シェアする
最新ガイド
提供:Pinnacle esports

2023年3月25日からVCTパシフィックリーグが開幕。4月29日から5月1日にかけてWeek6が行われました。Week6は5マッチ中4マッチが3マップ目まで突入する接戦ばかりとなりました。中には下馬評を覆すような結果が出た試合もありました。

また、VCTパシフィックリーグWeek5終了時点では3勝2敗チームが4チーム並びましたが、Week6の結果を受けて4勝2敗チームが4チーム並ぶまだまだ混戦模様になりました。そこで今回は接戦ばかりだったVCTパシフィックリーグWeek6の結果について紹介していきます。

VCT パシフィックリーグ Week6
ⓒVALORANT Champions Tour Pacific @vctpacific

VCTパシフィックリーグWeek6対戦表

VCTパシフィックリーグWeek6の対戦表は以下のようになります。

DetonatioN FocusMe vs T1

DetonatioN FocusMe獲得ラウンドマップT1獲得ラウンド
9ロータス13
13スプリット9
10フラクチャー13

ZETA DIVISION vs Team Secret

ZETA DIVISION獲得ラウンドマップTeam Secret獲得ラウンド
13スプリット9
10ロータス13
13フラクチャー9

Gen.G Esports vs Global Esports

Gen.G Esports獲得ラウンドマップGlobal Esports獲得ラウンド
8パール13
8ロータス13
-ヘイブン-

DRX vs Rex Regum Qeon

DRX獲得ラウンドマップRex Regum Qeon獲得ラウンド
8ヘイブン13
13スプリット10
13パール2

Paper Rex vs Talon Esports

Paper Rex獲得ラウンドマップTalon Esports獲得ラウンド
11パール13
13スプリット4
13フラクチャー10

Pinnacle VCT eスポーツベット

DetonatioN FocusMe敗退

VCTパシフィックリーグWeek6でも勝利まであと一歩に迫ったDetonatioN FocusMeでしたが、残念ながら敗戦。0勝6敗となりVCTパシフィックリーグではPlayoffの進出はできずにリーグステージで敗退することが決定しました。

どの試合も本当にあと一歩で勝利というところまではたどり着いていただけに非常に悔しい結果となりました。Playoff進出は叶わないものの、残りの試合はLCQ、来シーズンのパシフィックリーグにつながる戦いをしてほしいですね。

ZETA DIVISIONが3勝2敗対決を勝利

Playoff進出のボーダー6位まで並んだ重要な3勝2敗対決となったZETA DIVISION vs Team Secretを勝利したのはZETA DIVISIONでした。

重要なキルを獲得するcrow

VCTパシフィックリーグでZETA DIVISIONの中でも週を追うごとに成長著しいのがcrowです。Team Secret戦ではラウンド獲得に重要なポイントでキルを獲得し、チームを勝利に導きました。

ファーストマップのスプリット第7ラウンドでは最後の1vs1で撃ち合いには負けてしまうものの、素晴らしい立ち回りでラウンド取得をしている姿も見られました。また、第22ラウンドではショーストッパー+ブラストパックで跳んだレイズをキルしながら3キル連続で獲得するエイムも見せてくれました。

Lazの1vs5?

この試合で多くの視聴者が興奮したのは最終マップフラクチャーの第11ラウンドでしょう。

武器不利でラウンドを戦うことになったTeam SecretはAのロープ周りに人数を固め、スキルを合わせながら一気に戦うことを選択。作戦通りとなり、Lazが1人残る1vs5の状況になります。しかし、立ち位置をうまく調整しながら1vs1を常に作り出し、Lazが4人連続キル。最後の1キルを壁抜きで試みるものの、逆に相手に抜き返されて1vs5クラッチ成功とはなりませんでした。

チェンバーメタの終わりやIGLを務めることになり、世界3位になった時ほどの輝きは出せていなかったLazでしたが、この試合ではこのほかにもシェリフでマルチキルを獲得する姿なども見られ、撃ち合いの強さ・うまさを出し、確実に成長している姿を見せてくれました。

Global Esports大金星

VCTパシフィックリーグWeek6で唯一2マップで終わったのがGen.G Esports vs Global Esportsでした。海外評価が高いながらもなかなか勝利を挙げられなかったGlobal Esportsでしたが、徐々に調子を上げ、SKRossiも合流し、2勝目を獲得しました。Global Esporstが勝つとしてもマップカウント2-0で勝つことを予想できた人は少ないのではないでしょうか。

中でも素晴らしい活躍を見せてくれたのはSKRossiでしょう。2マップ合わせて47キル29デス、ファーストブラッド13の活躍を見せてくれました。ロータスの第9ラウンドでは後続の味方がエントリーについてこれていなかったのにもかかわらず、エースを獲得する強さを発揮しました。

DRXがヘイブンを落とす

Week6で衝撃だったのはDRXがヘイブンを落としたことです。これまで韓国といえばヘイブンが圧倒的に強い、その中でもDRXは別格といわれてきました。そんなDRXからRex Regum Qeonがヘイブンを獲得しました。

スピード感のある攻めで前半6-6のイーブンで終えると、守りでは素早くサイト内に人数をかける守り方、サイトを開けた状態から勢いのあるリテイクでDRXにアビリティを使わせない、使っても止まらない動きでマップを取得していきました。

VCTパシフィックリーグWeek6順位表

最後にVCTパシフィックリーグWeek6終了時点での順位表を見ていきましょう。

順位チーム名勝利-敗北獲得マップ-喪失マップ獲得ラウンド-喪失ラウンドラウンド得失差
1位DRX6-012-2178-113+65
2位Gen.G Esports4-29-5148-135+13
3位Paper Rex4-29-6171-141+30
4位T14-28-6136-139-3
5位ZETA DIVISION4-28-7166-161+5
6位Team Secret3-37-8164-162+2
7位Global Esports2-47-8165-162+3
8位Rex Regum Qeon2-46-8133-150-17
9位Talon Esports1-54-10121-171-50
10位DetonatioN FocusMe0-62-12121-169-48

Gen.G EsportsがGlobal Esportsに負けたことによって、4勝2敗チームが4チーム並ぶことになりました。これでZETA DIVISIONはあと1勝でPlayoff進出確定、Talon Esports、Rex Regum Qeon、Global Esportsがそれぞれ1敗した時点で、ZETA DIVISIONが残りの試合全敗でもPlayoff進出確定となりました。

しかし、Playoffはリーグステージ1位、2位チームがアドバンテージを得る変則トーナメントです。2位まで4勝2敗で並んだ以上、残りの試合も全勝で1位、2位抜けを目指してほしいですね。

まとめ

今回は5マッチ中4マッチが3マップを戦う接戦続きとなったVCTパシフィックリーグWeek6の結果を紹介してきました。中にはDRXがヘイブンを落とすなど、前評判とは異なる試合も見られ、非常に面白い展開ばかりでしたね。

ZETA DIVISIONの残りの試合は4勝2敗で並んだ3チームとの直接対決です。全勝すれば2位以上での通過が確定するので、ぜひ応援しましょう。また、DetonatioN FocusMeは残念ながら敗退が決まってしまったものの、LCQや来シーズンの戦いもあるので今後の成長を楽しみにしましょう。

ピナクル VCT