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『MOBA』はマルチプレイヤーオンラインバトルの略称で、チームに分かれて拠点を制圧するゲームジャンルです。『League of Legends(LoL)』等の多数の有名タイトルを抱え、世界的にプレイヤー人口が非常に多く、人気の高いジャンル。

戦況を見ながらチームの一員として行動の取捨選択を行い、頭脳を使って戦略的に戦う必要があります。己の実力とチームワークで勝敗が決まるので、難易度が高い分、勝利したときの嬉しさと達成感は格別です。世界的に見てeスポーツの中で大会賞金総額が最も多く、流行しているゲームジャンルであるとは何か、おすすめのゲームタイトル、基本的な用語についてご紹介します!
moba ゲーム

MOBAとは?チームで協力して戦う拠点制圧ゲーム

MOBAとは、3VS3や5VS5のチームに分かれ、味方チームと協力しながら敵チームの拠点を攻めて制圧を目指す、オンライン対戦ゲームです。プレイヤーは1つのキャラクターのみを操作し、味方のキャラクターたちと戦況に応じて戦略的に立ち回り、勝利を目指します。Multiplayer online battle arena(マルチプレイオンラインバトルアリーナ)の略称で、RTS(リアルタイムストラテジー)から派生したジャンルです。

RTSとは「StarCraft II」「WarCraft III」などが有名な、1人のプレイヤーが複数のキャラクターを操作して敵チームの拠点の制圧を目指すゲームジャンルのこと。どのようなゲームジャンルなのか詳しく知りたい方は「RTSとは?おすすめのゲームタイトル」をご覧ください。

MOBAはRTSのように1人で複数キャラクターを操作する個人競技ではなく、複数プレイヤーが各々キャラクターを操作するため、チームメンバーとの連携は欠かせない要素です。
敵をキルすることで戦況的に有利な状況を作ることは可能ですが、キルを沢山したからといって勝てるゲームではないのが面白いところ。序盤、中盤、終盤と変化していく戦況に応じて全体を見渡し、チームメンバーと団結することで、勝利に近づくことができる点が魅力のゲームジャンルです。

MOBAのおすすめゲームタイトルランキング

MOBAを始めたいと思っても数多くのタイトルが存在するため、初心者はどれを選べばいいか悩んでしまいがち。そこで今回、Eスポーツネットは人気タイトルからおすすめなものをピックアップしてランキング化しました。それぞれのゲームの内容や特徴について詳細に紹介しているので、自分に合っていそうなタイトルを見つける参考にしてみてくださいね!

MOBAおすすめゲーム第1位:『League of Legends』

『League of Legends(略称:LoL)』はRiot Games社による、世界中で最も有名なMOBAタイトルです。「MOBAといったらLoL」という程の知名度で、不動の位置を確立しています。ゲームシステムとしては、5VS5のチーム戦で150体以上いる「チャンピオン」と呼ばれるキャラクターから選んで、各々が操作をします。ゲーム開始時はレベル1からはじまり、キャラクターをあらゆる手段で成長させて敵と戦い、拠点の制圧を目指します。

試合が終わったらレベルが全てリセットされ、毎試合全く異なるゲームとなるところが面白いところ。キャラクターのレベルを上げ続けるというゲーム性ではなく、自分の腕や実力のみが向上するため、自身の成長を実感しやすい点がやりがいに繋がります。チームメンバーの1人だけが強くても勝てず、チームメンバー同士で協力して戦う必要があるため、コミュニケーションを取りながら勝利を目指します。グラフィックが綺麗でゲームバランスがしっかりしているのも本タイトルの魅力の1つ。

最初は難しいと思うかもしれませんが、塔を壊すという目的があるのでまずはそれを頭に入れながらチームメンバーと協力することで、何とか戦えます。マッチングシステムは同じくらいのレベルのプレイヤーを戦わせてくれるようにマッチしてくれるので、取っつきやすく、白熱した戦いを繰り広げられます。どのように成長させ、戦っていくかを考える必要があり、自分の技術力が上がることで勝てるようになっていくと更に楽しさが増していくゲームとなっています。

戦術の幅が広く、奥深いシステムのため、世界中からeスポーツ競技として注目されています。世界大会は頻繁に行われ、大会賞金額がトップレベルのeスポーツタイトルです。eスポーツの詳しい説明については、「eスポーツとは?おすすめのゲームタイトル」についてご覧ください。

lol eスポーツ

MOBAおすすめゲーム第2位:『ポケモンユナイト』

『ポケモンユナイト』は 株式会社ポケモンとテンセントゲームズによって開発・運用されているゲームタイトルです。基本的なルールやゲームシステムはLoLと似ており、5VS5でチームを組み、プレイヤーは異なるポケモンを選択して操作をします。相手の陣地にあるゴールにボールを入れて破壊することが目的で、敵を倒すだけでは勝つことができないのは、他MOBAタイトルと同じです。

ポケモンごとにロールが決まっており、攻撃型や防御型、サポート型、バランス型と分かれており、それぞれの役割に応じた戦い方をすることが重要。ポケモンたちは通常攻撃の他にレベルアップでスキルやユナイト技を覚えます。覚えたスキルを駆使して戦況を有利に立ち回り、仲間と連携して勝利を目指すゲームです。ルールがわかりやすく、はじめてこのジャンルをプレイするという人でも楽しく遊べる点、親しみやすいポケモンたちを使用できる点が強みです。

LoLは専門性が高く、テクニックを磨き続けたい人向きのゲーム。カジュアルにMOBAを楽しみたい方は、『ポケモンユナイト』からはじめることをオススメします。シーズンごとに環境やマップが変化し、ポケモンたちの強さのバランスも変化するため、長く遊び続けられる点も魅力です。2022年8月にはじめて世界大会が開催され、eスポーツ競技としても注目され始めているタイトルなので、今後の発展が楽しみです。

