みなさんはAoEとはどんなゲーム用語か知っていますか。聞いたことがあるという人も多いかと思います。しかし、AoEにはゲームに関連する意味だけで3つの意味を持っています。1つの意味を知っていても残りの2つの意味を知らなかったという人が大半なのではないでしょうか。
そこで今回はAoEの3つの意味について紹介していきます。ここ最近ではAoEを知っていて当然な言葉と扱うようにもなってきたのでほかのゲーマーに置いて行かれないためにもチェックしてみてください。1つの意味はファイナルファンタジーなどでも用いられる意味なのでぜひ覚えていってください。
1.Area of Effect
まず最初に紹介するAoEの意味はArea of Effectです。AoEとはArea of Effectを略しているというわけですね。日本語では「範囲効果」と呼ばれています。つまり、キャラクターの攻撃や呪文を1つまたは複数の対象に指定して影響を与えるのではなく、領域・範囲を指定して影響を与えるものになります。この用語はRPG(ロールプレイングゲーム)では今や必要不可欠なものになりました。
この意味のAoEとはEスポーツでも多く使用されていますね。Eスポーツとはコンピュータゲームやビデオゲームで競技性のあるゲームをスポーツとして捉える際に用いられる言葉です。
Area of Effectとスプラッシュダメージ・スプリットダメージ
スプラッシュダメージはAoEの一種として考えることができます。スプラッシュダメージとはある特定の対象にダメージを与えると、追加でランダムに周囲にダメージを与える効果のことです。つまり、ある特定の対象の周囲を範囲として攻撃するためAoEの一種として考えることができるわけですね。
一方でスプリットダメージはAoEの一種としては考えることができません。スプリットダメージとは複数の対象にダメージを与えることです。複数の対象を指定する、つまり範囲ではなく対象を指定するためAoEの一種とは考えられないということになります。

どのゲームでAoEが使えるの?
AoEが影響を強く与えるゲームは次のようなゲームです。
オーバーウォッチ2
オーバーウォッチ2は5対5の一人称視点のシューティングゲームです。オーバーウォッチ2になってから新たに登場したヒーローであるラマットラのアルティメットもAoEですね。ラマットラはアルティメット使用時に範囲内にいる敵に対して継続的にダメージを与えるようになります。また、メイのアルティメット、ルシオのサウンドバリアもAoEの効果を持っています。
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League of Legends
League of Legends(LoL)は世界で最も人気があるといっても過言ではないMOBAタイプのゲームです。このゲームではAoEが非常に多彩でスキルの種類によって見える範囲、見えない範囲を基準に使用することができます。
例えばチェーンAoEは特定のターゲットにヒットした後、効果範囲内の敵にランダムに影響を与えます(ブランドの業火など)。一方で、自分のキャラクターが近くにいる人を攻撃することで生まれるAoE(アムムのめそめそミイラの呪いなど)や、前方のエリアに直線状や円錐状に影響を与えるもの、指定したエリアに影響を与えるものがあります。
League of Legends Wikiでは、各ランクの測定値、ゲーム内でのAoEとタイプの意味、ゲーム中に配布されるポイントに基づく増加方法を見ることができます。ただし、AoEのランクを測るためには敵のナサスの「アヌビスの怒り」のオーラが自分に届かないように、どれだけ逃げなければならないのかを見るのが一番です。
Fortnite
Fortniteは無料のバトルロイヤルゲームの人気を作り上げたといっても過言ではないゲームの1つです。FortniteではAoEを有効に使うことが勝利のカギとなることもあります。建築などで自分のエリアを作り上げるこのゲームでは放火系のAoE攻撃は時に最高DPSを誇る武器よりも価値があります。
Dota 2
Dota 2はMOBA系ゲームの始祖とも呼ばれ、Eスポーツゲームでは最高クラスの賞金額も用意されるゲームです。LoLと同様に、AoEがチーム戦略において基本的な役割を果たすゲーム性になっています。特に追加効果を持つもの(近くにいる敵を引き寄せてスタンさせるようなDPSに優れたパートナーが大量キル獲得しやすくなる)は重要なものになっています。
Hearthstone
HearthstoneのようなカードゲームにもAoEは存在します。主にメイジデッキに見られるAoE攻撃はHeathstoneのデッキのいたるところに存在します。フレイムストライクというカードはフィールドにいる敵のミニオンすべてにダメージを与えることができます。
FF14

