FPSをプレイして多くの人が悩むのが感度やキーバインドといった設定についてです。もちろんvalorantにもキーバインド設定や感度、さらにはクロスヘアの表示も自分で決めることができます。特にvalorant初心者は、どんな設定がプレイしやすいのか悩むことがあると思います。
そこで気になるのが、valorantプロの設定や感度です。プロプレイヤーに憧れて、同じ設定でプレイしたいというプレイヤーも多いのではないでしょうか。今回は世界1位にも輝いたことがある「Sentinels」に所属し、「VALORANT 最強プレイヤー」の呼び声も高いTenz選手の設定を中心に紹介していきます。
valorantプロの設定-グラフィック-
ここではvalorantのプロプレイヤーがどんなグラフィック設定でプレイしているのか紹介していきます。
グラフィック設定
ほとんどのvalorantのプロゲーマーに共通しているゲーム設定があります。それがゲームのグラフィック設定です。ほとんどのプロゲーマーが最高のPC環境でゲームをプレイしているため、ゲームのグラフィックなどの重さが他のゲームに比べて軽いvalorantでは最高設定を使用することができます。しかしプロゲーマーの方はゲーム内設定を制限して、自分の最大のパフォーマンスを発揮できるようにカスタマイズしています。
Tenz選手のvalorantのグラフィック設定
画面モード | フルスクリーン |
解像度 | 1920 x 1080 |
最大フレームレート | アンロック |
Nvidia Reflex | On+ Boost |
すべての画質設定 | 低 |
異方性フィルタリング | 1x |
他の全てのグラフィック設定 | オフ/ なし |
古いPCを使用している場合、FPSの大きな影響を防ぎ、ゲームプレイに悪影響を与えないよう、最大フレームレートを固定することをおすすめします。しかし、プロプレイヤーは、最高級の機材環境でプレイしているため、最大フレームレートをアンロックすることで、常に最高レベルのパフォーマンスを発揮できるようにしています。すべての画質設定を低にしてプレイすると、高いフレームレートでゲームのパフォーマンスを最大化し、ミリ秒単位で素早く反応できるようになります。中画質設定でプレイしてもフレームレートにはわずかな差しか生じません。
valorantプロの設定や感覚、動体視力であればわずかなフレームレートの差も勝敗を分けることもあります。しかし、中設定にすることによって、美しいゲームのグラフィックも楽しむことができるので、フレームレートの違いをあまり感じないプレイヤーは中画質でプレイすることをおすすめします。また、「Nvidia Reflex」とはvalorantのゲーム内設定ではなく、NVIDIA製のPC側の設定です。「Nvidia Reflex」は入力をCPUで処理し、GPUで描画してディスプレイに出力するプロセスにおいて、ある行程を省くことによって出力遅延を抑制する設定です。
valorantプロの設定-クロスヘア-
ここではvalorantのプロプレイヤーがどんなクロスヘアを使っているのか見ていきましょう。
クロスヘア
一部のプロプレイヤーは独自のクロスヘアを使用していますが、ほとんどのプロプレイヤーは非常に似たクロスヘアを使用しています。だいたいがクロスヘアのラインは見えるが、プレイヤーの視界を妨げないように設定されています。valorantのクロスヘアは高度にカスタマイズすることができ、インナーライン、アウターライン、ドット、サイズ、太さ、射撃エラー、移動エラーなど、ほぼすべての要素を変更することができます。
クロスヘアの設定やオプションは多岐にわたるため、初心者のプレイヤーやカジュアルプレイヤーは混乱することがあるかもしれません。今回は人気のあるプレイヤーのクロスヘア設定をいくつか紹介します。コードを入力するだけで同じようにできる「クロスヘアコード」も紹介します。
Tenz選手のクロスヘア設定
カラー | シアン |
インナーライン | 1/6/2/3 |
アウターライン | 0/0/0/0 |
センタードット | オフ |
その他すべての設定 | オフ/0 |
クロスヘアコード | 0;s;1;P;c;5;h;0;m;1;0l;4;0o;2;0a;1;0f;0;1b;0;S;c;4;o;1 |
ゲーム内には同じ色、あるいは似たような色のエリアがあまりないため、シアンを選択するのがおすすめです。これによりクロスヘアが目立つので、画面の中心を判断しやすくなり、狙いを定めることができるようになります。インナーラインは、よりコンパクトなクロスヘアになるように設定されています。アウターラインは、邪魔になる不要な指標であると一般的に考えられているため、オフになっています。センタードットのON/OFFは基本的には好みです。
