大荒れのストリートファイターリーグ: Pro-JP 2025 Division F 第7節、REJECTが首位奪還へ
株式会社カプコンは11月5日、11月4日に開催されたストリートファイターリーグ: Pro-JP 2025 Division F 第7節の結果についての速報を発表した。今回も大荒れの展開となっており、首位の2チームがもつれ合うデッドヒートを繰り広げた。

初戦から白熱の差し合い
第一戦はDetonatioN FocusMeとFUKUSHIMA IBUSHIGINの対戦となった。両チームがそれぞれ先鋒戦と中堅戦を一勝ずつ取り合う形となり、試合は「GO1選手」対「ジョニィ選手」の大将戦へと突入。DetonatioN側は現状4位であるがなんとかスコアを維持して食い下がりたい所である。先に主導権を握ったのはFUKUSHIMA側のジョニィ選手。一気に2BATTLEを先取して王手をかける攻めの強さを見せつけた。DetonatioN側のGO1選手も劣勢に屈さずに自身の持ち味を発揮し、試合を2-2へと振り出しに戻す展開に。要所の読み合いで無敵技を通し、最後は意地の中段を差し込んで勝負あり。GO1選手が今シーズン待望の2勝目を掴み取った。DetonatioN側は現状4位ながら、3位のZETA DIVISION Geeklyとは7節終了時点で10ポイント差に詰め寄った。
トップ争いのカードとなる第二戦
第二戦はポイントランキング首位を争う1位・2位対決。広島 TEAM iXAがAway側、REJECTがHome側で試合開始となった。TEAM iXA側のACQUA選手が一勝をもぎ取るも先鋒・中堅共にREJECTが勝利。大将戦に登場したのはひびき選手とふ~ど選手。それぞれクラシックスタイルのリリーとエドの使い手としてトップの成績を誇る選手同士の対戦カードとなった。試合は中間距離を掌握しつつ、自らバーンアウトも辞さないほど積極的にドライブゲージを使用。ふ~ど選手は素早い展開からの読み合いでひびき選手を追い込み、最後は無敵技暴れを通し切り、圧倒的な内容でストレート勝利。今回の勝利でREJECTは40ポイントを獲得し、ランキング首位を再び奪還。広島 TEAM iXAとのスコア差は現状10ポイントでREJECT首位となっている。
順位変動もあり得る注目の第三戦
第三戦はZETA DIVISION GeeklyとVARRELの組み合わせ。両チームが先鋒・中堅それぞれで1ラウンドを取り合い決着は大将戦にもつれ込む形となった。こちらも格ゲープレイヤーとして名の通るマゴ選手とももち選手の争いとなった。先に流れを掴んだマゴ選手は、
一気に2BATTLEを連取し王手。だがももち選手も負けておらず、怒涛の反撃で2BATTLEを取り返し2-2の振り出しへと試合を戻す。最終局面では一瞬の判断が勝敗を分ける状況となり、勝負のドライブインパクトを見事に返したももち選手が逆転勝利。ZETA DIVISION Geekly側が30ポイント、VARREL側が10ポイントとZETA側の勝利で幕を閉じた。
まだまだ目の離せないランキング
第7節終了時点でトップはREJECTの200ポイント、次点は広島 TEAM iXAの190ポイント、第3位はZETA DIVISION Geeklyの150ポイントと続く。ここまでがプレーオフ進出のボーダーラインとなる順位だ。第4位からはDetonatioN FocusMeが140ポイント、第5位はVARRELの100ポイント、第6位がFUKUSHIMA IBUSHIGINの90ポイントとなっている。現時点で残りの試合は3試合だ。

第8節ではZETAとDetonatioN側がマッチを行う他、下位のFUKUSHIMAとVARRELも上位2チームそれぞれと1戦ずつ交える形でトーナメントが進行する。1位と2位、3位と4位、5位と6位がそれぞれ10ポイント差で互いの順位を奪い合う状況となっており、ここからの順位変動や場合によっては同率2位や同率4位を狙えるチームも出てくる可能性は高い。どのチームも白熱の試合が行われる中で、新たなキャラクターとして実装されたC.ヴァイパーの起用も囁かれている。現にDivision S 第7節では同キャラクターがリーグ参戦を果たし、延長戦においてC.ヴァイパー同士の激闘が繰り広げられるといった一幕があった。対策や分析、研究が進みきっていない状況下であれば思わぬダークホースとして活躍する可能性は十分にあり得る話である。
次回のストリートファイターリーグ: Pro-JP 2025 Division F 第8節は11月11日の開催となり、3位と4位のZETA DIVISION GeeklyとDetonatioN FocusMeの直接対決が大きな見どころだ。どのチームもまだ栄冠が手に届く射程圏内であり、奇跡の逆転劇も起こり得るのがストリートファイターシリーズの恐ろしいところだ。もうしばらくは、白熱した状況が続くだろう。