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「スクリム」はeスポーツをプレイしているプロ選手やストリーマーからよく聞くeスポーツ用語です。大会に出場することの多いプレイヤーが使うことが多いため、一般プレイヤーとは縁がないものだと思う方もいるかもしれませんが、それは違います。ゲームタイトルによっては一般プレイヤーでもスクリムに参加し、ハイレベルなマッチの中で戦うことが可能です。

今回はスクリムの意味と、Apex、Fortnite、VALORANTのスクリムの視聴方法や参加方法、スクリムとカスタムの違いをご紹介。スクリムに参加してみたいという方も是非こちらの記事をご参考にしてみてくださいね。

スクリム
©Esports.net

スクリムとは?eスポーツ用語を解説

スクリムとはプロ選手たちやストリーマーが、友人やライバルチームなどに声をかけて行う練習試合のことを指すeスポーツ用語です。一緒に戦うために味方に呼ぶのはPTプレイですが、敵の部隊も知り合いにマッチに参加してもらい、同じレベル感の人たちと本番大会の前にマッチをプレイすることをスクリムと呼びます。

スクリムを行うことで本番大会の雰囲気を掴んだり、自分たちの作戦や戦略の方向性を確かめることができるという利点があります。練習試合の様子も本番の大会と同様に配信することが多く、豪華なメンバーの戦いを視聴者が見て楽しむことができる場合が多いです。

スクリムが行われる、主なゲームタイトルとしては「Apex Legends」「Fortnite」「League of Legends」「VALORANT」があげられます。大会への参加が活発なストリーマーやプロ選手、Vtuberの動向を追うと参加していることも多いので、スクリムの様子を見てみたいという人は、SNSをチェックするのがおすすめです。

eスポーツについてより詳しく知りたいという方は「おすすめのeスポーツタイトル」をご覧ください。

Apexのスクリムの視聴方法は?一般プレイヤーが参加する方法

Apexは一般プレイヤーにカスタムマッチを開催する権限が与えられていないため、基本的には開催されるスクリムに参加申請を行い参加できるようになります。CRカップといった大きな大会は本番前にスクリムが開催されることも多く、YoutubeやTwitchなどの動画配信サイトでそれらを観戦することが可能です。

大きな大会は招待制のものが多いため、一般プレイヤーでは参加は難しいですが、スクリムを定期的に開催している「APAC North Custom (ANC)」には一般プレイヤーでも参加が可能です。APAC North Custom(ANC)のTwitterを検索し、Twitterに貼られているURLよりdiscordに参加します。discord上に開催日が掲載されているので、参加可能な日程に参加申請をします。運営より受理されれば、参加することが可能になります。

注意点として、上記カスタムマッチの参加者はプロ選手や有名ストリーマー、プレデターやマスター帯の上手いプレイヤーばかりです。誰でも参加することは可能ですが、ダイヤ以下のプレイヤーは全く戦いにならない可能性もあるため、普通のマッチでプレイした方が上達するかと思います。腕に自信があり、自分の力を試してみたいという方は挑戦してみても良いかもしれません。

ANCスクリムについて、より詳しく知りたい方は「ANCスクリムの参加方法は?」をご覧ください。

Fortniteのスクリムの視聴方法は?一般プレイヤーが参加する方法

Fortniteには、有名なスクリム団体が数多くあります。大会の様子は基本的に、参加者の配信を視聴することになります。Fortniteのカスタム権限は申請の必要があり、SNSのフォロワー数やクリエイターであることといった縛りがあります。普通の一般プレイヤーではカスタムマッチを開催できないため、参加したいという方はこれから挙げる有名な団体に参加申請をしてみましょう。

ここからはFortniteの有名なスクリムを開催する団体をご紹介します。

ALBA SCRIM(アルバスクリム)

アルバスクリムは、eスポーツチームである「ALBA e-sports」の主催するスクリムです。競技実績やプレイヤーの強さによってマッチが分けられるため、同じレベル帯のプレイヤーと戦うことができます。更に、アルバスクリムは賞金つきのスクリムも多く開催しています。

競技実績がなくても、下位マッチに参加することができるため、一般プレイヤーでも参加するチャンスを得られる可能性があります。観戦用配信を行うことも多いため、勉強にもなりますよ。参加したい場合は公式Twitterに貼られるdiscordに参加し、内容を確認してみてください。

ZeroScrim(ゼロスクリム)

ZeroScrimはyukyさんが運営するスクリムです。50000人以上のプレイヤーが参加するスクリムで、個人が運営するスクリムの中では長い歴史があります。アルバスクリムと同様にプレイヤーの上手さ順にキー配布が行われるため、同じくらいのレベルのプレイヤーと練習試合をすることができます。

