1月29日から開催が決まったALGS Year4 CHAMPIONSHIP。札幌開催と同時に発表されたのがBLGSという新たなトーナメントです。賞金総額40万ドルを求め、全世界のAPEXプレイヤーが争いを繰り広げます。今回は初開催となるBLGSの大会概要やルール、そして注目チームをご紹介していこうと思います。BLGSは、通常のALGSとは少し違ったルールで進行していきますので、ALGSとの違いを分かりやすくご説明していきたいと思います。
この記事を読んで、BLGSへの参加および観戦が、より一層楽しめたら幸いです。

BLGSとは?
BLGSとはALGSの世界大会のB streamに出演しているNiceWiggとGreekが主催となって開催されるAPEXの新たな大会です。ランクに行くことが可能なアカウントレベル50以上のプレイヤーなら誰でも参加可能なカジュアル大会となっています。
またBLGSでの大会成績は、APEXの公式大会であるALGSには影響がありません。
BLGSのスケジュール
BLGSは、以下のスケジュールで進行していきます。
大会スケジュール | 開催日 |
---|---|
BLGS Qualifier #1 | 10月26日~28日 |
BLGS Qualifier #2 | 11月2日~4日 |
BLGS Qualifier #3 | 11月23日~25日 |
BLGS Qualifier #4 | 12月7日~9日 |
BLGS リージョンファイナル | 12月14日 |
BLGSのルール
ここからは、BLGSのルールを解説していこうと思います。まずBLGSは、地域ごとによって開催されるトーナメントです。そのため、リージョンを超えた大会は行われません。
大会自体は、1週ごとに行われるBLGS Qualifierとリージョナルファイナルに分かれています。
BLGS Qualifier
BLGS Qualifierは4週間にわたって行われます。
1週ごとに3日間行われます。
BLGSに参加チーム数によって、開催されるラウンド数は異なります。APAC NORTHで開催されたBLGS Qualifier #1では、215チームがエントリーしました。そのためROUND1~3と準決勝、決勝の合計5ラウンド行われました。
大会進行は、1日目にROUND1~3、2日目に決勝までの残りの全ROUND、そして3日目に決勝が行われます。
各ラウンド4試合または6試合行われ、キルポイントと順位ポイントの合計獲得ポイント上位10チームが、次のラウンドに進むことが出来ます。
また準々決勝に進むとBLGS Circuit Pointsが付与されます。準決勝、決勝と進むごとに獲得ポイントは大きくなります。もちろんそれぞれのラウンドでの順位によっても獲得ポイントは変わります。より良い成績を取ると多くのBLGS Circuit Pointsを獲得することができ、次のステージであるリージョナルファイナルに進むには、4週を通じたBLGS Circuit Pointsの総合ポイントも重要となります。
BLGS リージョンファイナル
BLGS リージョンファイナルは、12月14日に行われます。4回行われるBLGS Qualifierのそれぞれの週で優勝した4チームと、BLGS Qualifierでの成績に応じて付与されるBLGS Circuit Pointsの総合上位16チームの計20チームが出場権を獲得します。
BLGS リージョンファイナルは、マッチポイント形式にて行われます。マッチポイント形式は規定のポイントに到達した後、最初にチャンピオンを獲得したチームが優勝というルールです。
この優勝チームが決定した試合までの総合ポイント順によって、リージョナルファイナルの最終結果が決定します。

BLGSの使用マップ
BLGSではAPEXに登場している全てのマップが使用されるようです。6マップある中で、週ごとに4マップが選ばれ、BLGSで使用されます。
まず、ワールズエッジ、ストームポイント、E-ディストリクトは、4週を通して採用されることになりました。
そして残り1枠は、1週目はキングスキャニオン、2週目はオリンパス、3週目と4週目はブロークンムーンが使用される予定です。
準々決勝、準決勝、決勝は6試合行われ、それ以前の予選に関しては4試合行われます。4試合行われる際には、全てのマップが1回ずつ使用されます。準決勝以降は、どのマップが2回使用されるか、そしてマップローテーションについてはBattlefyにて公表される予定です。
ALGSとの違い
ALGSとの最も大きな違いは、世界大会がないことです。このBLGSはあくまでも公式のカジュアル大会ですので、地域ごとのリージョナルファイナルが大会の最終ステージとなります。、また使用マップについても通常のALGSはワールズエッジとストームポイントの2マップですが、今回はそこにキングスキャニオン、ブロークンムーン、オリンパス、E-ディストリクトが新たに加わります。それに伴い、POIドラフト制ではなくランドマーク争いがあることもBLGSの特徴です。
BLGSの賞金
BLGSは、賞金総額40万ドルとなっています。地域ごとの賞金総額は10万ドルです。リージョナルファイナル終了時点での最終順位に応じて、上位10チームに賞金が振り分けられます。
BLGSには誰が参加するの?
BLGSはプレイヤーレベルが50に達していれば、誰でも参加可能です。ALGSのプロリーグと異なり招待制ではなく、もちろんプロ・アマチュアを問いません。そのため、同じグループになればどんな人でもALGSのルールでプロチームと戦うことができます。滅多にない機会なのでぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
BLGSの注目チーム
今回はALGSでないということもあり、今回限りのドリームチームも数多く存在します。今回は注目の出場チームを2つご紹介していこうと思います。
FNATIC
Satuki選手に代わり、新たにMeltstera選手がロースターに加わったFNATICの活躍に注目が集まります。初の日本開催となるALGS Year4 CHAMPIONSHIPで優勝トロフィーを掲げるべく、前哨戦であるBLGSではどこまでその強さを見せてくれるのか期待がかかります。そして、今回のBLGSから、長年YukaF選手とコンビを組んでいたMeltstera選手がロースターに戻りました。初の公式大会でどこまで活躍できるのか本当に楽しみです。
RIDDLE ORDER
チームの顔であったゆきお選手が競技引退を発表し、新たにYukaPEROdator選手が助っ人として参戦することが発表されたRIDDLE ORDER。元FC Destroyの2人とsaku選手のIGLがどのようなシナジーを起こすのか注目です。
まとめ
今回はBLGSの大会概要について解説しました。初開催されるBLGSは、オフィシャルカジュアル大会ということもあり、誰でも簡単に参加できる点や通常開催されているALGSとは違うマップが採用されている点が、競技シーンにあまり触れたことがないAPEXのファンでも楽しめる大会づくりを目指しているのではないかと感じました。このBLGSを機に、新たな競技ファンが増えたり、あるいは競技シーンに参加を決意する選手が増えたりとまたAPEXの競技のコミュニティが盛り上がることを期待しています!またBLGSの結果記事も随時更新していこうと思いますので、チェックをお忘れなく!