ゲーム・eスポーツのトップ選手として活躍するのがプロゲーマー。ゲーマーの方ならプロゲーマーになりたいと思ったことがある人も少なくないのではないでしょうか。今ではeスポーツの人気も高まり、数多くのプロゲーミングチームがあります。好きなチームがあればプロゲーマーを目指すモチベーションにもなるし、大会を観戦する際の楽しさも段違いです。
そこで今回は日本国内で人気のプロゲーミングチームについて紹介していきます。プロゲーマー以外にもプロゲーミングチームのスタッフ(選手以外の役職)についても紹介していきます。
日本で人気のプロゲーミングチーム
まずは日本で人気の高いプロゲーミングチームについて紹介していきます。今回は日本人選手が活動している・日本に拠点を置いているどちらかの条件を満たしているチームを紹介していきます。
Crazy Raccoon

日本国内でトップを争うレベルで人気のあるプロゲーミングチームが「Crazy Raccoon」です。Crazy Raccoonが主催している「CRカップ」を見たことがあるという人も多いのではないでしょうか。プロゲーマーだけでなく、人気ストリーマーが数多く在籍しており、Valorantは日本トップレベル、Apexでは世界トップレベルの選手が集まっています。ただ選手が大会に出るだけでなく、ガレリアとのコラボゲーミングPCの発売、アパレルコラボ商品の発売など様々な箇所に力を入れていますね。そんなCrazy Raccoonには2022年12月現在以下の部門があります。
- APEX LEGENDS
- CLASH ROYALE
- FORTNITE
- VALORANT
- SUPER SMASH BROS
- STREAMER
ZETA DIVISOIN

「ZETA DIVISION」はプロゲーミングチーム「JUPITER」が2018年にリブランディングしてできたチームです。Valorantでは「VCT2022 Masters Stage1」で世界3位に輝き、世界的にも注目を集めるチームとなりましたね。
また、IdentityV部門では日本のトップリーグ「IdentityV Japan League」の2022年夏・秋の2連覇を達成しています。Crazy Raccoon同様にアパレル商品も数多く発売しているので気になった方はチェックしてみてください。そんなZetaには2022年12月現在以下の部門があります。
- BRAWL STARS
- FORTNITE
- IdentityV
- PUBG MOBILE
- SUPER SMASH BROS.
- VALORANT
- VALORANT GC
- VALORANT ACADEMY
- CREATOR
BRAWL STARS部門は2021年の世界大会で優勝しています。CREATOR部門には超人気ストリーマーの関優太、k4sen、オーバーウォッチの世界的選手であったta1yo、日本のApex競技シーンを初期のころから支えてきたすでたきなどが在籍しています。
DetonatioN FocusMe

「DetonatioN FocusMe」は2022年12月12日に「DetonatioN Gaming」と「TEAM GAMEWITH」が統合してできたプロゲーミングチームです。DetonatioN FocusMeといえば日本のLoL最強チームですね。
実はDetonatioN FocusMeは日本で初めてフルタイム・給与制を導入し、チーム所属外国人に対して「アスリートビザ」を取得するなど、常に世界と戦うことを意識してきたチームです。そんなDetonatioN FocusMeには2022年12月現在以下の部門があります。
- LEAGUE OF LEGENDS
- VALORANT
- FORTNITE
- EFOOTBALL
- APEX LEGENDS
- SUPER SMASH BROS
- SPLATOON
- STREET FIGHTER
- PUBG MOBILE
- SHADOWVERSE
- STREAMER
VALORANT部門は世界トップチームが集まるインターナショナルリーグのパートナーチームに選出されたりと今後の活躍が注目されているチームの一つになっています。
DeToNator

@DeToNator_GG
今も昔も日本のプロゲーミングチームといえば「DeToNator」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。DeToNatorは最初期から日本のeスポーツ業界を支えてきたといっても過言ではないプロゲーミングチームです。プロゲーマーから人気ストリーマーになった人も数多く在籍していました。関優太、SHAKA、SPYGEAももともとはDeToNatorに所属していましたね。そんなDeToNatorには2022年12月現在以下の部門があります。
- SPLATOON
- ROCKET LEAGUE
- VALORANT
- VALORANT ACADEMY
- APEX LEGENDS
- STREAMER
現在Apex部門にはメンバーがいない状況ですが、過去には日韓No.1に輝いたこともあるチームです。
Fnatic

