エレクトロニック・アーツ（EA）は9月29日（月）、サウジアラビアの公的投資基金（PIF）を含むグループによる約550億ドルでの買収を発表した。これは同社のeスポーツ事業にどのような影響を与えるのか？

EAは世界最大級のゲームパブリッシャーの一つであり、EA SPORTS FC（旧FIFA）、Madden NFL、カレッジフットボール、エーペックスレジェンズ、Fomula 1 レーシングゲームなど、数多くの人気シリーズを擁している。

 

EA、PIF買収を発表

「EAの創造力と情熱に溢れるチームは、何億人ものファンに素晴らしい体験を提供し、世界で最も象徴的なIPを築き上げ、私たちのビジネスに大きな価値を生み出してきました」と、EAのCEOであるアンドリュー・ウィルソンは声明で述べている。「この瞬間は、彼らの素晴らしい功績を強く称えるものです。今後も、エンターテインメント、スポーツ、そしてテクノロジーの限界を押し広げ、新たな機会を切り開いていきます。パートナーと共に、未来の世代にインスピレーションを与える、変革をもたらす体験を創造していきます。私たちが築き上げている未来に、これまで以上に大きな活力を感じています。」

 

これは EA の e スポーツ事業にとって何を意味するのか?

 

EAは、クラフトン、テンセント、ユービーアイソフトとともに8月に発表されたeスポーツネイションズカップの創設パートナーの1つです。

eスポーツはPIFの計画において重要な役割を果たしており、eスポーツワールドカップのような大会では世界最高峰の選手たちがリヤドに集結し、数百万ドルの賞金が懸けられている。さらに、2026年にはeスポーツネイションズカップの開催が予定されている。

このため、PIFがEAのeスポーツタイトルをさらに買収する動きは、デジタル成長戦略へのゲーム統合を加速させる計画の表れと見る向きが多い。

EAは8月にKrafton、Tencent、Ubisoftと共に発表された「eスポーツネイションズカップ」の創設パートナー企業の一つである。

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