある質問


LoLのping値とは何ですか?


LoLのping (ping値やピング値) とは、パソコンとゲームサーバーの往復にかかる情報伝達の時間を表しています。一般的には「○○ms (ミリ秒=1/1000秒) 」という単位で表され、この数値が低いほどLoLのプレイが快適になり、高いほど通信に遅れが発生し、動作が遅くなります。LoLでは常にゲームサーバーと通信を行い、データのやりとりを行っているため、ping値がとても重要となってきます。

LoLのping値が高いとどうなりますか?


LoLのping値は高ければ高いほど動作が重くなり、快適にプレイができなくなります。一般的には「50ms」を超えるとわずかなラグや遅れが発生すると言われており、100msを超えるとをプレイすることが不可能ではないにしても、相手の攻撃を避けたりすることが難しくなるなど、プレイに大きな支障をきたすこととなります。

LoLのping値はどれくらいがいいですか?


LoLのping値は「30〜50ms」ほどが標準的な数値と言われており、30ms未満はLoLをプレイするために理想的な環境であり、最適なping値となります。遅延がなく操作がスムーズに反映され、とても快適で精密なプレイができるようになります。勝率を上げたい場合や高ランク帯を目指したい場合は、なるべくping値が30〜50ms以下になるようにしましょう。