OWCSがオーバーウォッチの新たな競技リーグとして2024年1月24日に発表。OWリーグが終了し、今後どうなるのかと不安視されていたOW競技シーンに新たな大会が登場しましたね。この発表を待ち望んでいたという人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は新たなOW競技リーグとなるOWCSの大会概要について紹介していきます。日本国内の単独大会なども開催されるます。さらに年に2回大型のオフライン環境での大会も予定されているようなのでぜひチェックしてみてください。OW2からオーバーウォッチにハマったという人も必見です。
OWSCとは?

まずはOWCSがどんな大会なのかを見ていきましょう。OWCSとは「オーバーウォッチ・チャンピオン・シリーズ」の略です。これまでの固定のチームに選手が参加していくOWリーグとは異なり、北アメリカ、ヨーロッパ・中東・北アフリカ、アジアのプレイヤーを対象とした国際競技サーキットとなります。
2024年には2回の国際オフライン大会の開催を予定。各チームはこの国際大会出場を目指して地域ごとのトーナメントを戦います。
OWCS各地域大会詳細
次にOWCSでの各地域ごとの大会詳細を紹介していきます。
北アメリカ&EMEA
北アメリカとEMEAでは年間を通して4つのステージ、そして2回の国際大会が行われます。4つのステージでは「オープン予選」と「メインイベント」が開催。ここで各チームは勝利することによってサーキットポイントを獲得。このサーキットポイントによって国際大会への出場が決まります。
サーキットポイントは国際大会への出場権だけではありません。獲得ポイントの上位にランクインすると各イベントにおけるシード権を獲得することができます。もしかするとスノーボール式に国際大会出場チームが決まるなんとこともあるかもしれませんね。
北アメリカとEMEAのOWCSのステージは以下の構成。
- スイスステージ
- グループステージ
- メインイベント
アジア
アジア地域では北アメリカ&EMEAとは異なった形式でOWCSが行われます。アジア地域では韓国・日本・太平洋地域の3つの地域ごとに大会が開催。OWCSへの出場権をかけて各地域ごとの方式でトーナメントが行われます。
アジア地域のチームは年間で2回の対戦ステージに参加。これにはまず地域ごとに行われる予選を勝ち上がって参加する必要があります。そしてこの年間2回の対戦ステージの結果によって国際大会出場が決まります。
OWCSアジア地域大会詳細

ここからは日本地域も含まれるOWCSアジア地域をより詳しく見ていきましょう。
3つの地域オープンステージ
まずは以下の3つのステージからスタートします。
- OWCS Korea Open
- OWCS Japan Open
- OWCS Pacific Open
韓国・日本は上位9チーム、パシフィックでは上位8チームが次のステージに進出することができます。このステージには誰でも出場できるようになっています。
OWCS Asia Regional Tournament
3つの地域オープンステージから勝ち上がってきたチームはOWCS Asia Regional Tournamentに出場します。ここでも以下の3つの地域に分かれて対戦。
- OWCS Korea
- OWCS Japan
- OWCS Pacific
そして韓国は上位3チーム、日本・パシフィックは上位2チームが次のステージへ進出。ここで韓国の4位、日本・パシフィックの3位チームはワイルドカードステージで総当たり戦を行います。このワイルドカードステージで勝利したチームも次のステージに進出することができます。
アジア最強チーム決定戦
OWCS Asia Regional Tournament、そしてワイルドカードステージで勝利したチームはいよいよアジア最強決定戦を行います。それがOWCS Asia Championship。このOWCS Asia Championshipで上位2チームになるといよいよアジア地域代表チームとして国際大会「OWCSメジャー」に出場することができます。
OWCS Asia Championshipは韓国・ソウルでオフライン大会として開催されます。4日間にわたるベスト8のダブルエリミネーショントーナメントで行われます。
日本大会の形式

ここからはOWCS Japanの大会形式を詳しく紹介していきます。
ラウンドロビンステージ
まずはOWCS Asia Regional Tournamentに進出した9つのチームがシングルラウンドロビン形式(総当たり形式)で対戦。
- 上位4チーム:プレイオフ進出
- 5~8位チーム:LCQに進出
- 最下位チーム:敗退
LCQ
LCQにはラウンドロビンで5~8位だったチームが出場。ここで上位2チームになるとプレイオフへ進出することができます。
シード決定戦
ラウンドロビンステージで上位4チームだったチームはその順位そのままトーナメント配置が決まるわけではなく、シード決定戦によってトーナメントのシード権を獲得します。
プレイオフ
プレイオフはBo6のシングルエリミネーション方式。トーナメントの初戦の組み合わせは以下のようになります。
- 予選3位チームvs予選5位チーム
- 予選4位チームvs予選6位チーム
第1、2シードを獲得したチームはベスト4からの登場となります。しかも第1シードを獲得したチームはプレイオフ1回戦の対戦を見て、対戦相手を決めることができるというアドバンテージを獲得します。そして上位2チームになったチームがOWCS Asia Championshipへと出場することができます。そしてここで3位になったチームはワイルドカードステージに進みます。
OWCS大会ルール
今大会では地域ごとの大会で予選が行われるということもあってか「毎試合出場する選手の内3人は該当地域の選手で構成されなければいけない」というルールが設けられています。
OWCS日程

OWCSの大会日程は以下のようになっています。
- 2月:アジアステージ1 Open Qualifier
- 3月:NA&EMEA ステージ1 Open Qualifier+アジアラウンドロビン&LCQ
- 4月:NA&EMEA ステージ2 Open Qualifier+アジアプレイオフ&ワイルドカード&メインイベント
- 5月:OWCS Maojrs
- 8月:NA&EMEA ステージ3 Open Qualifier&メインイベント+アジアステージ2 Open Qualifier&ラウンドロビン&LCQ
- 9月:NA&EMEA ステージ4 Open Qualifier+アジアプレイオフ&ワイルドカード&ラウンドロビン&LCQ
- 10月:NA&EMEA ステージ4 メインイベント+アジアステージ2 メインイベント
- 11月:OWCS Finals
OWCSアジアスケジュール
OWCSアジアのスケジュールは以下のようになっています。
- 毎週月火水17:00~:OWCS Japan
- 毎週木17:00~:OWCS Pacific
- 毎週金土日17:00~:OWCS Korea
そしてOWCS Asia Championshipも木金土日の17:00~韓国語・英語・日本語での生放送が予定されています。
まとめ
今回はOWリーグに代わるOW競技シーンとして新たに設立されたOWCSの詳細について紹介してきました。オープン予選には誰でも参加可能ということもあり、新たな才能がどんどん見つかっていくかもしれませんね。日本からもVARREL以外にも世界で戦えるチームが現れることが待ち遠しいですね。
また、OWCSのアジア地域では毎日17:00~OWの試合を観戦することができます。これをきっかけにOW競技シーンが過去最高に盛り上がることは間違いないでしょう。ぜひ気になったという人はOWCSの試合をチェックしてみてください。