比較的参加しやすい雰囲気のスクリムで、誰でも参加できるFreeキーのスクリムもあるため、興味がある人は公式Twitterのdiscordより参加申請をしてみてください。

その他

上記2つは有名なスクリムですが、他に女性限定スクリムや社会人限定スクリム、高校生限定スクリムといった参加者に制限のあるスクリムも存在しています。Twitterなどで検索すると様々なスクリムの情報が見つかるはずです。

自分と同じ境遇や環境の人達とスクリムをしてみたいという人はそちらを検討しても良いかもしれません。

VALORANTのスクリムの視聴方法は?一般プレイヤーがスクリムに参加する方法

VALORANTはCRカップをはじめとする大きな大会の際、スクリムを開催することが多いです。CRカップは有名ストリーマーや元プロ選手、Vtuberなどが参加するため、ハイレベルで面白い試合模様を観戦することができます。参加者は試合模様を配信することも多いので推しの配信者を視聴し、楽しむことをおすすめします。

VALORANTは、一般プレイヤーでもカスタムマッチを開けるという特徴があります。自分の知人や友人を集めて、カスタムマッチを使ってスクリムを開催することも可能なのが有難い点です。

強い人たちとハイレベルな戦いをしたいという人や、新たに知らない人たちと組んで戦ってみたいという人は「VALORANT JPC」というdiscordサーバーに参加し、そこでスクリム参加者を募るという方法がおすすめです。

チームの司令塔となるIGLについて詳しく知りたいという方は「IGLとは?役割を解説」をご覧ください。

スクリムとカスタムの違いは?

カスタムマッチとは、主に参加者の決まったマッチのことを意味します。ApexやFortniteなどのバトルロイヤル形式のゲームタイトルは、マッチ開始ボタンを押した際にスキルレートなどを元にマッチングがされます。PTを組んだ場合でも敵チームは勝手にゲーム側で選出されるため、全く知らない人たちとマッチングすることが殆どでしょう。

それに対し、カスタムマッチでは、味方は勿論、敵も参加者が決まっており、事前に告知されていた人たちと戦うことになります。これは、カスタムマッチの特別な権限を持った人たちがカスタム用の部屋を作りそこで参加者を集めゲームを開始しているから出来ることとなります。

スクリムは、カスタムマッチの一種のようなもので、大きな大会などに向けた練習試合の役割のカスタムマッチのことを指します。敵と味方、全く同じメンバーで大会のスクリムを開催する時もあれば、自分たちの練習成果をレベルの高い場所で試すことを目的として定期開催されているスクリムにチームで参加するプロ選手もいます。スクリムとカスタムはどちらも同じような意味の用語となりますが、スクリムの方が練習試合という意味合いが強いと理解して頂ければ問題ありません。

まとめ

この記事では、eスポーツ用語の「スクリム」の意味をはじめ、Apex、Fortnite、VALORANTのスクリムの視聴方法や一般プレイヤーの参加方法、スクリムとカスタムの違いについて解説しました。

大きな大会の前に練習試合のような形で開催されることの多いスクリムは、プロ選手やストリーマーが参加している場面を見ることが多いかと思います。一般プレイヤーには参加不可能かと思いきや、スクリムの種類によっては参加でき、プロ選手などのレベルの高いプレイヤーと戦えることも。

一般プレイヤーでもスクリムに参加する方法はいくつかある為、参加してみたいという方は今回の記事を参考にチャレンジしてみてください!

’スクリム’のよくある質問

プロ選手や有名ストリーマーが参加していることの多いスクリムに関し、一般プレイヤーから多いよくある質問に関して回答致します。


スクリムは一般プレイヤーでも開催できますか?


スクリムを開催するには、カスタムマッチの権限が必要です。カスタムマッチの権限を得る方法はゲームタイトルによって違うため、権限が一般プレイヤーにも付与される場合は一般プレイヤーでもスクリムを開催することが可能です。eスポーツゲームの中のAPEXやFortniteは一般プレイヤーがカスタムマッチの権限を得るのは難しいとされています。

スクリムに参加すると上手くなれますか?


スクリムに参加する選手はレベルの高いプレイヤーが殆どです。自分の腕前がそれらの選手と同等であれば、上手い人たちとプレイすることで上達できるかもしれません。しかし、腕前が参加者のレベルに満たない場合は戦いにならないため、Apexの初心者などは普通のマッチで練習した方が上手くなれる可能性が高いです。

スクリムに参加するにはディスコードのアカウントは必須ですか?


日本のeスポーツのゲームタイトルでは、スクリムに参加表明をしたり、フレンド申請などを行う際はディスコードを介してコミュニケーションが行われることが多いです。スクリムに参加を考えている場合は、ディスコードのアカウントを作成しておきましょう。