提供:Pinnacle esports
みなさんValorantをプレイしていてプロがいったいどんなエージェント構成を使っているのか気になったことがあるのではないでしょうか。もちろんチームによって特徴も違うので構成が全部同じわけではありません。
しかし、間違いなくメタとなっている構成はあります。そこで今回はVCT2023 Pacific(パシフィック)リーグWeek4まででどのようなエージェント構成が使われているのかを紹介していきます。上位チームを中心にDetonatioN FocusMeやZETA DIVISIONの構成も紹介するのでぜひチェックしてみてください。
アイスボックス

アイスボックスは入り組んだAサイト、開放的なBサイトと両極端なサイトが特徴のマップです。ここではWeek4まででアイスボックスで戦ったTeam SecretとGlobal Esportsの構成を紹介します。
Team Secret構成
- ヴァイパー
- KAY/O
- キルジョイ
- ソーヴァ
- セージ
Team Secretの構成は昔からあるオーソドックスなアイスボックスのメタ構成ですね。高低差を生かせるジェット、細かなところも索敵できるソーヴァ、サブ索敵の役割を果たすKAY/O、スパイク設置に欠かせないセージ。さらにアイスボックスでは必須ピックといわれるヴァイパーですね。
Global Esports構成
- スカイ
- キルジョイ
- ジェット
- ヴァイパー
- ハーバー
Global Esportsはハーバーを採用した2コントローラー構成です。VCT LOCK//INでDRXもアイスボックスでハーバーを採用していましたね。ハーバーはアイスボックスにおいてコントローラーの役割にはとどまらない活躍をすることができます。
例えば設置・解除時ですね。これまでの構成であればセンチネルであるセージの壁を利用することが一般的でしたが、ハーバーの登場によってコーヴを使用して行うこともできるようになりました。また、コントローラー的な役割としてはヴァイパーのカーテンとハーバーのカーテンを合わせることによって、より広いエリアを獲得することができます。
アセント

アセントではDRXもDFMもZETAも構成が同じで、ほぼメタが固まっていると言えますね。
- ソーヴァ
- キルジョイ
- ジェット
- KAY/O
- オーメン
VCT LOCK//INで優勝、VCT EMEAリーグでも好調のFnaticの構成もこれになっています。別の構成としてはオーメンをアストラにする構成や、2イニシエーターからヴァイパーを入れて2コントローラーにする構成などがあります。
スプリット

スプリットは圧倒的守りマップと呼ばれていたころから、マップにアップデートが入りましたね。今プロの間ではどんな構成が使われているのでしょうか。
DRX構成
- ヴァイパー
- KAY/O
- アストラ
- レイズ
- スカイ
レイズは今も昔もスプリットでピックされ続けるデュエリストですね。DRXはスカイ、KAY/Oの2イニシエーター構成にすることによって、スプリットの特徴でもある込み入った索敵が必要な部分をクリアしていくような構成になっています。込み入った部分の索敵で言うと、デュエリストながらもレイズのブームボット・グレネードも強力ですよね。
Paper Rex構成
- ヴァイパー
- レイズ
- スカイ
- ジェット
- アストラ
Paper Rexの構成は2デュエリスト構成です。Paper Rexらしさが出ていますね。
Global Esports構成
- アストラ
- セージ
- スカイ
- レイズ
- ヴァイパー
Global Esportsはセージ入り構成です。セージのバリアオーブを使ってミッドや各サイトの主要経路を封鎖する使用方法は昔から強いといわれていますね。似たような構成としてセージの代わりにサイファーを入れる構成があります。しかし、デュエリストがレイズメインとなり、グレネードなどでワイヤーが壊されてしまうことが多くあるので、センチネルであればセージを採用するチームが多くなっています。
パール

