2022年10月24日にソルダム選手がValoarntの競技シーンに復帰することを発表しました。競技シーンから離れていた時期はCrazy Raccoon所属のストリーマーとしてApexなどをプレイしていました。ソルダム選手をApexの「CRカップ」から知ったという人も多いのではないでしょうか。ソルダム選手はValorantとApexの最高ランクを同時に達成・キープしてしまうようなFPSの天才プレイヤーです。しかもValorantもApexもコンペティティブ・ランクで世界1位を取ったこともあります。
今回はソルダム選手のValorantの設定や使用デバイスについて紹介していきます。(以下敬称略)

ソルダムはどんな人物
まずはValorantとApexの二つのゲームのランクで世界1位を獲得したことがあるソルダムがどんな人物なのかを見ていきましょう。
ソルダムのプロフィール
ハンドルネーム | Seoldam(ソルダム) |
---|---|
生年月日 | 2001年3月2日 |
年齢 | 24歳 |
出身 | 韓国 |
所属 | Riddle |
Twich | seoldam99 |
YouTube | Seoldam |
@SeoldamTwit |
ソルダムの経歴
ソルダムは執筆時点で、プロゲーミングチーム「Reddle」のValorant部門に所属するプロゲーマーです。
チーム経歴
2021年2月6日~2021年11月30日 | NORTHEPTION(Valorant部門) |
2022年3月19日~2022年10月24日 | Crazy Raccoon(ストリーマー部門) |
2022年10月24日~2023年9月11日 | DetonatioN Gaming(Valorant部門) |
2023年12月1日~ | Riddle(Valorant部門) |
NORTHEPTION時代
「NORTHEPTION」では現在DetonatioN FocusMe所属のMeiy、ZETA DIVISION所属のSugarZ3ro、Murash Gaming所属のTENNN、元DetonatioN FocusMeコーチのAstellとチームメンバーとして戦っていました。VCT2021ではLCQで決勝戦までたどり着くも、惜しくも優勝を逃し国際大会に出場することはありませんでした。
ソルダムはNORTHEPTION時代のValorantの大会で主にジェットなどのデュエリストをピックしており、韓国出身ということで「韓国No.1ジェット」とも呼ばれていました。現環境の競技シーンで頻繁に使用されるValorantのヨルは、環境に刺さらず採用するチームはほとんどありませんでした。
また、ソルダムは、YouTubeやTwitterにキルクリップを投稿しており、世界的にも注目されている選手の一人でした。世界的にも注目されていたことから同選手をValorantの世界大会で見たいという声もたくさんありましたね。ソルダムのvaloのキルクリップは爽快なエースの数々で、Valorantを知らない人でも楽しめること間違いなしなのでぜひ一度は見てみてください。
Crazy Raccoon時代
その後Crazy Raccoonのストリーマー部門に所属し、ソルダムはValorantの競技シーンから離れます。ストリーマーとしてはApexを中心に配信活動をしており、Apexでの日本トッププロたちとランクを多く行っていました。
また、Apexのトップ環境でパスファインダーの機動力を生かした爽快なキルハイライトなどをYouTubeに投稿していました。ランクであればプロにも引けを取らない圧巻のプレイはさすがの一言に尽きます。
Crazy Raccoon所属中には同チームが主催する大会「CRカップ」にてApexに選手として、Valorantにコーチとして参加していました。
DetonatioN Gaming時代
2022年10月24日にDetonatioN GamingのValorant部門のメンバーとして競技シーンに電撃復帰することが発表されました。VCT2023は2023年3月25日から開幕したため、ソルダムがValorantの競技シーンから離れて約1年間経過していました。DetonatioN Gamingは以下のメンバーを構成してパートナーチームとして世界最高峰の戦いに臨んでいます。