AoEとはFF14にも存在します。しかもFF14のAoEの種類は豊富にあります。
- 円範囲
- 直線範囲
- 扇状範囲
- 米印範囲
さらに円・直線・扇状の範囲に及ぶAoEは2つの種類があります。FF14で敵のAoEを避けるコツは気持ち早めに避けることを意識することです。FF14のAoEとは消えた後ではなく、消える直前に被弾する対象が確定するからです。
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World of Warcraft
AoEとはWorld of Warcraftにもあります。World of WarcraftのAoEには次のようにあ種類があります。
- コーンスペル(プレイヤー中心、角度:90°)
- ポイントブランクAoE(プレイヤー中心、角度:360°)
- 地上ターゲットAoE(ターゲットエリア中心、角度:360°)
- 単一ターゲットAoE(対象ターゲット中心、角度360°)
- Chain Spells
- Cleave effects(ターゲット中心、角度:70°)
World of WarcraftにはAoEにダメージ上限が設けられています。パッチ5.2.0以降はエリアダメージの上限が20のターゲットとなっています。例えばAoEで各ターゲットに10000ダメージを与える場合、最大20のターゲットに対してターゲットごとに10000ダメージ、合計200000ダメージ与えることができます。しかし、25のターゲットに対してダメージを与える場合、合計の200000ダメージを25のターゲットで分割し、1つのターゲットに対して8000ダメージしか与えられないようになります。
Mobile Legends
Mobile LegendsのAoEとはDota 2やLeague of Legendsの持つAoEの意味とほとんど変わりません。その最たる例がオーロラのアルティメットです。指定した範囲に巨大な氷の岩を打ち出し、敵にダメージを与えて減速させるものになっています。
AoEとは3つの意味を持ち、ゲーマー間でも意味理解の行き違いが生じる言葉でしたが、意味を知ってしまえばそれほど紛らわしいこともないことがわかりましたね。あとは自分がプレイしたいゲームでどの意味のAoEが用いられるかを正しく理解するだけです。
2.AMATEUR OCEANIC ESPORTS

2つ目のAoEとはAMATEUR OCEANIC ESPORTSです。オーバーウォッチの「AAOL」、「Rise Up Invitational」などの大会を運営するオセアニアにおけるローエンドのEスポーツ大会の主要な主催者となっています。様々なカテゴリーから800人以上のプレイヤーが参加できる空間と技術が設定され、ハイエンドな接続環境を実現し、中堅からトッププレイヤーになりたいというプレイヤーの足掛かりとなるようなコンテンツを提供しています。AAOLでは毎年、チームの有無にかかわらず500人以上のオーバーウォッチプレイヤーが集まり、約10週間、チームやプレイヤー間の自由な連携で競い合うイベントが用意されています。このようにAoEはプレイヤーを支援することを目的としたコミュニティです。同時に大会運営にかかわるオブザーバーやディレクターが知識を補完できるようなサポートも提供しています。
3.Age of Empires

最後に紹介するAoEとはAge of Empiresです。Age of Empiresとはアンサンブルスタジオが開発し、1997年にマイクロソフトが販売したリアルタイムストラテジーゲーム(戦略シミュレーション)です。旧石器時代・新石器時代・青銅器時代・鉄器時代を舞台にプレイヤーは1つの時代を選択し、その指導者となり自身の文明を発展させ、特殊な技能や能力を手に入れてき、最終的にほかの文明を滅ぼすなどの条件を満たして勝利を目指します。
Age of EmpiresのEスポーツはマイクロソフトがアメリカのローカルトーナメントの優勝者に6万ドルの賞金を提供するまでは、それほど知名度・人気はありませんでした。Age of EmpiresはFortniteやValorantなどのメジャーなタイトルほど名声・賞金はないものの、Eスポーツのオリンピック競技追加に向けて重要な意味を持つ90年代のリアルタイムストラテジーゲームの柱の1つとなっています。
AoEの対義語は?
AoEには3つの意味があると紹介してきました。AoEの「Area of Effect」としての意味に関しては対義語が存在します。AoEとは「範囲指定効果」のこと、つまり対義語は「対象指定効果」です。AoEが特定のエリアを指定するのに対して、対象指定効果は特定の敵やオブジェクトなどの対象を指定するということですね。
まとめ
今回は3つの意味を持つゲーム・Eスポーツ用語AoEについて紹介してきました。これまでAoEとはと疑問に思っていた人もこれでAoEの意味をマスターできたのではないでしょうか。オンラインでゲームを友人間などでプレイする際は最初に紹介したArea of Effectとしての意味が多いですね。主にAoEとはArea of Effectの意味を表していると覚えておけば普段のゲームプレイでは問題ないでしょう。ぜひ友人とゲームを行う際の共通言語として使用してみてください。報告が簡潔に行えてより一層ゲームに集中できるはずです。
AoEとはのよくある質問
ここでは「AoEとは」のよくある質問について3つ回答していきます。
AoEとはどのゲームでよく使われるの?
優秀なAoEがプレイヤーの命を救うゲームは数多くあります。しかし、その中でも現在AoEの影響力が最も大きいと考えられるEスポーツタイトルはオーバーウォッチ、League of Legends、Fortnite、Dota 2です。lolではもはやlolの用語として使われることもありますね。
AoEとはどのゲームジャンルでよく使われるの?
今ではどのようなゲームでもAoEを使うようになりました。その中でもRPGやMOBAでは特に強い能力としてAoEが使われます。MOBAとはマルチプレイオンラインバトルアリーナのことで、3vs3や5vs5のチームに分かれ、味方のチームと協力しながら敵チームの拠点制圧を目指すオンライン対戦ゲームです。
lolで最強のAoEとはどのキャラクターが持っているの?
lolではAoEがかなり重宝されています。その中でもlol最強のAoEキャラクターとされるのがオリアナです。AoEでダメージを出せるだけでなくCC(クラウドコントロール)で敵の動きも制限できることがこのキャラクターの魅力となっています。