MOBAおすすめゲーム第3位:『Dota2』

『Dota 2』はValve社が運営・開発しているゲームタイトルです。5VS5で目標地点を制圧することが勝利に繋がるという点では他タイトルと同じですが、1回の試合時間が30~90分程度で、平均1時間というMOBAの中では長めの設計。LoLは1試合平均30分、ポケモンユナイトは1試合5~10分なので他ゲームと比べても、「一戦一戦をじっくりと戦いたい方向け」となっています。

使用可能なキャラクター数やアイテム数が多く、覚えることが多い分、できることが多いのが特徴。はじめたばかりでもキャラクターを解放する必要がなく、全てのキャラクターを使用できるのは、他タイトルと比べて新規プレイヤーに有難い点です。アクション性は薄いものの戦略性が何よりも重要で、極めていくことでより面白くなっていくゲームとなっています。

2019年の世界大会では「30億円」という驚きの賞金総額で話題となりました。この賞金の高さには理由があり、Dota2はバトルパスの売り上げの25%を大会の賞金にしています。バトルパスには特殊なルールが定められていて、バトルパスの売り上げが伸びれば伸びるほどユーザーが貰えるアイテムが豪華になっていきます。eスポーツ競技の中ではトップの賞金総額であり、規模の大きな世界大会が開催されるため、MOBAのプレイヤーにとっては外せないタイトルです。

こちらの記事もチェック: Dota2のベット方法やオッズ・おすすめサイトまとめ

MOBAゲーム第4位:『伝説対決 -Arena of Valor-』

『伝説対決 -Arena of Valor-』はTiMi Studiosが開発し、テンセントゲームズがAndroid、iOS、Nintendo Switch向けに配信するゲームタイトル。「スマホで遊べるMOBAタイトル」として注目され、2億DLを突破。中国では社会現象になる程、人気になりました。スマホやSwitchのような携帯ゲーム機で遊べるゲームですが、賞金のかかった世界大会も開催されているほど注目されているタイトルの1つです。ゲームシステムは『LoL』や『Dota2』とほぼ同じですが、比較するとグラフィックやUIが簡略化されていて、わかりやすくなっています。1試合にかかる時間は15分~20分ほどなので、カジュアルに本格的なMOBAをプレイしたい人向け。

他作品とのコラボがあることが特徴で、これまでに『ワンパンマン』や『ソードアート・オンライン』といった人気作品のコラボが開催されています。コラボ時は『ワンパンマン』のサイタマやジェノス、『ソードアートオンライン』のキリトやアスナの限定スキンが登場して、話題を呼びました。自分の好きな作品のキャラクターが登場するかもしれない楽しみがあるのは、他タイトルには無い魅力です。

【初心者必見!】MOBAの基本用語の解説

MOBAには専門用語が多いため、意味を知らずにマッチングをはじめると、チャットの内容がわからず慌ててしまうかもしれません。用語の意味を知ってからプレイすることでそうした状況を回避できる上に理解度が深まるので、上達の近道に。「これだけは抑えておくと便利」という用語を厳選し、普段はあまり聞き慣れないMOBAの基本用語の意味を簡単に解説致します!

MOBA基本用語用語解説
Laneマップの大きな道のこと。上、中、下と順にTop lane、Middle lane、Bottom laneと呼ばれます。略してTop、Mid、Botと呼ばれることもあります。
Gank「Gang kill」の略で、大人数で1人の敵をキルするといった意味合いがあります。主にプレイヤーが操作するキャラクター同士がレーン争いをしているところで、奇襲や挟撃を仕掛けて人数差を利用して敵プレイヤーの操作キャラクターを倒すことを指します。
MIA「Missing in Action」の略。レーンから敵の操作キャラクターがいなくなった際に味方に注意を促す際にチャットをすることが多いです。敵が奇襲などを仕掛けようとしている可能性があるため、警戒すべき際に使用します。
Ward視界確保をできるアイテムのこと。敵の行動を把握するために役立ち、適切に設置することでゲームのコントロールをしやすくなります。
Farm敵のプレイヤーが操作するキャラクターとの戦闘を避けて経験値とゴールドを稼ぐことを指します。成長すると強さを発揮するキャラクターなどに有効です。
JungleTopとMidの間とMidとBotの間に存在する森を「Jungle」と呼んでいます。中立モンスターが存在し、狩ることでレベルを上げることができるので、Jungle内でレベルを上げる役割のことをJunglerと呼ぶことも。
Ult「Ultimate skill」のこと。いわゆる必殺技で、レベルを上げることで覚えることができます。初心者の内は敵プレイヤーを倒すよりもミニオンを倒し、Ultを習得することでチームに貢献しやすいです。
Camp長時間その場に留まることを指します。特定の場所に居続けてプレッシャーを与えたり、Gankを仕掛けるために行う行為のことです。

まとめ

MOBAは「マルチプレイオンラインバトルアリーナ」というゲームジャンルです。チームを組んで敵陣地を制圧することを目的としており、敵を倒すことよりも、チームメンバーとの協力が勝利するためには必要です。戦略的な行動が求められ、知識を武器に戦う面白さが魅力で、世界中のプレイヤーが熱狂しているゲームジャンルです。eスポーツ大会に採用されているゲームタイトルが多く、賞金総額が他ジャンルに比べて多いことから、期待度や注目度の高さが伺えます。日本のMOBA人口は海外と比べるとまだ少ないですが、新たなゲームが増える度に年々、少しずつ広まってきています。更なる発展が見込まれるゲームジャンルなので、今後、日本でも盛り上がっていくことを期待しています。