- Soldam
- Suggest
- Reita
- xnfri
- Anthem
- takej
元々DetonatioN GamingにいたSuggestに加えて、REJECTやNORTHEPTIONといった日本の強豪チームからメンバーが集まりました。なかでも、Suggestは韓国の「NUTURN Gaming」で過去に世界3位に輝いたこともあり、Soldamとともに期待が寄せられていました。
しかし、VCT2023でDetonatioN Gamingは全敗。ソルダムもかつて「韓国No.1ジェット」と呼ばれていた輝きを魅せるシーンをいくつか出したものの、個人・チームとしてなかなか調子が上がらず、悔しいシーズンに終わります。
Riddle時代
2023年12月1日よりRiddleのValorant部門に加入しており、当時のロースターはSoldam、Caedye、Maufin、Aace、yatsukaの5人です。
RIDDLE ORDER VALORANT Div. pic.twitter.com/xAQIUCQiP0
— RIDDLE (@RIDDLEORDER) December 1, 2023
2024年1月にMaufinが離脱し、Sengoku Gaming(現QT DIG∞)からBNNがレンタル移籍。レンタル期間終了後、同年3月13日に日本一を2度経験したIGLであるJoXJo選手が加入しました。JoXJoの加入をきっかけに、ソルダムもクリップのようなキルを量産し、VCJ 2024 Split2で見事優勝を果たしています。しかし、VCTへの参加権を争う「VCT 2024 Ascension Pacific」では、優勝候補であるSin Prisa Gamingに惜敗となりました。
AaceがFENNELへと移籍し、FAV GamingからMintyを加入して迎えたVCJ 2025 Split1でもソルダムは、デュエリストを担当して優勝を納めます。また、VCJ 2025 Split2はヴァイスのピック率上昇やアビリティの合わせ方の研究から、ヨルが刺さる環境へと大きく変化したものの、ソルダム自身も見事に適用。ピックするエージェントはジェット・レイズ・ネオン・ヨルと幅広くなり、メタに沿った強い動きを忠実に再現しています。今後の活躍に目が離せません。
ソルダムの使用デバイス
二つのゲームのランクで世界1位を取ったソルダムの使用デバイスが気になっているプレイヤーも多いのではないでしょうか。ここからはソルダムの使用デバイスを紹介していくので気になったプレイヤーはぜひ真似してみてください。
マウス
Logicool G PRO X SUPERLIGHT 2
メーカー | Logicool |
商品名 | G PRO X SUPERLIGHT 2 |
接続方式 | 有線・無線 |
値段 | 26,950円 |
LogicoolのSUPERLIGHT 2は、世界中のEsports Playerに愛用されている定番ゲーミングマウスです。手の大きさや持ち方に左右されにくい形状で、使いやすいのが特徴。これからFPSを始めたい方にはもちろん、ソルダムのようなトッププロを目指したい方にもおすすめです。
また、光学式スイッチを採用しており、クリック遅延が抑えられています。自分が射撃したいときに遅延がほとんど発生しないため、VALORANTはもちろん、ほかのFPSゲームでも優位な撃ち合いを行うことが可能です。
重量が60gと抑えられているのもポイント。操作性に優れている分、フリックをしやすかったり細かいプリエイムを行いやすかったりなどのメリットがあります。ソルダムのデュエリストの動きを支えているといっても過言ではないでしょう。
Finalmouse Starlight-12 ペガサス

メーカー | Finalmouse |
商品名 | Starlight-12 ペガサス |
サイズ | M |
ボタンの数 | 6 |
接続方式 | ワイヤレス |
値段 | 108,000円 |
Finalmouseは軽さを追求した超軽量型ゲーミングマウスです。Amazonなどで10万円で購入することができますが、マウスの値段としては超高額。同じFinalmouseシリーズのマウスは「ふもっふのおみせ」で1~3万円で購入することができます。まずはそちらを検討してみることをおすすめします。
