日本時間2023年2月13日からVCT2023最初のイベント「VCT2023 キックオフトーナメント LOCK//IN」が開幕しました。VCT LOCK//INもいよいよ後半戦になっていきます。omegaグループの1回戦はすべての選手が国際大会優勝経験があるNatus VincereやAsuna率いる100 Thieves、ValorantでもスターチームのFnaticが勝ち上がっています。
今回はomegaグループの2・3回戦の結果について紹介します。1回戦の結果については以下の記事を参考にしてください。
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VCT LOCK//IN omegaグループ2回戦結果
早速VCT LOCK//IN omegaグループの2回戦の結果を見ていきましょう。LOCK//INの詳細については以下の記事を参考にしてください。
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Team Secret vs Natus Vincere
Team Secret獲得ラウンド | マップ | Natus Vincere獲得ラウンド |
---|---|---|
8 | アイスボックス | 13 |
4 | パール | 13 |
- | フラクチャー | - |
Leviatán vs Team Vitality
Leviatán獲得ラウンド | マップ | Team Vitality獲得ラウンド |
---|---|---|
16 | ヘイブン | 14 |
13 | パール | 3 |
- | アセント | - |
FUT Esports vs 100 Thieves
FUT Esports獲得ラウンド | マップ | 100 Thieves獲得ラウンド |
---|---|---|
13 | ロータス | 9 |
11 | ヘイブン | 13 |
8 | アイスボックス | 13 |
Fnatic vs FURIA Esports
Fnatic獲得ラウンド | マップ | FURIA Esports獲得ラウンド |
---|---|---|
18 | ヘイブン | 16 |
13 | アセント | 9 |
- | アイスボックス | - |
VCT LOCK//IN omegaグループ3回戦結果
VCT LOCK//IN omegaグループの3回戦を突破し、セミファイナル進出を決めたのはどのチームになったのでしょうか。
Natus Vincere vs Leviatán
Natus Vincere獲得ラウンド | マップ | Leviatán獲得ラウンド |
---|---|---|
13 | アセント | 10 |
13 | フラクチャー | 2 |
- | パール | - |
100 Thives vs Fnatic
100 Thieves獲得ラウンド | マップ | Fnatic獲得ラウンド |
---|---|---|
1 | フラクチャー | 13 |
10 | アイスボックス | 13 |
- | ロータス | - |
cNedの覚醒
VCT LOCK//IN2回戦でNatus Vincereが対戦したのは1回戦で強豪Team Liquidを撃破したTeam Secret。ファーストマップはお互いに得意としているアイスボックスになりました。第8ラウンドではValorantの最強プレイヤーの一人とも言われるcNedがオペレーターを運用し、Team SecretのAサイトへの攻撃をたった1人で止め切ってしまうシーンも見られました。これこそcNedというようなプレイで観客も沸かせました。過去にはcNedと対戦する相手がオペレーターを持ったcNedがいないサイトに絶対に攻撃を仕掛ける対策を取っていたこともこのプレイを見れば納得ですね。このほかにもNatus Vincereはそれぞれの選手が個人としての圧倒的な強さを見せていきました。
Fnatic vs FURIAのOT
Fnatic vs FURIA Esportsのファーストマップは最終スコア18-16まで続く大激戦となりました。お互いに相手の動きに対応し続けて連続してラウンドを取らせない試合は見ていて非常に面白い試合となりました。FURIAにとってはブラジルのホーム開催ということもあり、観客の声援もひときわ大きいものになっていましたね。
しかし、最終的にはFnaticが2マップ連取して3回戦進出を決めました。実はこの対戦ではピストルラウンドと2ndラウンドをFnaticは2マップの前後半全て落としています。ここだけ見ると合計で8ラウンドのビハインドを負ったFnaticですが、その後のラウンドでは対応していき、勝ち切る力はさすがの一言に尽きますね。
Natus Vincere vs Leviatán・ビックプレイの応酬
優勝候補対決となったomegaグループ3回戦のNatus Vincere vs Leviatánはビックプレイが数多く飛び出す試合になりました。
特にチェックしてほしいのがファーストマップ・アセントの第10ラウンド。このラウンドはまずアップドラフトを使用したTacoliilaをcNedがセンターからオペレーターで撃ち落とすことから始まりました。その後、うまくAサイトへのスパイク設置までたどり着いたLeviatánはcNed vs nzrの1vs1まで持ち込みます。nzrは相手がcNed、さらにオペレーターを所持していることがわかっているので非常にシビアなピークしかしませんでした。アルティメットのハンターズフューリーも使いながらうまく時間稼ぎも行いました。しかし、最後の最後にピークして勝負に出たところをcNedに撃ち抜かれてしまいました。かなりハイレベルな駆け引きが行われた1vs1となったのでまだ見ていないという人はぜひチェックしてみてください。最高峰のプロ同士の駆け引きに驚かされるはずです。
また、同じアセントの第12ラウンドではShaoがエースでクラッチを決める活躍も見せました。エイムが相手の頭にどんどん吸い付いていくようなエイムで改めてShaoのクラッチ力、個人としてのエイム力の強さを思い知らされましたね。
圧倒的な完成度を見せたFnatic
VCT LOCK//INの3回戦のマッチアップとなったFnatic vs 100 ThievesではFnaticが圧倒的な完成度を見せつけ勝利しました。アビリティ・撃ち合いどれもアグレッシブに仕掛けていくFnaticの姿が印象的でしたね。
特に驚いたのがファーストマップ・フラクチャーの第4ラウンドで見せたスキルの組み合わせです。まず、フォールトラインをAホールに向けて撃ち、相手をAドアを通った先へと引かせます。そしてAドア前には定点でシーズを投げ込みます。さらにそこにオービタルストライクを撃つことで確実な1キルを獲得しました。相手のポジションの誘導から逃げることをできなくし、確実な1キルをとる。非常に考えられた完璧なセットですね。チームとしての動き、個人の撃ち合いすべてで圧倒したファーストマップは13-1でFnaticが勝利します。
勢いそのままにセカンドマップのアイスボックスも前半は10-2で圧倒。100 Thievesもなんとかラウンドを繋ぐものの最終的には13-10で続くセカンドマップもFnaticが取り、Fnaticの勝利が決まりました。
まとめ
今回はVCT LOCK//INのomegaグループ2・3回戦の結果について紹介してきました。omegaグループの3回戦を突破し、セミファイナルに進出したのはNatus VincereとFnaticでしたね。これでVCT LOCK//INのベスト4が出そろいました。国際大会優勝経験のあるLOUD、全メンバーが優勝経験者のNatus Vincere、常に国際大会の優勝候補に挙げられながらも優勝を逃してきたDRX、Fnaticがベスト4になりました。今ヴァロラント大会のグランドファイナルは日本時間3月5日の午前2時からとなっているのでVCT2023初めての国際大会王者誕生の瞬間をお見逃しのないように。