2022年6月17日から開幕されたヨーロッパのLoLプロリーグ「LEC LoL 2022 Summer Split」。今回で第8回目の開催となります。全10チームが出場し、総額20万ユーロの賞金とLoLの世界大会「Worlds Championship (LoL Worlds)」への参加資格を懸けてそれぞれのチームが激しく競い合います。
通常の「LEC LoL Summer Split」では、勝ち残った上位3チームがLoLの世界大会「Worlds Championship」へ出場しますが、今期はLCL (League of Legends Continental League)が世界大会へ参加しないと発表。そのため、Riot GamesはLEC LoLから4チームの出場を認めると発表しました。
LEC LoL 2022 Summer Split 大会概要
開催期間 | |
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レギュラーシーズン | 6月17日(金)〜 8月14日(日) |
プレイオフ: | 8月26日(金)〜 9月11日(日) |
開催日数 | 試合数 |
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レギュラーシーズン18日+プレイオフ8日 | レギュラーシーズン 90試合+プレイオフの8試合数 |
対戦形式 |
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Bo1およびダブルラウンドロビン |
Bo1 :1回勝負で1本先取したチームの勝ち |
ダブルラウンドロビン:全チームによる2回の総当たり |
その後8月26日からレギュラーシーズン上位6チームによるプレイオフが実施。
観戦方法 |
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オフライン開催(ベルリン)+TwitchとYou tubeでオンライン配信 |
出場チーム(名前順) |
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Astralis |
Excel Esports |
Fnatic |
G2 Esports |
MAD Lions |
Misfits Gaming |
Rogue |
SK Gaming |
Team BDS |
Team Vitality |
実況/解説者 | MC |
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Daniel Drakos | Eefje Depoortere |
Aaron Chamberlain | |
Trevor Henry | |
Marc Robert Lamont | |
Mikkel Guldborg Nielsen | |
Andrew Day |
LEC LoL 2022 Summer Splitとは?
「League of Legends European Championship(LEC LoL)」は、世界的に大人気のオンラインゲーム「League of Legends」のヨーロッパ公式プロリーグです。2013年から始まって以来、「LEC LoL Spring Split」と「LEC LoL Summer Split」の2つのスプリット (ヨーロッパリーグ)が行われています。
LoLの世界大会
各スプリットの優勝チームはLoLの国際大会「Mid-Season Invitational(MSI)」と世界一位を決めるLoLの大会「World Championship (Worlds) 」へ、ヨーロッパ代表チームとして参加することができます。この世界大会では、「LoL LJL(LoLの日本リーグ)」や「LoL LCK(LoLの韓国リーグ)」などから毎年10ヶ国以上から代表チームが集まり、世界一を決めるため競い合います。
Esports.netのLEC LoL2022注目チーム
ここではEsports.netの独自視線で、LEC LoL 2022 Summer Splitの注目チームと個人プレイヤーをご紹介していきます。
LEC LoLの絶対王者G2 Esports
「G2 Esports」はLEC 2022 Spring Splitで優勝したチームで、今回の「LEC LoL Summer Split」でも期待通りのパフォーマンスを発揮しました。このチームの特徴として、どのようなメタで挑んでくるのか予想がつかないところです。LoLの現行メタを気にせず、他チームを深く分析し、対戦相手によって戦略を変えることが得意なチームです。また、G2 Esportsはどのレーンが軸でも勝てる選手が揃っており、LoLの戦略面やスキル・テクニック面でも隙を見せないチームとなっています。
ベテランジャングラーJankos
注目選手は、ベテランジャングラーの「Jankos選手」です。LEC LoLでは出場試合回数が500試合を超えた選手であり、LEC LoLの中でもベテラン中のベテラン選手です。基本的には、Jankos選手がG2 Esportsをまとめ、ゲームメイクを担当しています。さらにジャングラーとしても優れた選手で、相手ジャングラーとの読み合いをほぼ制しています。
今期LEC LoL 2022 Summer Splitを制したRogue
LEC LoLの中では、「シルバーコレクター (過去の最高順位が2位か3位のチーム)」としての異名を持つ「Rogue」は、今大会念願の初優勝を飾りました。Rogueのプレイスタイルはレーン戦での勝利を得意とするスタイルとなっており、そのプレイスタイルが通用すれば、Worlds優勝も見えてくるほど注目度が高いチームとなっています。
Topレーン Odoamme
注目選手は、LoLプロプレイヤーとして7年のキャリアがあり、Topレーンの「Odoamme選手」です。今大会でRogueを長年の夢だった初優勝に導いた選手でもあり、優勝インタビューでは涙を流して受けていたのが印象的ですね。
2週目の勝率が80%以上を誇るFnatic
このチームの一番の特徴は確かな実力を持ちながらもムラがあるという所です。レギュラーシーズンで格下相手にボコボコにされたと思いきや、Worldsでは優勝候補をなぎ倒すなど、試合前の勝敗予想が全くつかないチームです。
ただ言えるのは、Worldsでは通常、グループステージにおいて同グループ内の対戦相手と合計2回の総当たりを行います。1週目の勝利は50%前後に対し、2週目の勝率は80%を超えており、Fnaticの異色さがよくわかります。
LEC LoL 2022 Summer Split総括
ここまでLEC LoL 2022 Summer Splitの概要や注目チーム・プレイヤーを解説いたしました。LEC LoL 2022 Summer Splitの結果は以下となります。
LoL Worlds 2022 進出チーム |
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Rogue |
G2 Esports |
Fnatic |
MAD Lions |
また、LEC LoLリーグからWorldsへ参加するプロプレイヤーの詳細は以下となります。
ロール | Rogue | G2 Esports | Fnatic | MAD Lions |
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トップ | Odoamne | BrokenBlade | Wunder | Armut |
ジャングル(ジャングラー) | Malrang | Jankos | Razork | Elyoya |
ミッド | Larssen | caPs | Humanoid | Nisqy |
ボット(ADC) | Comp | Flakked | Upset | UNF0RGIVEN |
サポート | Trymbi | Targamas | Hylissan | Kaiser |
まとめ
LoLの世界一を決める大会「LoL Worlds 2022」は9月30日よりメキシコから開催され、ニューヨークやアトランタ、カリフォルニアと会場を移しながら行われます。LEC LoLリーグ以外からも「LoL LCK(LoLの韓国リーグ)」や「LoL LPL(LoLの中国リーグ)」など、世界中から強豪チームが集まり、世界一を決めるため熱い激闘を繰り広げます。
今年はついに、2019年以来3年ぶりのオフラインで開催なるため、大盛況となること必須!今年度のワールズではどんなドラマやミラクルが巻き起こるのか、Riot Gamesの公式Twitchでも配信されるので絶対的瞬間を見逃さないでくださいね!またEsports.netではLoLワールズ2022情報もアップデートしていきますので、乞うご期待ください♪