マウスパッド
Lethal Gaming Gear Saturn Pro
メーカー | Lethal Gaming Gear |
商品名 | Saturn Pro |
サイズ | XSOFT XLSQ |
形状 | 正方形 |
値段 | 8,360円 |
コントロールを重視しながらも滑らかな操作を実現するマウスパッドです。手で触るとわずかにテクスチャーを感じる程度で、サラサラとしたスムーズな表面に仕上がっています。がっつりコントロール系ではなく、バランス系マウスパッドよりも少し滑りを抑えたい方におすすめです。
また、硬さをFIRM・SOFT・XSOFTの3種類から選択できます。初動を速くしたいなら硬めのFIRM、バランスを重視したいならSOFT、止めを重視したいなら柔らかいXSOFTが適しています。自分の好みやプレイスタイルにあわせて選択してみてください。
ARTISAN

メーカー | ARTISAN |
商品名 | FX-HYO |
サイズ | XSOFT XL |
形状 | 長方形 |
値段 | 7,370円 |
ARTISANのマウスパッドは滑らかさと急停止のしやすさが人気の商品です。非常に使いやすく、Valorantの初心者におすすめのマウスパッドになっています。もちろんソルダムもValorantで使っているので中級者・上級者にもおすすめです。
モニター
XL2566K

メーカー | BenQ ZOWIE |
商品名 | XL2566K |
Hz | 360Hz |
値段 | 99,720円 |
360Hzの滑らかなゲームプレイを実現するゲーミングモニターです。画面に素早い動きがあった場合でも残像感を抑えらえる分、目で捉えやすいのが魅力。加えて、BenQ独自のテクノロジーであるDyAc+™を採用しており、敵の輪郭を鮮明にします。鮮明精確な射撃が要求されるVALORANTなどのFPSゲームにおすすめです。
また、VALORANT Champions Tour Pacificで使用されているのもポイント。実際にプロゲーマーが大会で使用するモデルとなっており、トッププロと同じ環境でゲームをプレイできます。
XL2546K
メーカー | BenQ ZOWIE |
商品名 | XL2546K |
Hz | 240Hz |
値段 | 63,091円 |
こちらのモニターはソルダムだけでなく、多くのプロゲーマーが愛用するモデルです。
しかし、モニターに6万円は正直高いですよね。一般的なゲーマーであれば144Hzと240Hzの違いはあまりわからないといわれています。
そのため、私がおすすめするモニターは同じBenQ ZOWIEで144Hzに対応している「XL2411K」です。こちらであれば半額の29,798円で購入することができます。
ソルダムのValorantの大会もよりより画質で見れる環境が作れますね。
キーボード
SteelSeries Apex Pro TKL 2023
メーカー | SteelSeries |
商品名 | Apex Pro TKL 2023 |
サイズ | 35.5×12.8×4.2cm |
価格 | 約31,000円 |
Apex Pro TKL 2023は、反応の速さに定評のあるゲーミングキーボードです。従来のメカニカルキーボードと比較して、作動が20倍、レスポンスが11倍高速化していると謳っています。
また、ラピッドトリガーも搭載。移動距離に基づいて入力がオン・オフされるため、より遅延なくキャラクター操作を行えます。VALORANTのストッピングを速められるため、優位な撃ち合いが可能です。
同ゲームのプロゲーマーのほとんどがApex Proに限らず、ラピッドトリガー機能付のキーボードを使用しています。
Deck Francium Pro
メーカー | Deck |
商品名 | Francium Pro |
サイズ | 38.1×18.54×5.84cm |
残念ながら2022年11月現在こちらのキーボードは在庫切れで取り扱っていませんでした。
ヘッドセット
Logicool G-PHS-004WL
メーカー | Logicool G |
商品名 | G-PHS-004WL |
接続方式 | 有線(ワイヤレスも可) |
値段 | 26,227円 |
