EVO Japan 2026とEVO 2026のプレイタイトルが決定 北斗の拳やヴァンパイアセイヴァーなど息の長いタイトルに驚きの声

 12月10日、格闘ゲームの総合大会としてその名を知られる「EVO(Evolution Championship Series)」公式アカウントから、Youtubeのライブ配信やX上にてEVO Japan 2026の開催日程とタイトル、また同時にEVO 2026の開催日程とタイトルについて、併せて発表が行われる形となった。

 今回の種目で選ばれたタイトルはそれぞれ12本。タイトルの幾つかをピックアップしつつ、主にEvo Japan 2026について見ていく事にする。

EVO Japanで未だに名の通る世紀末格闘ゲーム

 今回EVO Japanで採用されたタイトルは次の通りだ。『ストリートファイター6』『鉄拳8』『GUILTY GEAR -STRIVE-』『グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-』『THE KING OF FIGHTERS XV』『Virtua Fighter 5 R.E.V.O. World Stage』『餓狼伝説 City of the Wolves』『ヴァンパイアセイヴァー』『UNDER NIGHT IN-BIRTH II Sys:Celes』『北斗の拳』『MELTY BLOOD: TYPE LUMINA』『2XKO』の計12タイトルでそれぞれトーナメントが開催される。

EVO Japan 2026の案内画像

 ほぼすべてのタイトルでPS5版の仕様で調整されたゲームでの対戦となるが、2XKOについては現在どのハードの物を採用するかについて調整を行っているとの事である。またMELTY BLOOD: TYPE LUMINAについてはPS4Pro版となるため、XboX版やSteam版に慣れたプレイヤーでも習熟が必要となる。

 そして今回採用された中で、2つのタイトルが注目を集めている。まずは今回アーケード筺体・ATOMISWAVE基板を使用しての大会となる「北斗の拳」である。同タイトルは2005年にリリースされた格闘ゲームであり、漫画・アニメ作品「北斗の拳」を原作とした対戦格闘ゲームだ。いわゆるキャラゲーに相当するタイプのゲームではあるものの、ゲーム内の挙動については斜め上の方向に調整をされている事で話題を掻っ攫っていった。

 例を挙げれば使用キャラの「レイ」が画面外へと上昇したまま戻ってこない「バグ昇竜」や、同じく使用キャラの「ラオウ」の猛烈なしゃがみ小パンチのハメ技、キャラクターが叩きつけられた後のバウンド数値が一定以上蓄積すると跳ねる動作となり、延々と攻撃のチャンスを得られる「世紀末バスケ」、更には操作キャラクターの1人「トキ」の凄まじい性能など、話題に事欠かず現在も研究が進んでいるという非常に息の長いタイトルである。その無法ぶりが愛されるタイトルとも言えるが、そんな同作品のEVO入りには多くのプレイヤーが驚きの反応を示している。

 もう一つのタイトルは「ヴァンパイアセイヴァー」だ。こちらもアーケード筺体・CPS2基板を使用しての試合となる。こちらは1997年5月にリリースされており、同作は格闘ゲームシリーズ「ヴァンパイア」の3作目に当たる。元々カプコン謹製の躍動感あるドット絵や演出がさらに磨き抜かれており、新規追加キャラクターの「リリス」や「バレッタ」は今でもファンの多い出来栄えとなっている。

 同作は格闘ゲームにおいては現在実装されているシステムをいち早く導入している。例えばダメージを受けた際に赤いゲージで示される「確定ダメージ」と、白く点滅する「回復可能ダメージ」に分けられており、白い方については逃げ回れば時間経過で回復するというゲージ回復系システムのいわば先駆けとなっている。またガード中に敵を大きく弾き飛ばす「アドバンシングガード」についても導入が行われているほか、今では多くの格闘ゲームにある「チェーンコンボ」についても、2作目の「ヴァンパイアハンター」にて実装済みである。そういった諸要素は、のちの格闘ゲームのシステムに繋がっていく先進的なものであったのだ。

 兎にも角にも、以前から長く親しまれている両タイトルの追加は「ほそぼそと流行ってさえいれば、EVOに追加される可能性はある」と多くのゲーマーの心に火を付けた発表となったのである。EVO Japan 2026は2026年5月1日(金)から5月3日(日)までの3日間、東京ビッグサイト 東1 – 3ホールで開催される。タイトルによっては2000名を超えるエントリー枠を設けており、各日程とも非常に濃密な内容となる事は間違いない。企業ブースも設けられる予定であるため、公式サイトを要チェックだ。

EVO 2026にも期待されるタイトルが参戦

 本家となるEVO 2026は2026年6月26日〜28日の期間、ラスベガス・コンベンションセンターにて開催される。本大会でのタイトルについても列記しておこう。『ストリートファイター6』『鉄拳8』『餓狼伝説 City of the Wolves』『UNDER NIGHT IN-BIRTH II Sys:Celes』『グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-』『Rivals of Aether II』『Invincible VS』『GUILTY GEAR -STRIVE-』『Virtua Fighter 5 R.E.V.O. World Stage』『ヴァンパイアセイヴァー』『BLAZBLUE CENTRALFICTION』『2XKO』の12タイトルだ。

 このうち対戦格闘ゲームであるBLAZBLUE CENTRALFICTIONや、4人対戦ゲームRivals of Aether IIは日本の大会には無いタイトルだ。またInvincible VSについては現在開発中の対戦格闘ゲームであり、2026年リリースという事でゲーム自体が世に出ていないなかでの発表という珍しいケースだ。同作は「インビンシブル〜無敵のヒーロー〜」を題材とした3on格闘ゲームであり、原作がスプラッタな描写溢れる作品である事もあって日本ではあまり知名度が高く無い。もしEVO 2026に向かう際はこういったタイトルをチェックしておくのも良いだろう。

 格闘ゲームの祭典として今年も賑わう事が予想されるEVO。格闘ゲームを盛り上げるべく、是非ともこの「お祭り」の空気を末永く維持したいものである。

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