ZETA DIVISION Valorant部門が新ロースターを2024年10月16日に発表。ついに2024-2025年を戦うメンバーが発表されました。昨年はパシフィックリーグで最終順位は8位。国際大会に出場することは叶いませんでした。さらにLazの引退という残念なニュースも。
そこで今回はZETA DIVISION Valorant部門の新ロースターについて紹介していきます。今回新たに選手として加入したのはFENNELで活躍していたメンバー。それぞれのメンバーの特徴やお披露目となったRed Bull Home Ground APAC Qualifierの戦いについて紹介していきます。
ZETA DIVISION Valorant部門新ロースター

さっそくZETA DIVISION Valorant部門の新ロースターを見ていきましょう。
前ロースター | 新ロースター |
---|---|
Laz(→OUT) | Dep |
Dep | SugarZ3ro |
SugarZ3ro | CLZ(→IN) |
hiroronn(→OUT) | SyouTa(→IN) |
Yuran(→OUT) | Xdll(→IN) |
Carlão(ヘッドコーチ) | Johnta(ヘッドコーチ)(→IN) |
JUNiOR(→OUT) | XQQ(→IN) |
crow(→OUT) | Carlão |
gya9 | gya9 |
Sieg | nokaze37 |
nokaze37 |
ZETA DIVISINO Valorantメンバー紹介
ここからは新たに2024-2025年シーズンに向けて集まったZETA DIVISION Valorant部門のメンバーについて紹介していきます。
Dep

昨シーズンに引き続き、チームをデュエリストとして引っ張るのがDep。フレックスからデュエリストメインに変更したことでパフォーマンスがかなり安定。VCT Pacific 2024 Stage1では平均ACSを見ると234で全体の5位となっていました。
Red Bull Home Ground APAC QualifierではT1相手にサンセットのネオンで大暴れ。30キル11デスでACS380の活躍を見せました。やはり爆発力のある選手で、乗っている時の強さはパシフィックでもトップクラスであることは間違いないでしょう。フレックスの経験も生きているのか、どのエージェントでも高いパフォーマンスを見てくれるので、非常に楽しみですね。
SugarZ3ro
Depと同じく昨シーズンから続投するのが、SugarZ3ro。日本のトップコントローラーとして世界的にも注目が集まる選手。これまではとにかく安定感あるプレイで、彼が残っていれば救ってくれる期待感がありましたよね。そんなプレイから「SugarHero」とも呼ばれていました。
今回新たなロースターになったことで、そんなプレイスタイルにも若干の変化があったように感じました。特に感じたのは自分のタイミングで勝負をする場面が増えたということ。メンバー全体のクラッチ力やIGLがCLZにわたったこともあり、自由なプレイスタイルになったように感じます。パフォーマンス全振りのSugarZ3roの活躍は間違いないでしょう。
CLZ
ZETA DIVISIONの新IGLを務めるのがCLZ。主にフラッシュ系イニシエーターやセンチネルを使用しています。ここぞという時の判断が非常に素早く、時には自身のフィジカルで相手を破壊するようなプレイも。Red Bull Home Ground APAC QualifierではT1戦のピストルラウンドで、1vs4クラッチを決める驚きのプレイも見せてくれました。
昨シーズンから徐々に攻撃的な面を見せ始めたZETA DIVISIONですが、CLZのIGLによりさらにアグレッシブなプレイを見せてくれそうですね。相手のプレイに対応するだけでなく、自分たちのプレイを相手に押し付けるようなプレイを来シーズンのパシフィックリーグでは期待したいですね。
SyouTa
FENNEL時代から高い注目を集めていたのがSyouTa。コントローラーを使用していたころから、その圧倒的なフィジカルに注目が集まり、デュエリストに転向。デュエリスト転向してすぐに高いパフォーマンスを出し続ける、臨機応変さもありました。
ZETA DIVISIONに加入し、Red Bull Home Ground APAC Qualifierではセンチネルを担当。ラーク時に1キルは必ず取ってくれるという期待感もある選手ですね。もしかすると2デュエリストの構成を行う際には、Dep×SyouTaの2デュエリストを見ることができるかもしれませんね。過去の経験もあり、フレックスロールとして、ZETA DIVISIONの戦術の幅を広げてくれているのは間違いないでしょう。
Xdll

最後にプレイヤーとして紹介するのはXdll。ソーヴァやフェイドなどのイニシエーターを使用し、とにかく偉いプレイができる選手ですね。さらに最後に残ってクラッチプレイも期待できる選手。過去にはTENNNの目の事情により、一度ZETA DIVISIONのサブプレイヤーに登録されるものの、その際はTENNNが間に合い、試合に出場することはありませんでした。
ついにZETA DIVISIONでXdllのプレイが見られるということで、楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。ソーヴァのハンターズヒューリーの精度には要注目。
コーチ陣
コーチ陣での大きな変更はヘッドコーチが変わったこと、XQQが帰ってきたことでしょう。昨シーズンヘッドコーチを担当したCarlãoからFENNELでコーチを務めていたJohntaにヘッドコーチが変更されました。Johntaは過去にFunPlus Phoenix、Team Heriticsなどでコーチを務めた経験があります。
そしてXQQがコーチに帰ってきました。過去にチームのコーチを務めていたXQQの合流は日本語コミュニケーションなどの面でもチームに大きな安心感を与えてくれるでしょう。
Red Bull Home Ground APAC Qualifier結果
次にZETA DIVISION新ロースターお披露目となったRed Bull Home Groundの結果を見ていきましょう。
- vs Crest Gaming Zst:13-8 WIN(ヘイブン)
- vs T1:13-8 WIN(ロータス)
- vs DetonatioN FocusMe
- 7-13 LOSE(アセント)
- 13-6 WIN(サンセット)
- 15-13 WIN(ヘイブン)
- vs T1
- 10-13 LOSE(ヘイブン)
- 5-13 LOSE(アセント)
- 13-7 WIN(サンセット)
- 3-13 LOSE(バインド)
グランドファイナルではマップカウント1-3でT1に敗れるものの、準優勝。特にサンセットは高いパフォーマンスを見せていましたね。DetonatioN FocusMeとの対戦も非常にハイレベルな試合となり、来シーズンの日本チームの活躍が待ち遠しくなりましたね。
まとめ
今回はZETA DIVISIONの新ロースターについて紹介してきました。Dep・SugarZ3roに加えて、FENNELの3人が加入。IGLもCLZに代わり、また一味違ったZETA DIVISIONをこれからも楽しむことができそうですね。
また、Red Bull Home Ground APAC Qualifierではチームのプレイスタイルも昨年よりもアグレッシブになったように感じました。来シーズンの戦いはどのくらい能動的に相手に仕掛けることができるのかが、勝利のポイントになると思うので注目していきたいですね。