パールは比較的ハーバーの採用が多いマップになっています。
ZETA構成
- ヴァイパー
- ジェット
- スカイ
- ハーバー
- キルジョイ
設置できれば強力といわれているBサイトへの設置を助けてくれるのがハーバーです。ハーバー、ヴァイパーのカーテンでうまく射線を切りながら、コーヴを使って安全に設置。あとはホールやロングのエリアをしっかり押さえてスパイクを守るというのが理想の立ち回りですね。スカイでBリンク側やCT側のクリアリング、ヴァイパーのスネークバイトでホールのクリアリングやBリンク、CT側の足止めを行うこともできます。
DRX構成
- KAY/O
- フェイド
- ヴァイパー
- ハーバー
- ジェット
DRXの特にBサイトにエントリーする際のアビリティ合わせは完璧すぎて、まさにValorantの教科書ともいえるので構成を真似したいと思っているプレイヤーであれば必見です。ただし、カーテンの位置、フラッシュ・エントリー、ダメージアビリティのタイミングを完璧に合わせる必要があるので、フルパーティーで練習をしっかりしてからチャレンジすることをおすすめします。
Paper Rex構成
- フェニックス
- キルジョイ
- ジェット
- スカイ
- アストラ
パール実装時からフェニックスが輝くマップといわれていましたね。そんなフェニックスを採用しているのがPaper Rexです。ヴァイパーのカーテンをフェニックスで代用するような使い方もできますね。
フラクチャー

フラクチャーはマップ中プにロングジップがあり、サイトに上と下からエントリーできる特徴的なマップになっています。
DFM構成
- ジェット
- サイファー
- スカイ
- ブリムストーン
- ヴァイパー
フラクチャーは比較的射線が通りやすいマップです。DFMは3つのスモークを同時に使用できるブリムストーンとカーテンなども使って射線を切ることができるヴァイパーの2コントローラー構成で対応していますね。
Paper Rex構成
- ブリムストーン
- ネオン
- ブリーチ
- キルジョイ
- レイズ
ブリーチのスタントレイズのグレネードを組み合わせたラッシュ止めは強力と有名ですよね。
また、ネオンを採用することによってヴァイパーのカーテン替わりにも使用することができます。ネオンはそれだけでなく、サイトのシフトを高速で行えるということがフラクチャーで重宝される理由の1つにもなっています。
ヘイブン

ヘイブンは3つのサイトがあるのが特徴的なマップになっています。多くのチームが同じ、いわゆるメタ構成を採用しています。
- キルジョイ
- ブリーチ
- オーメン
- ジェット
- ソーヴァ
キルジョイのタレットやアラームボットを使って3つのサイトを守りやすくする、ブリーチの圧倒的なエリア制圧力、オーメンのスモークの使いやすさ、ロングレンジのジェットの強さ、ソーヴァの索敵能力の高さといったヘイブンにぴったりなエージェントをそろえた構成になっています。
しかし、このメタ構成に全く違う構成で挑むチームもあります。それがPaper Rexです。ソーヴァ・オーメンは同じですが、それ以外のエージェントがヨル・レイズ・サイファー。VCTパシフィックリーグでもf0sakeNのヨルが登場しました。
ロータス

ロータスはヘイブン同様3つのサイトがあるのが特徴の、2023年4月現在で最新のValorantのマップです。
ZETA構成
- オーメン
- キルジョイ
- ブリーチ
- ネオン
- フェイド
ロータスは死角が多いマップなので、フォールトラインやフラッシュポイントをうまく使うことで、エリアを制圧しながらのエントリーが行いやすくなります。また、防衛側ではAメインを抑えるためにフォールトラインが重要な役割を果たします。キルジョイのロックダウンでサイト全てを覆うことができるので攻守ともに強力なエージェントになります。
DFM構成
- レイズ
- スカイ
- サイファー
- オーメン
- ヴァイパー
デュエリストにはレイズを採用。レイズはAメインでがれき裏までブラストパックで飛べたり、逆に防衛サイドではがれき裏やAメインにグレネードを投げて攻めを遅延させることができる強力なエージェントです。また、ZETAがフェイド採用なのに対して、DFMはスカイを採用しています。死角をトレイルブレイザーで索敵したり、比較的広いマップになっているのでシーカーやガイディングライトも強力に使用することができます。
まとめ
今回はVCTパシフィックリーグWeek4まで終えた時点で、各チームが各マップでどのような構成を使っているのかを紹介してきました。いわゆるメタ構成やチームの特色が出た構成もありましたね。特にPaper Rexは自分たちの撃ち合いの強さを生かしていくような攻撃的な構成が多く見られましたね。
みなさんはパシフィックリーグで応援しているチーム・お気に入りのチームはありますか?ぜひお気に入りのチームの構成を真似してValorantで遊んでみてください。うまくいったときの爽快感は今まで以上のものになるはずです。