ゲーミングデバイスのメーカーといえばで「Logicool G」を思い浮かべるプレイヤーも多いのではないでしょうか。Logicool Gはヘッドセットも取り扱っています。有線でもワイヤレスでも使えるモデルなので気になったプレイヤーはぜひチェックしてみてください。
ソルダムのValorantの設定
いよいよソルダムのvalorantの設定について見ていきましょう。
感度設定
DPI | 1600 |
ゲーム内感度 | 0.145 |
ポーリングレート | 1000 |
照準感度 | 0.145 |
スコープ感度 | 1 |
DPIにゲーム内感度をかけた数値eDPIは、「232」とミドルセンシです。
キー配置
前進 | W |
後退 | S |
左 | A |
右 | D |
歩く | 左Shift |
ジャンプ | スペース |
しゃがむ | 左Ctrl |
プライマリ武器使用 | 1 |
セカンダリ武器使用 | 2 |
近接武器使用 | 3 |
スパイクを装備 | 4 |
スパイクを使用 | 4 |
アビリティ1を使用/装備 | C |
アビリティ2を使用/装備 | Q |
アビリティ3を使用/装備 | E |
アルティメットアビリティを使用/装備 | X |
ソルダムとvaloを同じ設定でプレイしてみたいプレイヤーは参考にしてみてください。ほぼデフォルトの設定になっているのでもしかすると気が付かない間にソルダムとValorantを同じ設定でプレイしているプレイヤーもいるかもしれませんね。
ビデオ設定
ウィンドウモード | フルスクリーン |
解像度 | 1920×1080 16:9 |
リフレッシュレート上限 | 360Hz |
NVIDIA Reflex Low Latency | オン |
マテリアル | 低 |
テクスチャー | 低 |
ディテール | 低 |
UI | 中 |
ビネット | オン |
VSync | オフ |
アンチエイリアス | MSAA4× |
異方性フィルタリング | 4× |
明瞭度を上げる | オン |
ブルーム | オフ |
ディストレーション | オフ |
一人称視点の陰影 | オフ |
ソルダムでもValorantの設定でビデオ設定は低く設定している項目が多いことがわかりますね。多くのプロはパフォーマンスを優先するためにビデオ設定を低く設定しているので参考にしてみてください。
クロスヘア設定
クロスヘアの色 | シアン |
輪郭 | オフ |
輪郭の不透明度 | 0 |
輪郭の厚さ | 0 |
センタードット | オフ |
センタードットの不透明度 | 0 |
センタードットのサイズ | 0 |
インナーライン表示 | オン |
インナーラインの不透明度 | 1 |
インナーラインの長さ | 1 |
インナーラインの厚さ | 5 |
インナーラインオフセット | 2 |
アウターラインの表示 | オフ |
アウターラインの不透明度 | 0 |
アウターラインの長さ | 0 |
アウターラインの厚さ | 0 |
アウターラインオフセット | 0 |
移動エラー | オフ |
射撃エラー | オフ |
ソルダムのValorantの設定でのクロスヘアは以下のクロスヘアコードで設定することができます。
クロスヘアコード:0;c;1;s;1;P;c;5;h;0;m;1;0l;5;0o;2;0a;1;0f;0;1b;
ミニマップ設定
回転 | 回転 |
固定される方向 | 自動に合わせる |
プレイヤーを中央に固定 | オフ |
ミニマップサイズ | 1.1 |
ミニマップズーム | 0.9 |
マップ区画名の表示 | 常に表示 |
ぜひソルダムのValorantの設定を参考にしてみてください。また、ソルダムのValorantに関して設定以外にも戦績について気になっているプレイヤーも多いと思います。Valorantではtrackerサイトでほかのプレイヤーの戦績を見ることができるのでチェックしてみてください。
まとめ
今回は、Riddleに所属するソルダムのValorantの設定や使用デバイスについて紹介してきました。
ソルダムのValorantの設定はミドルセンシで多くのプレイヤーが真似しやすい感度設定になっていましたね。「VCT2023」は惜しくも敗れてしまいましたが、Riddleは国内大会2連覇中と、また世界の舞台で戦っている姿を見られるのも近いかもしれません。