最後に紹介するプロゲーミングチームが「Fnatic」です。「Fnaticは海外のチームじゃないの?」と思う人もいると思います。Fnaticはイギリスを本拠点として活動する一方で、2019年からは日本の東京にも拠点を置いて活動しています。Twitterのアカウントにも「FNATIC JAPAN」という公式アカウントがありますね。
Apex部門は全員が日本人選手のチームにもなっていますね。RAINBOW SIX: SIEGE部門も、日本人選手に加えてレジェンドプレイヤーでもあるMagがコーチを務めています。Magは日本人選手とのコミュニケーションを円滑に進めるために日本語の取得に励んでもいるそうです。
また、DeToNatorに所属していた人気ストリーマーのSPYGEAも現在はFnaticのクリエイターとして活動しています。そんなFnaticには2022年12月現在以下の部門があります。
- LEAGUE OF LEGENDS
- CS:GO
- VALORANT
- DOTA 2
- HALO
- RAINBOW SIX:SIEGE
- FIFA
- APEX LEGENDS
- LEAGUE OF LEGENDS TQ
- CS:GO RISING
- HPU
- NETWORK
- CREATORS
Valorant部門のメンバーは2022年12月に行われた日本のRiot Games Oneのイベントに来日して出場してくれましたね。Esports.netではValorantプロの設定も紹介しているので気になった方はぜひそちらもチェックしてみてください。
プロゲーマーになるには
プロゲーマーといえばゲーマーのあこがれでもありますよね。では一体何をすればプロゲーマーになることができるのでしょうか。
トライアウトに参加
プロゲーミングチームがプロゲーマーを募集するときにはトライアウトが行われることがあります。このトライアウトで実力を発揮し、チームに必要な選手だと判断されれば晴れてプロゲーマーになることができます。トライアウトに参加するにはそのゲームのランクマッチなどで最高ランクに近い実力を持っていることが条件になることがほとんどなのでトライアウトにいつか参加してみたいと考えているプレイヤーはまずはランクマッチで高ランクにたどり着き準備をしておきましょう。
大会に参加する
多くのゲームではプロゲーミングチームに加入していなくても大会に参加することが可能になっています。積極的に大会に参加して結果を残すことでプロゲーミングチームから声がかかり、プロゲーマーになることも可能です。
人気のゲームで実力をつける
実はプロゲーマーになるためには人気のゲームをプレイして実力をつけることが重要になります。人気のないゲームがどれだけうまくなってもゲーム自体にスポンサーがつかなければ大会が開かれることもなく、プロゲーマーになることはできません。
プロゲーミングチームで働くには
ゲーマーであればプロゲーミングチームに加入することは夢の一つでもありますよね。プロゲーミングチームで働くためには必ずプロゲーマーになる必要があるわけではありません。
プロゲーミングチームではスタッフ募集をすることも多々あります。では一体チームに求められているスタッフはどんな役職があるのでしょうか。
ディレクター
プロゲーミングチームのディレクターの業務内容は主に以下の4つになります。
- プロモーションの制作
- 制作チームのマネジメント
- 新企画の立案
- 案件の営業
プロゲーミングチームのスタッフ募集でディレクターに応募するにはeスポーツやゲームに関する興味関心や、制作への高い意欲が必須となります。このほかにもイベント制作の経験や英語・韓国語・中国語などの他言語を習得していると歓迎されたりしますね。
チームマネージャー
チームマネージャーの業務内容は主に以下の3つになります。
- チーム所属メンバーのマネジメント
- スポンサーとの交渉
- ファン・コミュニティとの交流
今やプロゲーマーはただゲームの大会で戦うだけでなく、ファンとの交流も重要な仕事になっています。そこで選手を支えるチームマネージャーは非常に重要な役職になります。大会で戦う選手を間近で支えたいという人はぜひプロゲーミングチームのスタッフ募集にチームマネージャーがあった際には応募してみてはいかがでしょうか。
コンテンツクリエイター
コンテンツクリエイターの業務内容は主に以下の3つです。
- チームにかかわるクリエイティブ制作
- 出演・主催イベントのクリエイティブ制作
- 新企画の立案
eスポーツの大会・イベントの映像などのクリエイティブはここ数年で急激に進化を遂げており、どのイベントに行ってもかっこいいものばかりですよね。それらを制作しているのがコンテンツクリエイターです。プロゲーミングチームのコンテンツクリエイターになるためにはeスポーツやゲームに関する興味関心だけでなく、デザイン制作経験も重要視されます。
今回は各種役職について主な業務内容について紹介してきましたがプロゲーミングチームによっては求められる業務内容・能力が違う場合があります。プロゲーミングチームのスタッフ募集に応募する際にはぜひ募集要項をしっかりとチェックすることを忘れないでください。あなたのこれまでの経験を好きなプロゲーミングチームのために生かすチャンスが来るかもしれません。
また、プロゲーミングチームによってはこのほかの役職も募集していることが多々あります。一つの例としてはSNS運営スタッフなどがありますね。プロゲーミングチームにかかわらずSNSの流行、企業の良さを多くの人に伝えるツールとしての使いやすさからSNSの運営は重要視されています。自分の好きなチームの魅力を自分の手でSNSを通じて多くの人に知ってもらえることは間違いなく仕事のやりがいになります。
まとめ
今回は国内人気のプロゲーミングチームと、プロゲーマー以外の道でのプロゲーミングチームとのかかわり方について紹介してきました。これまで日本はeスポーツ後進国として世界で活躍できないといったことも多くありましたが、今では世界から注目されるほどeスポーツが盛んな地域になりました。ぜひ今後も日本のプロゲーミングチームには世界で活躍してほしいですね。
また、プロゲーマー以外でも好きなゲーム、チームにかかわる方法はたくさんあります。ぜひTwitterなどでプロゲーミングチームのスタッフ募集の情報を見逃さないようにしてください。好きなチームが世界で活躍する歴史的瞬間に間近で立ち会えるかもしれません。
プロゲーミングチームのよくある質問
プロゲーミングチームは今では日本でも数多くのチームが存在します。そこでここではプロゲーミングチームについてよくある質問を3つ回答していきます。
-日本トップの実力があるプロゲーミングチームは?
eスポーツのゲームタイトルも様々なので一概に日本トップのプロゲーミングチームを決めることはできません。2022年であればLoLならDFM(DetonatioN FocusMe)、ValorantならZETA DIVISIONが日本トップのプロゲーミングチームの呼び声が高いですね。
プロゲーミングチームが戦うeスポーツとはそもそも何?
eスポーツとはコンピュータやビデオゲームで競技性のあるゲームを競技として捉えた時に呼ぶ総称です。将来的にオリンピック競技に加える動きもみられているので今後間違いなく注目されていくスポーツジャンルです。
プロゲーミングチームが主催するeスポーツ大会はあるの?
プロゲーミングチームが主催するeスポーツ大会もあります。日本で人気の大会だとCrazy Raccoonが主催するCRカップが挙げられますね。そのほかにもZETA DIVISION、SCARZが主催するApexやValorantの大会も開催されています。