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2023年3月25日からVCTパシフィックリーグが開幕。2023年のVCTパシフィックリーグは計10チームによる総当たり戦です。4月1日から3日にかけてはWeek2が行われました。Week1では日本のZETA DIVISION、DetonatioN FocusMeはアジアNo.1、No.2の呼び声も高いDRX、Paper Rexに敗北してしまいました。
しかし、Week2ではZETA DIVISIONがRex Regum Qeon相手に接戦を制して貴重な1勝目を獲得しました。そこで今回はVCTパシフィックリーグWeek2の結果について紹介していきます。

VCTパシフィックリーグWeek2対戦表
VCTパシフィックリーグの参加チームや大会概要については次の記事を参考にしてください。
こちらの記事もチェック: VCTパシフィックリーグ開催!大会概要や日程は?
VCTパシフィックリーグWeek2の対戦表は以下のようになります。
- ZETA DIVISION vs Rex Regum Qeon
- T1 vs Talon Esports
- Team Secret vs Paper Rex
- DetonatioN FocusMe vs Gen.G Esports
- DRX vs Global Esports
ZETA DIVISION vs Rex Regum Qeon
ZETA DIVISION獲得ラウンド | マップ | Rex Regum Qeon獲得ラウンド |
---|---|---|
10 | ヘイブン | 13 |
13 | アセント | 10 |
13 | ロータス | 5 |
T1 vs Talon Esports
T1獲得ラウンド | マップ | Talon Esports獲得ラウンド |
---|---|---|
13 | アセント | 8 |
13 | ヘイブン | 6 |
- | ロータス | - |
Team Secret vs Paper Rex
Team Secret獲得ラウンド | マップ | Paper Rex獲得ラウンド |
---|---|---|
11 | ヘイブン | 13 |
13 | フラクチャー | 11 |
13 | スプリット | 10 |
DetonatioN FocusMe vs Gen.G Esports
DetonatioN FocusMe獲得ラウンド | マップ | Gen.G Esports獲得ラウンド |
---|---|---|
8 | ロータス | 13 |
13 | フラクチャー | 4 |
8 | パール | 13 |
DRX vs Global Esports
DRX獲得ラウンド | マップ | Global Esports獲得ラウンド |
---|---|---|
13 | ヘイブン | 11 |
17 | スプリット | 15 |
- | パール | - |
ZETA DIVISIONが1勝目獲得
VCTパシフィックリーグWeek2でZETA DIVISIONが貴重な1勝目を獲得しました。
チームを救うTENNN

ZETA DIVISION vs Rex Regum QeonのMVPは間違いなくTENNNでしょう。マルチキルを量産して圧倒的なパフォーマンスでチームを救いました。使用エージェントはキルジョイながらも、3マップを通してキル数72、デス数42と(キル-デス)が30にもなる驚異的なスコアを残しました。
ファーストマップのヘイブンではいきなりRex Regum Qeonが9ラウンド連続取得。0-9になるものの、続く第10ラウンドではTENNNがトリプルキルのクラッチプレー。このプレーからZETA DIVISIONは勢いを取り戻しました。ヘイブンではマップを落としてしまうものの、ラウンドは10-13と0-9スタートとは思えない追い上げを見せました。
その後もTENNNは何度もマルチキルを量産し、最終マップのロータスではRex Regum Qeonを圧倒してマップカウント2-1で勝利を収めました。
Depのブレードストーム
ZETA DIVISION vs Rex Regum QeonではDepもACEを獲得するなどの活躍を見せましたね。
そして何より注目したいのがアセントでの23ラウンド目。ラウンドを勝ち切ればマップ取得が決まるこのラウンドで、ZETAはDep1人が残る1vs2の状態になります。最後にはブレードストーム+前ブリンクで敵をキルしてクラッチプレー。MastersでFnatic相手に勝利を決めたアイスボックスでのプレーを思い出させてくれるようなプレーを見せてくれました。
対応力勝負
お互いがお互いに対応しあい、ラウンドの取り合いになった試合がTeam Secret vs Paper Rexです。チームとしての対応だけでなく、スーパープレーにはスーパープレーで返すようなシーンもあり、見ごたえのある試合となりました。
試合は3マップ中2マップが24ラウンドのフルラウンドを戦い、残りの1マップも23ラウンド戦う接戦となりました。結果はマップカウント2-1でTeam Secretが勝利。過去のVCTから同じ地域で戦い、Paper Rexに敗れ続けてきたTeam Secretにとっては非常に価値のある1勝になったのではないでしょうか。
崩されないMonyet
DRX vs Global Esportsで高いパフォーマンスを見せたのがMonyet。
戦前はDRXの圧勝が予想されたものの、結果的にはファーストマップは13-11、セカンドマップはオーバータイムまでもつれ込み17-15とDRXが接戦を何とか制した形になりました。戦前の予想を覆す試合を見せた要因の1つは間違いなくMonyetでしょう。
特にセカンドマップのスプリット、防衛サイドではミッドを中心に守り、DRX相手にほとんど崩されることなく守り切りました。ACSは327、キル数は39と圧倒的な活躍でしたね。Week3ではZETA DIVISIONがGlobal Esportsと対戦するので、スプリットを戦うのか、どう対策するのかも非常に楽しみですね。
VCTパシフィックリーグWeek2順位表
最後にVCTパシフィックリーグWeek2終了時点での順位表を見ていきましょう。
順位 | チーム名 | 勝利-敗北 | 獲得マップ-喪失マップ | 獲得ラウンド-喪失ラウンド | ラウンド得失差 |
---|---|---|---|---|---|
1位 | DRX | 2-0 | 4-0 | 56-36 | +20 |
2位 | T1 | 2-0 | 4-1 | 56-42 | +14 |
3位 | Gen.G Esports | 2-0 | 4-1 | 56-44 | +12 |
4位 | Team Secret | 2-0 | 4-2 | 71-55 | +16 |
5位 | Paper Rex | 1-1 | 3-2 | 60-53 | +7 |
6位 | ZETA DIVISION | 1-1 | 2-3 | 46-54 | -8 |
7位 | Global Esports | 0-2 | 1-4 | 54-60 | -6 |
8位 | DetonatioN FocusMe | 0-2 | 1-4 | 45-56 | -11 |
9位 | Rex Regum Qeon | 0-2 | 1-4 | 43-62 | -19 |
10位 | Talon Esports | 0-2 | 1-4 | 35-60 | -25 |
Week2まででは韓国チームがそれぞれ2勝を獲得し、1~3位まで独占する形となりました。
こちらの記事もチェック: VCTパシフィックリーグが開幕!Week1の結果は?
まとめ
今回はVCTパシフィックリーグWeek2の結果について紹介してきました。ZETA DIVISIONは接戦を制して何とか貴重な1勝目を獲得しましたね。DetonatioN FocusMeはPaper Rexに引き続きGen.G Esporstと強豪相手に惜しい戦いを見せるも2敗。いい勝負をしているだけに早く1勝目を勝ち取りたいですね。
Week3では現在首位を走るDRXとVCT LOCK//INではベスト8と活躍したものの、最下位となってしまっているTalon Esportsの対戦があります。この対戦はVCT LOCK//INの準々決勝の再戦にもなっているのでぜひ注目してみてください。