しかしTenz選手のような多くの人は、特に長距離のヘッドショットを狙う時に狙った場所をより正確に確認できるように、クロスヘアの中央を開けておくことを好みます。valorantプロの設定は特に自分が弾を当てやすいようにカスタマイズされていることが分かりますね。
その他人気のあるクロスヘア
valorantプロの設定でよく使われるクロスヘアで「ドット/ボックス」と呼ばれています。このクロスヘアはヘッドショット率を高めることができるという点から人気になっています。
輪郭 | ON |
アウターライン | OFF |
輪郭の不透明度 | 1 |
インナーライン | ON |
センタードット | OFF |
センタードットの不透明度 | 1 |
センタードットの太さ | 2 |
詳細な設定ができることで、様々な面白いクロスヘアを作ることもできます。例えばInstgramのロゴを表現したクロスヘアを作ることも可能です。対戦プレイでは邪魔になるかもしれないので、大会中などのvalorantプロの設定でこれを見ることはできませんが、HikoがTwitch配信でその使い方を広めたことで、楽しく使うプレイヤーも増えました。
色 | ピンク |
輪郭 | オフ |
アウターライン | オフ |
センタードット | オン |
センタードットの不透明度 | 1 |
センタードットの太さ | 1 |
インナーライン | オン |
インナーラインの不透明度 | 1 |
インナーラインの長さ | 1 |
インナーラインの太さ | 4 |
インナーラインのオフセット | 2 |
その他すべての設定 | オフ |
valorantプロの設定-キーバインド-
ここではvalorantのプロプレイヤーのキーバインドについて見ていきましょう。
キーバインド
キーバインドは完全に人それぞれなものになっています。好みはもちろんのこと、プレイヤーの手の大きさ、キーボードのサイズなどによっても変わります。特にマウスのサイドボタンは、マウスによって配置がまちまちなのでキーバインドもまちまちです。一般的には、デフォルトのキーバインドでスタートしても問題ありません。しかし、キーに手が届かない、押しづらいといった場合は、関連するコマンドを他のキーに簡単に再割り当てすることができます。
Tenz選手のキーバインド
Tenz選手のキーバインド | |
---|---|
歩く | 左Shift |
ジャンプ | マウスホイール下 |
しゃがむ | 左Ctrl |
プライマリ武器を装備 | 1 |
セカンダリ武器を装備 | 2 |
近接武器を使用 | 3 |
スパイクを装備 | 4 |
オブジェクトを使用 | E |
スパイクを使用 | 4 |
アビリティ1を使用/装備 | マウスサイドボタン4 |
アビリティ2を使用/装備 | マウスサイドボタン5 |
アビリティ3を使用/装備 | C |
ルティメットアビリティを使用/装備 | F |
valorantプロの設定-感度-
ここではValorantプロの感度(センシ)設定について紹介していきます。
感度設定
valorantでも他のFPSゲームと同様に感度の高いプレイヤーと低いプレイヤーの両極端があります。しかし、ほとんどのvalorantのプロプレイヤーはより正確なAIMをするために低感度でプレイしています。しかし、反応時間を最大化するために高感度でプレイするプロも少数ながら存在します。Tenz選手のvalorantの感度設定のように低感度でプレイするには、大きなマウスパッドと机のスペースが必要で、カジュアルのプレイヤーには手が届かないかもしれません。大きなスペースが必要な理由はvalorantのエージェントのアビリティに大きく起因します。
valorantではブラインド効果を与えるフラッシュがあります。このフラッシュを避けるために、基本的に瞬時に後ろを向く必要があります。低感度のプレイヤーは、後ろを向くためにマウスを数十センチ動かす必要があるからです。
Tenz選手の感度設定
Tenz選手の感度設定 | |
---|---|
ゲーム内感度 | 0.485 |
スコープ感度 | 1 |
Windows感度 | 6 |
DPI | 800 |
eDPI | 388 |
ポーリングレート | 1000Hz |
まとめ
今回はvalorantのプロの設定をTenz選手を参考に紹介してきました。グラフィックやクロスヘア、感度は大まかながら似ている設定が多いことが分かりましたね。特に感度はより正確にAIMをするために低感度のプレイヤーが多いことが分かりました。キーバインドはデバイスやプレイヤーの手の大きさなどでその人にとって適切なキーバインドがあるので、ぜひ実際にプレイしながら自分に合ったキーバインドを探してみてください。また、valorantはesportsとしても大人気タイトルで多くの選手がプロとして活躍しているので、自分が好きなプロを見つけて感度設定などを真似してみてもいいかもしれませんね。